1,490 / 1,656
そう言う事にしておこう!!
しおりを挟む「レンいる?」
紅茶を飲みながら皆と話をしていると外からフィルミナの声が聞こえあたしは立ち上がり玄関へと向かい玄関を開けた。
「待たせたわね」
いつもと違うラフな服装で立っているフィーナを思わずガン見しその後に口を開く。
「いつもは討伐者スタイルしか見てないから、今日のフィルミナなんか新鮮だべ」
あたしがそう言うとフィルミナが苦笑しながら口を開く。
「私だってオシャレな服くらいは着るわ、似合わないかしら?」
その言葉にあたしは首を左右に振り口を開く。
「めっちゃ似合ってるよ、さっきは見とれちゃったんだよ」
これは本当の事だ、フィルミナは美人系のお姉さんでスタイルもいいからオシャレな服を着ると目を引くんだよね。
「あれ?そのバッグって」
フィルミナが旅行用に持って来たバッグを見てそう言ってしまった。
「この旅行用のバッグ?今ウォルムで流行ってるのよ」
そのバッグ・・・・・もしかして。
「もしかしてルーズ商会が売ってるバッグ?」
テオラさんのやってる商会がルーズ商会でカグヤ商会と共同制作したバッグ類を売るって事になってたはずだ。
あたしの問いにフィーナが驚いた顔で口を開く。
「よく知ってるわね!!レンはこういうのに興味がないと思っていたわ」
・・・・・・・・・あたしってどういう風にみられてるんだべ?あたしだっておしゃれには興味はあるし可愛い物好きだよ?乙女だよ?と思いながら口を開く。
「ルーズ商会の商会長と知り合いなんだよ、その繋がりでそう言うバッグが出るとは聞いていたんだけど。実物を今日初めて見たんだよ」
あたしがそう言うとフィルミナが驚いた顔をした後納得した顔で口を開く。
「【カグヤ商会】関係で知り合ったの?」
少し違うけどそう言う事にしておこう!!
「そうだよ、それ中々いいね」
視線をバッグに向けてそう言うとフィルミナが頷き口を開く。
「さっきも言ったけど王都でルーズ商会の商品がかなり流行ってるのよ、私もこれを見てすぐ買ってしまったわ」
即買いするほど気に言ったんだね!
テオラさんもやっぱり商人だね、あたしが提案した奴にアレンジを入れて売ってるんだもん、しかもかなり人気も出て来ているみたいだし、もしかしてこの世界のブランドバッグになるのかもしれないね。
「あ!家に入って!ここで話すより家の中で話した方がいいし、皆も待ってるからね」
玄関先で思わず話続けてしまったよ!
「そうね、それじゃあお邪魔します」
そう言って来たのであたしはフィルミナをリビングに案内する。
「フィルミナお姉ちゃん!」
キリカがフィルミナを見て抱きつく」
「こんにちわキリカちゃん、やくそくとおり皆ですごそうね」
「うん!!」
うんうん子供達の笑顔が眩しいね!!
「フィルミナが来た事だし早速ハウダック王国の家に転移するよ」
あたしがそう言うとフィルミナを含めた全員が頷き口を開く。
「「「「「「「「「はーい!!」」」」」」」」」」
あたしたちはハウダック王国の家へと転移した。
景色が変わりハウダック王国の家に着くとあたしは口を開く。
「まずは荷物の整理からだよ、好きな部屋を使っていいから荷物を置いて来てね」
そう言うと慣れている子供達はいつも使ってる部屋へと向かい始める。
「レン?私の部屋は?好きな所を選んでいいの?」
そう聞かれたのであたしは頷き口を開く。
「もちろんいいよ、荷物を置いたら温泉に入るからね、着替えとタオルは持って来てね」
あたしがそう言うとフィルミナが首を傾げて口を開く。
「温泉地まで歩くの?」
あれ?言ってなかったっけ?
「この家にある風呂が温泉になってるんだよ、しかも露天風呂!!」
あたしの言葉にフィルミナが驚いた顔をする。
179
あなたにおすすめの小説
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
この野菜は悪役令嬢がつくりました!
真鳥カノ
ファンタジー
幼い頃から聖女候補として育った公爵令嬢レティシアは、婚約者である王子から突然、婚約破棄を宣言される。
花や植物に『恵み』を与えるはずの聖女なのに、何故か花を枯らしてしまったレティシアは「偽聖女」とまで呼ばれ、どん底に落ちる。
だけどレティシアの力には秘密があって……?
せっかくだからのんびり花や野菜でも育てようとするレティシアは、どこでもやらかす……!
レティシアの力を巡って動き出す陰謀……?
色々起こっているけれど、私は今日も野菜を作ったり食べたり忙しい!
毎日2〜3回更新予定
だいたい6時30分、昼12時頃、18時頃のどこかで更新します!
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる