レディース異世界満喫禄

日の丸

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お姉さぁぁぁん!!

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「海上王国ウォルムか・・・・」


アストレイと向かい合って座り今日の用事?というかギンガ達に対することを聞いてみる。


「確かに他国では我が家の紋章入りの旗は効果は無いな」


だよね他国でメイシェル王国の侯爵家の旗って言っても通じないきがする、まあ手を出したら国際問題になる?みたいな感じにはなるかも知れないけど。


「だからケインに頼れ、あいつにメイシェル王国の国旗をもらえばいい」


そりゃ国旗を身に付けていれば流石に攻撃はされないだろうけどさ!


「・・・・・ほいほいもらえる物じゃないでしょ?そんなの」


国旗は国の顔と言ってもいい、国が厳重に管理しているはずだし、平民に渡すはずがないじゃないか。


「お前が持って来た情報を考えれば、喜んで渡してくるぞ」


情報?巫女関係の?何でさ?


「何で?」


「知らずに巫女が殺されていたら厄介な事になっていた、それを事前に知ることが出来た・・・これは大きい」


「知らないより知った方がいいと思ったからね」


「だからこそあいつはお前に感謝してるんだよ、明日にでも行ってこい」


まあ相談するだけ相談してみるか、明日王都に行ってケインに会ってみよう、あ!ついでにレオ達の顔もみてこよう!!


「まあとりあえずは行ってみるよ」


「そうしろ、あいつも喜ぶ」


それから少し話をしてアストレイ宅を後にして自宅に戻り、翌日王都に転移魔法で移動した。






「ここでお待ちください」


王城で女性にケインの所まで案内してもらうようお願いしたら、なんか豪華な客室に案内された。

ここには初めて入る、周りは高そうなものが並べてあり落ち着かない!あたしゃ根っからの平民!

何でケインの執務室に連れて行ってくれなかったのさお姉さぁぁぁん!!もう一度言うよ!

お ち つ か な い !!ケイン早く来て!!

それから10分くらいしてケインが部屋に入ってきた。



「待たせたなレン」


「いきなり来て悪いね、相談があるんだ」


ケインが向かい側に座ったところで用件を話すと笑顔で頷き後ろに控えてる従者に振り向く。


「国旗を三枚用意しろ、レンに渡す」


「畏まりました」


従者を見送った後ケインとの話を再開。


「いいの?国旗をもらっても?」


「いいさ、お前には返せないほどの借りがある」


「ありがとう」


「いいさ、それとは別に頼みがある」


真顔に戻って姿勢を正すケインを見てあたしも真面目に聞く。


「海上王国ウォルムに行くのであれば、ウォルムの王に書類を届けてほしいのだ」


「書類?」


「巫女に関する情報を記した書類だ、メイシェルから各国に情報を送ることを先日決めたのだ、行くのならばついでに持って行って欲しい」


「あいよ、ついでだからいいよ」


「助かる、あの情報は共有しておいた方がいいからな」


「国王も大変だね」


あたしをじとっと見つめた後に深いため息をつきながら頷く。


「まったくだ、だが仕方ない国を預かるという事はこういう事なのだからな」


頑張れケイン!応援してるよ!!後で美味しい物でも差し入れするよ!


「そういえばレオ達とは会えるかな?この前会えなかったから会っておきたいな」


「そうか、大丈夫だあの子達も喜ぶだろう」


ニコニコしながら話をしていると従者が50センチくらいのいい箱を抱えて戻ってきた。


「お待たせしました」


箱をあたしの前にあるテーブルの上に置く。


「ありがとう」


箱を【アイテムボックス】に入れて立ち上がる。


「じゃあレオ達に会いに行こうか」


ケインと王家のプライベートエリアに向かう。

部屋の中に入ると、ユイナがレオとラクスがに勉強を教えているところだった。


「あ・・・今勉強中なんだ?邪魔しちゃ悪いかな?」


あたしの声にこちらに気付き立ち上がり駆けよってくる二人を抱きしめて微笑む。


「二人共久しぶり」


あたしに抱き付きながら見上げて笑いながら一生懸命に話す二人。


「うん!レンお姉ちゃん新しい縫いぐるみと着ぐるみ、ありがとう!」


「とっても可愛かったの!!」


二人が笑顔でお礼を言ってきたので作ってよかったと再認識!!

あたしは帰るまで王族一家と談笑しながら過ごした。




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