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第2章: こぼれたミルクを嘆く
2-5. 久しぶりのお誘い
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今日は休部日。アタシたち1年生を含む部員はスケジュール通りに休みになっているけれど、一応体裁として休みにされているだけであって、試合の日が近いエース級の先輩たちは今日もコートを使って練習をしている。当然、あの中に割って入りたいという気持ちはあるけれど、この数週間の経験からそれはまだまだ難しいことだということもしっかりと自覚していた。
教室の掃除を終えたところで自分の荷物をまとめ、さあ帰ろうかと思ったところ、ちょうどいいタイミングで廊下の影からナミが見えた。
「ナミー!」
「あ、セナ?」
お互いに駆け寄る。全然意図したことではないのに、こういうときの行動が同じになってしまうのはよくあることだった。意味も無く、ちょっとだけ、嬉しくなる。
「帰るの?」
「うん。今日は試合が近い先輩たち以外はお休みなんだ」
「あ、ホント?」
やたらと嬉しそうな反応が返ってきた。ここ最近のナミは、こういう風な感情をストレートに出すようなリアクションが増えてきたような気がする。
これももしかすると――。
そんなことを考えて、またアタシの胸が軋むような音が聞こえる。自分ひとりで勝手に悲鳴を上げていたって仕方が無いのに。
「……ナミも帰るとこ?」
「ん。……実は、今日部活ないの忘れてて」
「え、珍しい」
「ねー。自分でもちょっと思ったもの」
いつもしっかりしているナミにしては、本当に珍しい。――アタシなんかは、しょっちゅう課題提出日をナミから教えてもらわないと、まともに締め切りを無視しちゃう程度にはだらしないのに。
「セナも帰るところだったら、いっしょに帰りたいなー」
「そりゃもう。もちろんオッケーよ」
そう言うと、ナミはにっこりと笑ってくれた。
〇
スクールバスの乗車列に並んだところで、ナミがこちらを覗き込んできた。
「でも良かったぁ。またちょっと久々になったよね、いっしょに帰るの」
「そう……かも、たしかに」
ここ最近のことを思い出そうとしてみて――ちょっと失敗した。部屋の掃除をしていたらしばらく見ていなかった本や写真が気になって整理の手が止まってしまうような。あんな感じの記憶が、アタシの脳を占有していく感覚。そんなことないと言って適当に切り捨ててしまうことはたしかに簡単かもしれないけれど、アタシのアタマの別なところではそれを止めようとくる。
――一体、何が正解なんだろう。
所詮は頭でっかち。マンガとかだけじゃ、やっぱり足りないのかもしれなかった。
「セナさぁ、最近よくアストくんといっしょに帰ってるって話聞いたからさー」
「……え」
それは――。
「え。誰から?」
動揺、しているのだろうか。今自分がナミに返した言葉は、口で出来上がってそのまま口の外に出て行ってしまったような感じがした。口から出任せ、というわけでもないけれど、反射的に考え無しに出て行った感じはする。
「誰から、ってわけでもないけどー。……まぁ、ほら。たまたまよ、たまたま」
たしかに、この前もその前も、周囲にはアストと同じ吹奏楽部の子たちがいた。あの子たちと帰るのかと思えば、彼らへのバイバイもそこそこにアタシの方に来てくれたような気はしていた。
「それで? 一緒には帰ってるんでしょ?」
「それを言うなら、アタシだってたまたまだよ。たまたま」
そう、たまたまだ。部活終わりでたまたま売店に行ったときに、たまたま吹奏楽部の活動が終わるタイミングだった。帰るところも同じ方向だからそのままいっしょになったという、ただそれだけのこと。そのはずなんだ。
「部活終わりでバスに乗るタイミングって言ったら、案外いっしょになるモンよ?」
「……っていうわりには、すごい仲良さそうって話も聞いてるんだけどなー」
「そ、そんなことは……」
無いとは思うけれど。端から見ていればそういう風に映るのだろうか。でも、そんな細かいところまでナミに告げ口したのは一体誰なんだろう。同じクラスの子だろうか。それとも、ナミと同じ書道部の子とかだろうか。でも、その線は限りなく薄そうな気配もするけれど。――ダメだ、アタシには全然見当が付かない。
もっとも。ここで余計なことに疑心暗鬼になる必要は無いのかもしれない。そうやって自分に言い聞かせるために、わざとらしくひとつだけ咳払いをしてみる。オジサン感がハンパ無かったけれど、それも仕方ないことだと思っておく。
「えー。仲良いことは良きこと哉、って言うでしょー?」
「それについては、……まぁ、否定しないけどさ」
でも、内心ちょっとだけ自問自答してしまうのは確かなこと。
「でしょ? っていうことで、実はちょっとセナに相談したいこがあるんだけど……」
「ん? 相談?」
――とナミに訊き返したところで、少し気の抜けたクラクションが聞こえた。時計を見れば待っていた帰宅の便が来る時間になっていた。早速バスに乗り込んで、2人掛けのシートを確保。少しだけ言いづらそうにしていたので、今度はアタシから話を振り直すことにした。
「それで、相談って?」
「あ、うん。ありがと。今度のお休みのときに、久しぶりにみんなで遊びに行きたいな、って思ってて」
それは確かに久々かもしれない。最後にこの4人で遊んだのは、中3の夏くらいかもしれない。あの時も本当にたまたま、全員の部活休みがいっしょになったから集まれただけだった。その後は受験とかもあったし、クラス単位で集まることはあってもこの4人だけでという機会はそれくらいまで遡らないといけなかった。
そして、今度のお休みと言えば、4月末から5月上旬のいわゆるゴールデンウイークのこと。
「ただ、私以外の日程が合わせられるかがすっごい不安で」
「あー……それなら大丈夫だった気がするよ?」
「え、ホント?」
一瞬だけ雲に遮られたように薄暗くなったナミの顔に、また光が差した。
「うん。たしか、何日だったかは忘れたけど、どっかのタイミングで運動部が全部休みになる日があったはず」
「そうなんだ」
「アタシもこの前聞いたばかりなんだけど」
働き方のナントヤラという話で、こういう仕組みになったとかいう話だけは耳にしていた。細かいコトはよくわからないけれど、とりあえず休みができたということを知っておけばいいやと思ったアタシは、その程度のことしか記憶出来ていない。
それでもナミは安心してくれたらしいので、アタシとしてもちょっとだけ胸をなで下ろすことができた。――そう、ちょっとだけだ。
「……でもさ」
「うん?」
だからこそやっぱり、これは訊いておくべきだと思った。
教室の掃除を終えたところで自分の荷物をまとめ、さあ帰ろうかと思ったところ、ちょうどいいタイミングで廊下の影からナミが見えた。
「ナミー!」
「あ、セナ?」
お互いに駆け寄る。全然意図したことではないのに、こういうときの行動が同じになってしまうのはよくあることだった。意味も無く、ちょっとだけ、嬉しくなる。
「帰るの?」
「うん。今日は試合が近い先輩たち以外はお休みなんだ」
「あ、ホント?」
やたらと嬉しそうな反応が返ってきた。ここ最近のナミは、こういう風な感情をストレートに出すようなリアクションが増えてきたような気がする。
これももしかすると――。
そんなことを考えて、またアタシの胸が軋むような音が聞こえる。自分ひとりで勝手に悲鳴を上げていたって仕方が無いのに。
「……ナミも帰るとこ?」
「ん。……実は、今日部活ないの忘れてて」
「え、珍しい」
「ねー。自分でもちょっと思ったもの」
いつもしっかりしているナミにしては、本当に珍しい。――アタシなんかは、しょっちゅう課題提出日をナミから教えてもらわないと、まともに締め切りを無視しちゃう程度にはだらしないのに。
「セナも帰るところだったら、いっしょに帰りたいなー」
「そりゃもう。もちろんオッケーよ」
そう言うと、ナミはにっこりと笑ってくれた。
〇
スクールバスの乗車列に並んだところで、ナミがこちらを覗き込んできた。
「でも良かったぁ。またちょっと久々になったよね、いっしょに帰るの」
「そう……かも、たしかに」
ここ最近のことを思い出そうとしてみて――ちょっと失敗した。部屋の掃除をしていたらしばらく見ていなかった本や写真が気になって整理の手が止まってしまうような。あんな感じの記憶が、アタシの脳を占有していく感覚。そんなことないと言って適当に切り捨ててしまうことはたしかに簡単かもしれないけれど、アタシのアタマの別なところではそれを止めようとくる。
――一体、何が正解なんだろう。
所詮は頭でっかち。マンガとかだけじゃ、やっぱり足りないのかもしれなかった。
「セナさぁ、最近よくアストくんといっしょに帰ってるって話聞いたからさー」
「……え」
それは――。
「え。誰から?」
動揺、しているのだろうか。今自分がナミに返した言葉は、口で出来上がってそのまま口の外に出て行ってしまったような感じがした。口から出任せ、というわけでもないけれど、反射的に考え無しに出て行った感じはする。
「誰から、ってわけでもないけどー。……まぁ、ほら。たまたまよ、たまたま」
たしかに、この前もその前も、周囲にはアストと同じ吹奏楽部の子たちがいた。あの子たちと帰るのかと思えば、彼らへのバイバイもそこそこにアタシの方に来てくれたような気はしていた。
「それで? 一緒には帰ってるんでしょ?」
「それを言うなら、アタシだってたまたまだよ。たまたま」
そう、たまたまだ。部活終わりでたまたま売店に行ったときに、たまたま吹奏楽部の活動が終わるタイミングだった。帰るところも同じ方向だからそのままいっしょになったという、ただそれだけのこと。そのはずなんだ。
「部活終わりでバスに乗るタイミングって言ったら、案外いっしょになるモンよ?」
「……っていうわりには、すごい仲良さそうって話も聞いてるんだけどなー」
「そ、そんなことは……」
無いとは思うけれど。端から見ていればそういう風に映るのだろうか。でも、そんな細かいところまでナミに告げ口したのは一体誰なんだろう。同じクラスの子だろうか。それとも、ナミと同じ書道部の子とかだろうか。でも、その線は限りなく薄そうな気配もするけれど。――ダメだ、アタシには全然見当が付かない。
もっとも。ここで余計なことに疑心暗鬼になる必要は無いのかもしれない。そうやって自分に言い聞かせるために、わざとらしくひとつだけ咳払いをしてみる。オジサン感がハンパ無かったけれど、それも仕方ないことだと思っておく。
「えー。仲良いことは良きこと哉、って言うでしょー?」
「それについては、……まぁ、否定しないけどさ」
でも、内心ちょっとだけ自問自答してしまうのは確かなこと。
「でしょ? っていうことで、実はちょっとセナに相談したいこがあるんだけど……」
「ん? 相談?」
――とナミに訊き返したところで、少し気の抜けたクラクションが聞こえた。時計を見れば待っていた帰宅の便が来る時間になっていた。早速バスに乗り込んで、2人掛けのシートを確保。少しだけ言いづらそうにしていたので、今度はアタシから話を振り直すことにした。
「それで、相談って?」
「あ、うん。ありがと。今度のお休みのときに、久しぶりにみんなで遊びに行きたいな、って思ってて」
それは確かに久々かもしれない。最後にこの4人で遊んだのは、中3の夏くらいかもしれない。あの時も本当にたまたま、全員の部活休みがいっしょになったから集まれただけだった。その後は受験とかもあったし、クラス単位で集まることはあってもこの4人だけでという機会はそれくらいまで遡らないといけなかった。
そして、今度のお休みと言えば、4月末から5月上旬のいわゆるゴールデンウイークのこと。
「ただ、私以外の日程が合わせられるかがすっごい不安で」
「あー……それなら大丈夫だった気がするよ?」
「え、ホント?」
一瞬だけ雲に遮られたように薄暗くなったナミの顔に、また光が差した。
「うん。たしか、何日だったかは忘れたけど、どっかのタイミングで運動部が全部休みになる日があったはず」
「そうなんだ」
「アタシもこの前聞いたばかりなんだけど」
働き方のナントヤラという話で、こういう仕組みになったとかいう話だけは耳にしていた。細かいコトはよくわからないけれど、とりあえず休みができたということを知っておけばいいやと思ったアタシは、その程度のことしか記憶出来ていない。
それでもナミは安心してくれたらしいので、アタシとしてもちょっとだけ胸をなで下ろすことができた。――そう、ちょっとだけだ。
「……でもさ」
「うん?」
だからこそやっぱり、これは訊いておくべきだと思った。
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