異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様

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第4章 色々解決したい

103 お金払って風呂に入る事を売っているお店です

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結局教室の話はボガスさんの主導の下進められる事になった。
お金の管理や教室の振り分け等、考える事が多く、俺には無理だったから。
結果、俺は絵画教室の先生になるだけ。
救いはラウス君とシルヴィちゃんが「習いに行く!」と行ってくれた事。ええ子やで~。

しかしここで問題が発生。
どうやら、俺に習って絵が描けるようになると具現化出来ると思っている事が判明。
無理と教えれば教室に来なくなるかもしれない。ジレンマだ。

さて、教室をやるのは良いが、手に入った土地の一部しか使わない。
元商会の建物の半分くらい。
倉庫のある土地や、残りの半分の活用方法を考えないといけない。
ボガスさんなら上手く使ってくれる……何で俺を見てんの?

「他の部分の活用方法について、他にアイデアは?」

俺はアドバイザーじゃないんだけど。
そんなにポンポンと出てきませんよ、知識チート持ちじゃあるまいし。
期待を寄せた目で見られても困ります。

「他にと言われても……そもそも残ってるスペースって?」
「ちょっと待ってください、今見取り図を持って来させます」

いつの間に見取り図を……。
手に入れる気マンマンだったのだろうか?

「えっとですね。台所……は料理教室で使いますよね。
 そうなると、トイレ・風呂・寝室が3つといった所でしょうか?」
「トイレは共用するでしょ」
「そうですね。なので風呂と寝室が空いています」
「じゃあ銭湯で良いじゃないですか」
「銭湯?」

おっと、この世界には銭湯の概念が無いようだ。
この世界と言うよりも、帝都に、かな?

「お金払って風呂に入る事を売っているお店です」

意外と銭湯の説明って難しいな。

「家で入れば良いのでは?」

各家庭に風呂ってあるのか?
あっ、温泉が無いのか! だから理解出来ないのかも!
俺はスーパー銭湯とか温泉施設とかを想像して話す。

「えっと、常にお湯が出てて、広い浴室広い湯船があって、出たら休憩スペースがあって寛いで、個室で休憩も出来る。
 タオルも貸し出したり売ってたりしてて、石鹸とか常備されてて、手ぶらで行ける感じです」
「湯はどうやって?」

源泉が無ければ沸かすしか無いか。

「温泉があればそれを引いて、無ければ沸かすって感じですかね」
「温泉……ですか?」
「え~と、地面を掘ると水が出ますよね?」
「はい。場所にもよりますけど」
「そんな感じで、地面を掘ったらお湯が出る場合があるんですよ」
「ほう! そのような話は初めて聞きました!」

初めてなのか。
じゃあこの世界には温泉は無いのかもしれない。
火山とかマグマとか、そういうのがある世界じゃないのかもね。
それこそ丸くない世界とか、亀の背中の世界とか。

「知らないようでしたら、この辺りでは掘っても出ないかもしれませんね。
 じゃあこの話は無かった事に……」
「いえいえ! 知らないだけで掘れば出るかもしれませんよ! 調べましょう!」

ヤベェ。乗り気にさせちゃった。
掘るって言ってもどこを掘れば出るとか、そんな知識は無いぞ?
ついでに言えば「井戸を掘ってたら偶然源泉を掘り当てちゃった!」みたいなご都合主義にはならないよ?
だって、周囲の山見ても、火山っぽくないもん。

しかし、今にもスコップで掘り出しそうなボガスさんを止める言葉が思いつかない。
しょうがない、ここは俺がひと肌脱ぐしかないようだ。
と言っても適当な事を言うだけなんだけど。

「判りました。実はうちに居るホムラなんですけど、水と火を感知出来るらしいんですね。
 なので、土地内の地面を調べさせましょう」
「おおっ! 是非とも!! 発見出来れば大儲けですね!!」

これでホムラに「ここには無い」と言ってもらえばOK!
無いとなれば諦めるだろう。
ホムラにはウソをついてもらう事になるが、頼む! 頑張ってくれ!
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