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第1章 早くチートになりた~い
015 結婚しようと申込みに来た娘の彼氏か!
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現場に到着。
乗ってきたイノシシから降りる。
まずは話し合いだな。
自重する気は無いけど、知ってる人は少ない方が良い。
「この能力ですけど、言いふらさないでくださいね?」
「ああ。他人の能力を言って回るようなクズじゃねぇよ」
「ビーゼルさんもお願いしますね」
「ピョンちゃ~ん」
聞いてないようだ。何より怖い。はっきり言うとキモい。
「聞いてますか? 消しますよ?」
「心配いりません。絶対に秘密にします」
「本当ですか?」
「はい。だからこの子を下さい」
お前は結婚しようと申込みに来た娘の彼氏か!
キリッとした顔しやがって!
「多分ですけど、俺の魔力が切れたら消えますよ?」
「そ、それは、本当ですか?」
「はい」
「な、なんという事だ……。この世の終わりか……」
ダメだ、この人。
放置しよう、そうしよう。
「エイさん、今日はどうしますか?」
「う~ん……もう少し奥に行くつもりだったんだがなぁ。アレがあの状態だろ?」
「そうですね」
「……そいつらはお前の言う事を聞くのか?」
「はい。自由に出来ます」
「……なら囮に使おう。あそこに見える森に向かって走らせろ。上手くいきゃ熊とかがかかるだろ」
奇しくも俺が逃げ出した時と同じ戦法か。
あの時は逃げる用だったけど、今度はおびき出すのね。
だが、それに待ったをかける人が居た。
「囮だと?! なんて非道な!!」
「いつもやってるだろうが!」
「それは狩ったウサギを使うでしょう!」
どうやらいつもは、狩ったウサギに紐を付けて放すらしい。
すると紐が絡まり、鳴き声を上げるのだとか。
それを聞くと、獣がやってくるらしい。
俺の描いたのは鳴かないので、走り回っておびき寄せる作戦なんだが。
言い合いが続いていて埒が明かない。
なので煽ってみる事にした。
「ビーゼルさん、貴方はウサギを守れないのですか?」
「守れます! 守り抜きますとも!」
「だったらおびき寄せた後、すぐに倒せば良いでしょう?
それともウサギが狩られるまでに倒す自信が無いと?」
「やってやりますよ!!」
チョロい。
作戦を実行。
いやぁ、ビーゼルさんは早いし強かった。
狐みたいなのの姿が見えた瞬間には、走って倒しに行ってた。
瀕死の状態の狐を左手に持って、右手には描いたウサギを持って戻ってくるほど。
ウサギは怯えてたが、それは狐にではなくビーゼルさんに怯えてたと思う。
そうやって今日は、狐2匹、タヌキ2匹、熊1頭を倒したし描いた。
そして描いた動物は消えてしまった。
魔力が切れたのか、時間制限があったのかは不明。
消えた時のビーゼルさんの絶望した顔は忘れないだろう。
帰り道、トボトボと歩くビーゼルさんだったが、突然元気になった。
どうしたのだろうと思ってると、両肩を掴まれた。
「閃きました! 貴方は描いた物を出せるのですね!」
「そ、そうですけど」
「では色付きで描いたらどうなりますか?!」
「えっと、色付きで出ると思います」
そう。今まで生み出してた物は、全て白黒。濃淡は付けてたけど、白黒なのだ。
「色付き!! なんて素晴らしい!! 神よ!!」
「で、でも、色なんか持ってないので無理ですよ」
「私が買います! 買ってきます!!」
そう言って、凄いスピードで街に戻っていった。俺達を置いて。
「……エイさん?」
「ワリぃ……俺から言っとくから」
「お願いします」
……待て待て。よく考えたら現状は悪い環境じゃない。
ここに居るのはエイさん一人。俺の能力も知っている。
しかもエイさんは今俺に罪悪感を感じている。
この状況……使える?
って事で、俺の事情をある程度話して、この世界の事を色々と教えてもらう事にした。
もしエイさんがバラすようならビーゼルさんに成敗してもらおう。
乗ってきたイノシシから降りる。
まずは話し合いだな。
自重する気は無いけど、知ってる人は少ない方が良い。
「この能力ですけど、言いふらさないでくださいね?」
「ああ。他人の能力を言って回るようなクズじゃねぇよ」
「ビーゼルさんもお願いしますね」
「ピョンちゃ~ん」
聞いてないようだ。何より怖い。はっきり言うとキモい。
「聞いてますか? 消しますよ?」
「心配いりません。絶対に秘密にします」
「本当ですか?」
「はい。だからこの子を下さい」
お前は結婚しようと申込みに来た娘の彼氏か!
キリッとした顔しやがって!
「多分ですけど、俺の魔力が切れたら消えますよ?」
「そ、それは、本当ですか?」
「はい」
「な、なんという事だ……。この世の終わりか……」
ダメだ、この人。
放置しよう、そうしよう。
「エイさん、今日はどうしますか?」
「う~ん……もう少し奥に行くつもりだったんだがなぁ。アレがあの状態だろ?」
「そうですね」
「……そいつらはお前の言う事を聞くのか?」
「はい。自由に出来ます」
「……なら囮に使おう。あそこに見える森に向かって走らせろ。上手くいきゃ熊とかがかかるだろ」
奇しくも俺が逃げ出した時と同じ戦法か。
あの時は逃げる用だったけど、今度はおびき出すのね。
だが、それに待ったをかける人が居た。
「囮だと?! なんて非道な!!」
「いつもやってるだろうが!」
「それは狩ったウサギを使うでしょう!」
どうやらいつもは、狩ったウサギに紐を付けて放すらしい。
すると紐が絡まり、鳴き声を上げるのだとか。
それを聞くと、獣がやってくるらしい。
俺の描いたのは鳴かないので、走り回っておびき寄せる作戦なんだが。
言い合いが続いていて埒が明かない。
なので煽ってみる事にした。
「ビーゼルさん、貴方はウサギを守れないのですか?」
「守れます! 守り抜きますとも!」
「だったらおびき寄せた後、すぐに倒せば良いでしょう?
それともウサギが狩られるまでに倒す自信が無いと?」
「やってやりますよ!!」
チョロい。
作戦を実行。
いやぁ、ビーゼルさんは早いし強かった。
狐みたいなのの姿が見えた瞬間には、走って倒しに行ってた。
瀕死の状態の狐を左手に持って、右手には描いたウサギを持って戻ってくるほど。
ウサギは怯えてたが、それは狐にではなくビーゼルさんに怯えてたと思う。
そうやって今日は、狐2匹、タヌキ2匹、熊1頭を倒したし描いた。
そして描いた動物は消えてしまった。
魔力が切れたのか、時間制限があったのかは不明。
消えた時のビーゼルさんの絶望した顔は忘れないだろう。
帰り道、トボトボと歩くビーゼルさんだったが、突然元気になった。
どうしたのだろうと思ってると、両肩を掴まれた。
「閃きました! 貴方は描いた物を出せるのですね!」
「そ、そうですけど」
「では色付きで描いたらどうなりますか?!」
「えっと、色付きで出ると思います」
そう。今まで生み出してた物は、全て白黒。濃淡は付けてたけど、白黒なのだ。
「色付き!! なんて素晴らしい!! 神よ!!」
「で、でも、色なんか持ってないので無理ですよ」
「私が買います! 買ってきます!!」
そう言って、凄いスピードで街に戻っていった。俺達を置いて。
「……エイさん?」
「ワリぃ……俺から言っとくから」
「お願いします」
……待て待て。よく考えたら現状は悪い環境じゃない。
ここに居るのはエイさん一人。俺の能力も知っている。
しかもエイさんは今俺に罪悪感を感じている。
この状況……使える?
って事で、俺の事情をある程度話して、この世界の事を色々と教えてもらう事にした。
もしエイさんがバラすようならビーゼルさんに成敗してもらおう。
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