レディース異世界満喫禄

日の丸

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【迷いの谷】の戦い②

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「少し落ち着いてきましたか」


ダンジョンの奥からゴブリンとかが後から後から出てきていたのですが、少しずつ減ってる気がします。

と思っていたら私達に向かって【ファイャーボール】の雨が襲ってきたが、見当違いの所に飛んでいく。


「私に火魔法は効きませんよ・・・・・【フレアボム】」


魔法を使ったであろうゴブリンメイジに向かって魔法を放ち殲滅する。


「やはりここのダンジョンは相性がいいですね」


【深海迷宮】だったらこうはいかなかっただろう、さすがレン様、相性の事まで考えておられるとは・・・・・ならば期待に応えないといけませんね!


やっと6階まで下りてこれた所で地響きが起こりが音と共に何かが迫ってくる感じで皆が戦闘態勢に入ると20匹位のアースドラゴンが向かって来たのが見え始める。


「あれは・・・・・レン様が喜ばれますね、私が倒します」


シリウスさん達に言った後【サウザンド・ブレイブ】を使い倒していき死体を【アイテムボックス】に入れていく。

前にアースドラゴンが高く売れたと言っていましたからお土産にはなるでしょう。


「レン様へのお土産は用意できましたので早めに終わらせてあの方の下に帰りましょう」


「ガウ!」 「クワッ」


10階まで降り、目の前の試練の門を見る。

開きっぱなしの扉、そこから出てくるゴブリン達・・・・もしかして閉めたらスタンピードは収まるのでしょうか?確認してみましよう。


・・・・・・・・ダメですね扉が動きません、仕方がありません突入ですね。


「【フレアボム】」


魔法を放り込んだ後に突入するとオークの上位種が待ち構えていてオークナイト10体が盾を構え【フレアボム】を無傷とはいかないが耐え抜いたようだ。


「行きますシリウスさん,蒼天さん、油断なきように」


「ガウ!!」 「クワッ」


シリウスさんが大石を作り出しオークの群れへと放ち、蒼天さんがシリウスさんと私の幻を10体ずつ作り出し動かして敵を錯乱する。


「【サウザンド・ブレイブ】」


炎の剣を作り出ししそのうちのニ本を掴み後はオークの群れに解き放つ。

その後に群れに向かい踏み込んで両手の炎の剣でオークナイトを切り刻んでいく。

それから10分もしないうちに部屋で生きているのは私達だけとなった。


「皆さんご苦労様でした、次の階に行きましょう」





様々な魔物の群れと戦いやっと19階まで降りることが出来き、流石にシリウスさんと蒼天さんが疲れてきており此処で一休みをする事にした。


「まずは・・・・・【フレアボム】」


こっちに襲い来るワイバーンの群れとガイアレックスと言う名の5メートル級の恐竜を吹き飛ばしておく。


「シリウスさんと蒼天さん、食事をどうぞ」


【アイテムボックス】から調理してある猪のステーキを取り出して皿の上において二人に渡す。

そして二人が食べている間、近くに寄ってくる魔物を倒していく。


「ガウ!ガウガウ!」


「お食事は終わりましたか?私ですか?私は食べなくても大丈夫です、本来なら食べなくてもいいのですよ」


本来私は一振りの剣、レン様のお力で人となり、生活していますが食事は必要ないのだ。

何故食事をしているかと言うとレン様が『皆で食べた方が美味いべ?』と言って私達も共に食事をする事となったのだ。


「お二人共少しお休みください、この下20階が最下・・・・強力な敵がいる可能性があります、万全の状態で向かいましょう」


ギルドで得た情報では最下層の敵はゴブリンロード、ゴブリンナイト3体、ゴブリンメイジ3体、ゴブリンアーチャー3体だったはず、けど【スタンピード】で変わっている可能性が高いので気を引き締めなければなりません。

そして20階に降りて私達を待っていたのは・・・・・



「べへモスですか・・・・・・」




10メートル級の巨大な体と鋭い角と牙が印象的な魔物が私達を待っていた。
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