異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様

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第2章 チートになれたので自重しません

048 一家って言うと、ヤクザっぽいな

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子供達がまだ目を輝かせているので、次の準備にかかろうか。

「じゃあ次はお友達を呼び出してあげよう」
「お友達?」
「な~に?」
「好きな動物は居るかい?」
「えっとねぇ。クマ!」
「わたしはねぇ、トリさん!」

クマとは、なかなか豪快ですな。
そういう絵本とかあるのかもね。
黄色で赤色のベストを着てる話とか。

「じゃあちょっと待ってね」

俺はスケジュール帳を取り出して、デフォルメしたクマとインコを描く。
注釈で「ボガス家となかよし」と書き入れる。

著作権マークを書き入れると、テーブルの横に出現した。

「うわ~! クマさんだ!!」
「トリさんもいる~!」

出てきたクマは体長2mくらい。
色鉛筆が無いから白黒だけど、許してくれ。

インコはクマの肩に乗っている。こちらも白黒。
色鉛筆が欲しいな。

「ねぇねぇ! さわってもいい?」
「いい?」
「大丈夫だよ。お~い、こっちおいで」

俺が呼ぶとクマは四つん這いでこちらにノソノソとやってきた。
インコは飛んできて、俺の肩に止まる。

「えっと、こっちのクマは……ベアって名前だ。このトリはインコ。よろしくね」
「ベア!」
「インコちゃん!」

ラウス君は早速クマに突撃した。
インコは俺がシルヴィちゃんに手渡してあげた。
クマもインコも一緒になって遊んでいる。
いや~、しかし名前を適当にしてしまった。反省。

「凄い能力ですね!」
「ありがとうございます」

ボガスさんがやってきて称賛してくれた。
奥さんは……あっ、子供と一緒になって、クマと戯れている。

「私も触っても大丈夫ですか?」
「はい。ボガスさん一家となかよしの設定にしてあるので」
「と言う事は、他の者の場合?」
「敵意のある者なら攻撃されるかもしれません。
 でもそうじゃなければ、ボガスさん達が言えば聞いてくれると思いますよ」

例えば執事さんとかね。
速攻で突撃したラウス君の行動に、ちょっとハラハラしてたみたいだし。

「ちょ、ちょっと、私も行ってきます!」

それだけ言って、ボガスさんも突撃していった。
あの行動力があるから、冒険者もやってるんだろうなぁ。


そして、俺はヒマになった。
全員がクマとインコに夢中だから。

しょうがないので、俺は、執事さんが淹れてくれたお茶を飲みつつ、遊んでいるボガス一家を描いている。
ボガス一家って言うと、ヤクザっぽいな。

絵が完成した頃に、執事さんがボガスさんに声をかけた。

「お楽しみの所、申し訳ございませんが、開店時間が迫っております」
「なんと! もうそんな時間か!」
「え~?! まだ遊びたい!」
「あそびたい!!」

子供達の視線が、ボガスさんと俺に集中する。
ボガスさんも俺をチラ見する。誰得だよ。

俺は諦めた。今日は一日潰れたなと。

「はいはい。移動しようか。ボガスさん、どこに行けば良いですか?」
「すみません。お願い出来ますか?」
「良いですよ。特に予定もありませんし」
「檻が入荷し次第連絡致しますので、それまで本宅で良いでしょうか?」
「判りました。ほれ、ラウス君シルヴィちゃん、家まで案内して」
「「は~い!!」」

二人はクマに乗ったまま移動するようだ。
奥さん、奥さんは乗るのは諦めてください。スペースがありません。
いや、もう1匹描けみたいな目でこっち見んな!
描きたくなるだろ!
はい、移動移動!!
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