異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様

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第4章 色々解決したい

115 薬草を盗ってくる?!

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「あっ、そうそう。仕事ください」
「報酬を取りに来たんじゃないのか?」
「それは口座にお願いします」
「そうか。しかし珍しいな」
「失礼な! 俺、冒険者ですよ?」
「だったら毎日のように来いよ」
「ははははは。……で?」
「どんな仕事が良いんだ?」

いわゆる常時依頼で十分かな?

「アレで良いですよ。ほら、薬草取ってくるとか」
「薬草を盗ってくる?!」
「……ん? なんかニュアンスが違ったような?」
「勝手に畑から盗ったら犯罪だぞ?」
「そんな作物泥棒なんかしないですよ! ってか薬草って畑で作ってるんですか?!」
「当たり前だろ?! よく使うのに、作らない選択肢があるのか?!」

言われてみればその通りだ。
でも異世界では薬草は野草のはずなんだが。
採取して売るのが決まりのようなものだ。

「あれっ? でも前に採取したのを売りましたよ? 採取したのは具現化した動物でしたけど」
「ん? そうか? ちょっと待ってろ」

そう言って出ていったベルドさんは、束ねた紙を持って戻ってきた。

「ああ。確かに買い取った事があるな」
「でしょ?」
「だが、買い取ったのはアザス草とウィス草だぞ?」
「薬草じゃないんですか?」
「冒険者なのに何で知らないんだよ……。
 アザス草はその時期に採れる山菜だ。ウィス草はモンスターが好む草で、これもその時期に生える」
「山菜ですか? 後、モンスターが好む草?」
「ああ。栽培するほどではないが、アザス草は結構好きな人が多いぞ。ちょっと辛いが美味い」

へ~。葉ワサビみたいな感じかな?

「ウィス草はモンスターが好んで食べるんだ。
 だから雑草だが、撤去を推奨している。ギルドに持ち込めば安いが買取をするんだ」
「モンスターを街に寄せ付けない為ですね?」
「そういう事だ」

なるほどなるほど。
確かにそれは重要だね。

「じゃあ、今の時期は何を採ってくれば良いですか?」
「……そんなに暇なら勉強していくか?」
「はははは。ちょっと何を言ってるか判りませんね」
「判るだろ……。ふぅ、しょうがないな。山菜や草について書かれている本があるから買え」
「え~? そういうのはギルドに置いてて、自由に見れて、勝手に勉強出来る物じゃないですか?」
「だから勉強するかって聞いたんだが?」
「はははは。ちょっと何を言ってるか判りませんね。……買います」

しょうがなく本を買った。
綺麗な本だ。
挿絵もあり、判りやすいじゃないか。

……この絵、俺の絵だな。
この本、あの街が発行してるのか。
買わなくても手に入ったかも。なんか損した気分だ。

「さて、採取の仕事は無い事は判りました。他に何か仕事は?」
「……今あるお前が出来そうな仕事は『護衛』と『害獣駆除』くらいだな」
「護衛は却下で。害獣駆除って何ですか?」
「畑を荒らす害獣を駆除する仕事だ」
「それぐらい判りますよ! そうじゃなくて、害獣の種類ですよ!」
「モグーってやつだな。地中に居て、掘り進んで来るんだ」

あっ、モグラですね。判ります。

「じゃあそれを受けます」
「マジか?! 安いぞ?!」
「安いんですか?」
「1匹50トル。移動・食事・宿泊、全て自腹だぞ?」

確かに安い。
1日1匹しか取れなかったら多分赤字だ。
俺の場合テントだから宿泊費は要らないし移動は動物に乗るから良いけど、それでも赤字になるかも。

まぁ、いいか。
ハーレム君に遭う可能性があるなら、出かけた方が良い。

「うん、やっぱり受けます」
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