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愛を確かめたくて
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リビングを抜けた先に、トレーニングルームはあった。
中へ入るなり、つながっていた陸斗さんの手を離し、両手を合わせると、「わあ」と感嘆の声が出た。
「これ全部、陸斗さんのマシーン?」
「ああ。いつでも自由に使えるよ」
本格的なジム並みに取り揃えられた器具の数々を眺める。これが全部、いつでも使えるなんて。
感激してると、相変わらずだなと、あきれる彼だけど、RIKUZENファンの私を見る目は優しい。
「あっ、あれですねっ、最新のランニングマシーン。触っていいですか?」
「どうぞ」
部屋の中央に置かれたランニングマシーンに駆け寄る。
真新しいマシーンは、とてもスタイリッシュで、コンパクトなデザインをしていた。
ブラックの本体に、シルバーのフレーム。フレームには、RIKUZENのカッコいいロゴが入ってる。見てるだけでもワクワクしてしまう。
「どうやって使うんですか?」
「コントロールパネルで、いろいろとワークアウトをカスタマイズできるんだよ」
そう言って、陸斗さんはコントロールパネルをつける。
「インターバルの秒数や回数もね。速度や強度は自由に変えられて、自分の限界に挑戦できるようになってる」
パネルを操作しながら説明してくれる横から、身を乗り出してのぞき込む。
「すごーい。はやく走ってみたいです」
「走り心地も一味違うはずだよ。走行ベルトには、かなりこだわったからね」
「贅沢すぎますっ」
「ん、まあ。そうだね」
ふふッと彼は笑うと、ほかのマシーンも指差す。
「クロストレーナーもアブドミナルも、使っていいよ。俺はゆっくり音楽でも聴かせてもらうから」
「陸斗さんはトレーニングしないの?」
「また後でするよ」
「わかりました。じゃあ、お先に使わせてもらいますね」
「あんまりはしゃぎすぎてケガしないようにね」
よほど浮かれてるように見えるんだろう。釘を刺した彼は、トレーニングルームに置かれたひとり掛けのソファーに腰を下ろす。
いつもそこでリラックスしてるのかもしれない。慣れた手つきで、イヤホンをして、ファッション雑誌をひざに乗せる。
窓から差し込む日差しが、組んだ足もとに伸びる。わずかに目を伏せて、雑誌に視線を落とす彼は、雑誌の1ページみたいに絵になる。
とんでもなく素敵な人だ。
なんで私みたいな、特別取り柄のない女の子に付き合ってくれてるんだろう。
RIKUZENファンの女性なんて、たくさんいるだろうに。
陸斗さんがふしぎそうにこちらを見る。首をかしげるから、私は「大丈夫です」と首をふって、ランニングマシーンに足を乗せた。
ゆっくりと走り出す。まるでエアクッションの上を走っているかのような、滑らかな走り心地に、次第に私も時間を忘れて没頭していった。
中へ入るなり、つながっていた陸斗さんの手を離し、両手を合わせると、「わあ」と感嘆の声が出た。
「これ全部、陸斗さんのマシーン?」
「ああ。いつでも自由に使えるよ」
本格的なジム並みに取り揃えられた器具の数々を眺める。これが全部、いつでも使えるなんて。
感激してると、相変わらずだなと、あきれる彼だけど、RIKUZENファンの私を見る目は優しい。
「あっ、あれですねっ、最新のランニングマシーン。触っていいですか?」
「どうぞ」
部屋の中央に置かれたランニングマシーンに駆け寄る。
真新しいマシーンは、とてもスタイリッシュで、コンパクトなデザインをしていた。
ブラックの本体に、シルバーのフレーム。フレームには、RIKUZENのカッコいいロゴが入ってる。見てるだけでもワクワクしてしまう。
「どうやって使うんですか?」
「コントロールパネルで、いろいろとワークアウトをカスタマイズできるんだよ」
そう言って、陸斗さんはコントロールパネルをつける。
「インターバルの秒数や回数もね。速度や強度は自由に変えられて、自分の限界に挑戦できるようになってる」
パネルを操作しながら説明してくれる横から、身を乗り出してのぞき込む。
「すごーい。はやく走ってみたいです」
「走り心地も一味違うはずだよ。走行ベルトには、かなりこだわったからね」
「贅沢すぎますっ」
「ん、まあ。そうだね」
ふふッと彼は笑うと、ほかのマシーンも指差す。
「クロストレーナーもアブドミナルも、使っていいよ。俺はゆっくり音楽でも聴かせてもらうから」
「陸斗さんはトレーニングしないの?」
「また後でするよ」
「わかりました。じゃあ、お先に使わせてもらいますね」
「あんまりはしゃぎすぎてケガしないようにね」
よほど浮かれてるように見えるんだろう。釘を刺した彼は、トレーニングルームに置かれたひとり掛けのソファーに腰を下ろす。
いつもそこでリラックスしてるのかもしれない。慣れた手つきで、イヤホンをして、ファッション雑誌をひざに乗せる。
窓から差し込む日差しが、組んだ足もとに伸びる。わずかに目を伏せて、雑誌に視線を落とす彼は、雑誌の1ページみたいに絵になる。
とんでもなく素敵な人だ。
なんで私みたいな、特別取り柄のない女の子に付き合ってくれてるんだろう。
RIKUZENファンの女性なんて、たくさんいるだろうに。
陸斗さんがふしぎそうにこちらを見る。首をかしげるから、私は「大丈夫です」と首をふって、ランニングマシーンに足を乗せた。
ゆっくりと走り出す。まるでエアクッションの上を走っているかのような、滑らかな走り心地に、次第に私も時間を忘れて没頭していった。
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