レディース異世界満喫禄

日の丸

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更にめんどくさい!!

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ワイバーンへと変身した魔物は巽をはためかせて空へと舞い上がり6メートル位で停止して口を開く。



「ってやばっ!!」



あたし達は迷わず横に飛ぶ。

あたし達がいた場所に光の光線が襲い掛かり大きな大穴が出来上がる。



「まいったね・・・・カナデ来な!!」



右腕を真横にのばしあたしはカナデの名を呼ぶと右手には【風神】が収まる。



「おりゃ!!」



あたしは空に停止しているワイバーン目がけて嵐を纏っている風神を放つ。

ワイバーンは自分に向かってくる風神を危ないと感じたらしく余裕もった距離で躱したけど風神はそれを許さない。

風神はワイバーンを通りすぎた後にUターンしてワイバーンへと突き刺さりワイバーンの翼と右肩をえぐり取った後あたしの手に収まる。



「よくやったカナデ」



カナデに元の姿に戻ってもらいながら空を見るとワイバーンが落ちてくるところだった。・

落ちてきたワイバーンにアリーヌの【サウザンドブレイブ】の10連魔法が襲い掛かりまたもや肉塊に戻るけど又もや再生して今度は岩の肌を持つアースドラゴンへと変身した。



「まだたおせないってめんどく・・・・・・・アリーヌ!!」



再生してすぐにアースドラゴンのブレスが放たれアリーヌを吹き飛ばした。



「てめえ!!」



思いっきり踏み込み勢いを利用したパンチを叩き込むとアースドラゴンは3メートルくらい吹き飛んだ。



「アリーヌ!どこだ!生きてんなら返事して!!」



流石にあのブレスの直撃受けたらもしかしたら・・・・・・・



「大丈夫よ少しびっくりしたわ、再生に時間がかかったけどね」



衣装まで元通りなアリーヌがそう言いながらこっちに向かい歩いてきた。



「よかった、怪我はない?」



あたしの言葉にアリーヌが苦笑して口を開く。



「レン、私がノーライフクイーンだって事忘れてない?」



「ん?忘れてないけど心配じゃん?」



何言ってんのさアリーヌさん?あたしはまだ物忘れするほどの年じゃないべ?



「貴女って子は・・・・・・来るわよ!!」



その言葉を聞いてあたしは迷わず横へと飛ぶと、さっきまでいた場所に光の光線が突き刺さる。

そうだよ話している場合じゃないんだった!!



「アリーヌ移動しながらあいつの気を引きつけて!シン達はその隙をついて直接攻撃するべ!!」



「判ったわ」



「「「「「畏まりました」」」」」



リステアのブレスとアリーヌの魔法という援護を受けながら接近戦へと持ち込んだ。







「ったくきりがない!!」



この魔物と戦い始めてもう6時間位経つが切れば再生、リステアのブレスで吹き飛ばしても再生・・・・・・しかも吹き飛ばす度に姿を変えて更にめんどくさい!!

ファイヤードラゴン→ワイバーン→アースドラゴン→バシリスク→サンドワーム→ウインドドラゴンって感じで終わりが見えない。

そして姿を変えるたびにその魔物の能力はしっかりと使って来るってのがかなり厄介で、サンドワームに変身したときなんかは地中に潜り込まれてセイが大活躍したくらいだ。



「レン様話があります」



シン達が戦ってくれてあたしが少し離れた場所で一息ついている所にリステアが子供モードであたしに話しかけて来た。



「どうしたのさリステア?もしかしてあいつの弱点でも見つけた?」



とリステアに聞いてみると首を左右に振る。



「あの魔物の弱点は判りませんが、魔物の力の源は判ったがきします」



「ほう」



それが判るだけでも対応策が思いつくかもしれないよ?



「さっきシン殿やライ殿が相手の胸辺りを何度も切りつけていた時に玉状のものが見えました、恐らくあれが力の源だと思います、簡単に言うとあれは小さなダンジョンコアだと思います」



「へ?」



ダンジョンコアって最下層にある90cmの玉状のあれだよね?



「恐らく神気を一気に放出した際一か所に集中し結晶化したのではないかと思われます、そしてその結晶がコアとしての能力を発揮して自分の周りに魔物を外装として作りあの姿になったという所かと」



「つまりは小さなコアが本体で魔物の部分は倒しても無駄だと?」



「恐らくは」



え?どうすんのこれ?リステアのブレスでも吹き飛ばせないんだよ?

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