レディース異世界満喫禄

何を言ってるのソルティさん！！

なり大きな地響きがおきた後に火の玉が落ちた場所を見ると見事なまでにクレーターが出来ていた。



「本当に派手だね」



ドラゴンズ達のブレスを見てかなり派手だと思ったのだがシンの使った魔法は更にその上を行った。



「あの魔法は普段はとても使えませんからね」



確かにそうだね、こんな魔法をポンポン使ってたら世界が亡びるよ！！



「では次は私が、ライ、私の後にお願いしますね・・・・・・【タイダルウェーブ】」



ミズキが掌を前にかざしてそう言うとミズキの前に大量の水が発生し大津波となって前方向に押し流れていく。

　

「なるほど・・・・では私も行かせていただきます【テンペストボルト】」



ミズキが使った魔法を見てライが納得したように頷いた後魔法を使うといきなり空が暗くなり雷の雨が降り流された魔物や水の上に落ちてどんどん魔物を感電死させていく。



「本当に派手だ」



あたしがそう呟くと一緒に居た討伐者が『何なんだよこいつ等』って呟くのが聞こえた。

気持ちは判る！！皆凄いもんね！！

かなり数は減らしたと思うけど減ってるようには見えない、どれくらい出て来てんのさ！！

って言うかあたしも働かないと！！！うちの子達に呆れられてしまうべ！！



「あ！カナデこれを魔物に向かって吹き飛ばしてくれるかな？【クリエイトロック】」



あたしがが魔法を使うとあたしの眼の前に運動会の玉転がしで使うサイズの大きな岩が１０個作られた。



「畏まりました【ウインドブラスト】」



大きな岩がかなりのスピードで魔物の群れに飛んでいき片っ端から吹きき飛ばしていく。

皆に比べて地味だけど効果抜群だね！！



「どんどん行くよ！！！【クリエイトロック】【クリエイトロック】【クリエイトロック】【クリエイトロック】」



「【ウインドブラスト】【ウインドブラスト】【ウインドブラスト】【ウインドブラスト】」



あたしが作る岩をどんどんふき飛ばしていくカナデが魔法を使うのを止めて口を開く。



「レン様。そろそろ接近戦の方がいいかと」



運よくあたし達の攻撃に当たらず進んできた魔物がもう肉眼で確認できる距離まで来ている、確かにそろそろ接近戦を用意しておいた方がいいね。



「広範囲魔法は此処までだね。それじゃあ接近戦と行こうか、させ討伐者の皆も・・・・・あれ？」



あたしは花しながら振り向き後ろで控えているであろう討伐者達に協力を頼もうとして首を傾げた。



「皆どうしたのさ？顔が真っ青だよ？」



そんなに【スタンピード】にビビったの？これから戦うんだよ？



「ほれ！！シャキッとしな！！もう魔物はすぐそこまで来てんだ！！死にたくなきゃ戦いな！！」



もう逃げる時間なんてないんだせめて自分の身だけでも守って欲しい。



「レン・・・・皆は魔物にビビってるんじゃないのよ、貴女達にびっくりしてるのよ」



固まっている討伐者の後ろから【ムーンライト】と【スカーレット】のメンバー全員が歩いて来てウルザがそう言って来た。。





「へ？あたし達にビビるなんておかしくね？あたし達は全然怖くないよ？」



あたしがそう言うとそこに居た討伐者の殆どが声を揃えた。



「「「「「「「「どこが！！」」」」」」」



え？どこからどう見ても怖くないと思うけど？って！！そんな場合じゃない！



「そろそろ来るよ！！皆武器を構えな！！」



あたしの言葉に討伐者達は慌てて武器を構える。



「あら？間に合ったわね」」



後ろから知った声が聞こえたので振り向くとソルティさんと騎士団の騎士達が砦から出て来た所だった。



「あら？【スタンピード】が始まったにしては魔物の群れが少ないかしら？」



「あたし達とドラゴンズで少し減らしておいたよ」



「それは助かるわね、さて第一波を乗り越えましょうか」



ソルティさんはそう言うと美しい装飾が施された双剣を構える。



「メイシェル王国の騎士達よ！！我らの戦乙女の前で無様な姿はさらすなよ！」



「「「「「「「「「「「「「応！！」」」」」」」」」」」」



ちょっと！！何を言ってるのソルティさん！！