16 / 18
14.
しおりを挟む「ああっ! だめっ!」
なぜ私はシオンに何度もイかされているのだろうか。
おかしいよね!? まだ小学生だよね!?
それに、私はイくなんて初めての経験である。そういったものとは無縁の生活だったのだ。ずっとゲームと漫画とアニメを行き来してたし…。
「可愛い。もっと乱れて?」
シオン! どこでそんな言葉覚えてくるの!?
「リオ、なんでそんなに胸大きいの? 先っぽもピンクでかわいい。」
多分遺伝です。お母さんの。シオンは私の乳首をつんつんして遊んでいる。
「ひゃっ、やめ、やらあ!」
「すごい敏感だね。んっ」
私が号泣しているというのにシオンはそんなことを気にもせずに私の乳首に吸い付いた。
「ああっ!」
「はへ、いっは?」
シオンは私の乳首に吸い付いたまま言葉を発する。
な、なんで私こんなに敏感なの!?
「すき、ねぇ、好きだよリオ。敏感な所もそれを恥ずかしがっている所も。全部かわいい。リオは僕のこと好き?」
「んっ、だいすき。シオンしかいらないよ…?」
「はぁ、リオってヤンデレ製造機だよね。僕が言って欲しいこと言ってくれる。」
ヤンデレ? え、シオンってヤンデレなの…?
私の方がシオンに依存してると思うんだけどなぁ…。
「シオンにしか言わないよ…? ねぇ、キスは?」
「もうっ! んっ」
シオンは私の口内に舌を入れる。私の歯を舌でなぞると私の舌に絡ませる。
私はまだこのディープキスに慣れない。多分一生慣れないと思う。今でもこんなに…上手いのにこれ以上上達されたら私すぐ気絶してしまうよ、多分。いや、絶対。
「リオ、舌出して」
「こお?」
私はチロっと舌を出して問いかける。
シオンは私の舌に口付けた。な、なにこれ……すごい恥ずかしい……。
「…もう部屋から出したくない。」
「まだ学校あるんだから! それにお昼一緒に食べるの結構楽しみだったのに…」
「っ、ごめんリオ。僕もすごく楽しんでたよ。ご飯食べてるリオが可愛いんだよね、ものすごく。」
食堂ですごく視線を感じるなと思ってたらシオンだったの!? こんなに近くに犯人がいたなんて…。
「ねぇリオ。入れていい?」
「なにを? え、どこに?」
「僕のこれをリオの中に入れるの。」
へ…? 入れるってどうやって…?
「いいよ? でも、私どう動いたら良いか分からなくて…。」
私が不安そうに言うと、シオンは僕に任せてとズボンのベルトを外し始めた。
「リオは下着脱いでね。上はそのまま裸でいて。」
「うん、わかった。」
私は、裸になるとシオンの布団に包まる。恥ずかしいので一応…。
なのに、シオンに布団を取られた。しかも遠くに放り投げた。
「やだあ! 恥ずかしいのに……」
「綺麗だからそんなに恥ずかしがることないのに。真っ白ですごく綺麗だよ。キスマーク付けたら真っ赤になりそう。つけていい?」
キスマークくらいなら私も知っている。コクンと頷くと胸の下側にキスマークをつけた。少しだけチクッとしたけど幸福感がある。
キスマークって独占欲みたいなものを感じられるから私もつけたい…かも。
「私もつけたい…だめ?」
「へっ?」
あっ、だめなんだ……。私がズーンと落ち込んでいるとシオンに抱きしめられた。
「違う。そんなこと考えてくれるなんて嬉しくて…。つけてくれる?」
「うん! えっと…どうやってつけるの?」
「そうだよね、分からないよね。えっと……」
シオンに教えてもらい私は多分理解した。多分…。
私もシオンの胸につけようと思う。確かキスマークってつける場所によって意味があったよね。私は知らないけど…。
シオンの胸に口をつけて……
「ちゅ」
「ついた?」
「……つかない。」
なんでシオンあんなに上手に付けられたの……。
ずっと吸ってるけれどあまり付けることが出来ない。
「あっ! 出来たよ! あ、ごめんなさい…唾液だらけに……。」
私は自分の手で唾液を拭った。後でちゃんと洗ってもらわないと……。
「ありがとうリオ。」
「? うん? なんか嬉しいよね。私のシオンって感じがして……」
私がそう言うとシオンは私を押し倒した。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
混血の私が純血主義の竜人王子の番なわけない
三国つかさ
恋愛
竜人たちが通う学園で、竜人の王子であるレクスをひと目見た瞬間から恋に落ちてしまった混血の少女エステル。好き過ぎて狂ってしまいそうだけど、分不相応なので必死に隠すことにした。一方のレクスは涼しい顔をしているが、純血なので実は番に対する感情は混血のエステルより何倍も深いのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる