異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様

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第3章 快適生活へ向けて頑張ろう!

095 福利厚生は充実してるとは思う

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商人について行くと、そこそこ大きい商会に到着。
看板を見るとメラカ商会とある。

店内には確かに家具が置かれているが、想像ほど多くない。
俺のイメージでは日本にある家具屋を考えていたんだが。
どちらかと言えば、せいぜいホームセンターの一角程度。(ホームセンターの規模にもよるけど)
ちょっとがっかりだ。

「ここにある物は量産品です。質はそこそこですが安いですし、複数を即買い可能です」
「あぁ、なるほど」
「質の良い物はここでは公開しておりません。別の倉庫にあります。
 もっと質の良い物になりますと、注文を受けてから作る事になりますね」

なるほど。
帯剣してる冒険者とか居る世界だ。
展示してたら傷つけられる可能性もある。それが故意じゃなくとも。
高級品を置いてて傷つけられた、でも相手が冒険者ならその家具を置く家が無いので買い取らない。
そんな可能性も考えられる。
なら買える人だけを案内する場所に置いた方が良い。

「いかがでしょうか? 住み込みのメイド等は家具を持ち込みません。
 雇用先が用意するのが通例となっておりますが、ご用意されておりますか?」
「あ~……してません。一部屋に何が必要でしょう?」
「そうですね……タンスが1つ、寝床が1つ、これが最低条件でしょう。
 裕福な所ですと、洗面器と鏡と机と椅子を設置している所もありますね」

部屋で身支度するって事か。
それって当たり前だと思ってたけど、違うんだな。

「部屋で身支度しない所はどうやってるんです?」
「おや、ご存じない?
 従業員の身支度をする部屋を用意していて、そこで着替えたりします」

ロッカールームがあるんだね。
そこに共用の鏡や櫛や洗面器を置いてるのか。

そんな事は考えてなかった。
でも今更家を改築増築する訳にもいかない。
各部屋に用意する方向で行こう。

「各部屋に色々置く事にします」
「それはそれは! いやぁキョウヤさんのお屋敷で働かれる者は幸せですね!」
「そうですか?」

動物を具現化したり、帝都の外だったり、ホムラが住んでたり、知らない設備があったりと、困る事が多そうだが。
まぁ綺麗なトイレもあるし、風呂も完成した。
なので他よりは福利厚生は充実してるとは思う。

俺は全部任せて揃えてもらった。
部屋数を覚えてないので、10セット買った。
余れば倉庫に入れておけば良いだろ。

そしてタンスを1つ別で購入。
タンス見てて思ったんだよね。
タンスの中に物を入れて満タンにする。それを袋に入れたらどうなるのか?
実際の部屋でなら、中が入っていても空でもタンスの占める容量は同じ。
だが袋の場合はどうなのだろう?
もし容量計算なら話が変わってくる。
タンスが空だろうと変わらず1立米、入れた物が1立米とされたら2立米占める事になる。
それが知りたくて実験する為に買ったのだ。

買った物はすぐに従業員が運び出して、もう運搬している。
気が早い。

支払いはギルドの口座から引き落とすらしい。
金額が書かれた紙にサインした。
これを提出すればお金を受け取れるそうだ。相手所有の小切手って感じ。
口座にあるお金で足りるのだろうか? 確認しておかなくては。

「後はキョウヤさんのお部屋だけですか?」
「あ~、え~と、客間と客室もですね」
「なるほどなるほど! では倉庫の方へご案内致します」

客間や客室へ置く物は質の良い物にするようだ。
客に安物を使わせるのは失礼だもんね。


倉庫は少し離れた場所にあった。
結構デカい建物。
中にある物は確かに作りが良かった。でも数が少ない。基本的に受注生産だからだろう。
なので、俺の使うベッドだけムチャクチャ高級品になった。
客間や客室の物を先に揃えたら、在庫がそれしか無かったのだ。
天蓋とかついてるじゃん。使うのが恥ずかしいな。客室のと交換したいが、寝心地は抜群なので我慢する事に。

これらは現金で払った。
全部で3万トルって……。高級すぎるだろ。
まんまと商人の策にハマってる気がする。
テレビショッピングみたいに勧めてくるんだよ! 抗えなかったんだ!
あ、はい、そうです。ああいうのに弱いんです。つい無駄買いしちゃいます。

またザリガニ狩りに勤しむかなぁ。
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