異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様

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第4章 色々解決したい

122 個人情報漏洩かよ

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う~む……相手が鬱陶しいと思ったのは事実だけど、ここまでの罰を受けるとなると罪悪感を感じるなぁ。
でも罪を軽くして罰が軽くなると、簡単に出てきて、逆恨みでまた絡まれる気がする。

…………よし。
とりあえず、ほとぼりが冷めるまで遠征にでも出るかな。
それがいい。そうしよう。お金も稼げるし、迷惑かけたギルドにも貢献できる。

「ベルドさん、遠征出来るような依頼は無いですか?」
「遠征? なんでだ? 今まで行きたがらなかっただろ?」
「今回の件で、ちょっと離れたいなと思いまして」
「あ~、そうだな。あいつらもまだ居るしな」

あいつら? 誰だ?

「ほら、手足を失った元仲間だ」
「あ~。帝都に居るんですか?」
「実家が帝都にあるからな。戻っている。
 今回の件を聞いたら、何するか分からん。確かに離れていた方が良い」
「そうですよね。でも誰がその人達に教えるんです?」
「ほれ。ギルドに居ただろ?」
「……? ああっ! 受付の人?!」
「そうだ。あいつは今、停職中だ。だが噂は耳にするだろう。
 その場合、言い触らさないとは思えない」

個人情報漏洩かよ。
停職で済むのか?

「聞いたからって、仕返しに来ますかね?」
「来るだろうな。だが、実家の者が説得するだろう。
 説得が出来るまでは会わない方が良い。だから遠征してろ」
「まぁ、元よりそのつもりなので。 で、良さそうなのあります?」
「ちょっと待ってろ」

そう言ってベルドさんは退出した。

「では私も帰ります。手続き等ありますので」
「助かりました」
「いえいえ」
「おい、ちょっと遠いが、お前なら出来そうなのがあったぞ」

ロリット男爵が帰ろうとした時に、ベルドさんが戻ってきた。

「なんです?」
「畑にモンスターが出てるそうだ。追い払ってくれって依頼だな」
「退治じゃなくてですか?」
「空を飛んでるそうだ。夜間に来るから正体は不明。
 現在まで誰も受けてない依頼だ。お前が断るなら国に話が行くだろうな」
「国に?! じゃあヘタすれば軍が出動するほどの事?!」
「可能性はある」

マジか~。
また正体不明と戦うのかよ。
まぁ、基本的に具現化した動物が戦うんだけど。

「キョウヤさんが受けるなら、宰相様には話を通しておきますよ?」
「通しておくと何かメリットが?」
「ええ。もし軍が出動しないといけないほどのモンスターだった場合、討伐されれば懸賞金が出ます」

なるほど。
ギルドからは正体が不明でも、依頼料しかもらえない。
だが、予想外に凶悪なモンスターだった場合、それとは別にお金が貰えると。
それは助かる。前みたいにドラゴンと呼ばれるトカゲだったら困るもんな。

「じゃあそれでお願いします」
「判った。じゃあ細かい打ち合わせをするか」
「では私は戻って報告します」

男爵は帰っていった。
金額等の話をしなかったが、倒したモンスターによって違いが出るのだろうと推測される。
実際ただの鳥の可能性もあるしね。
持って帰ってから査定してもらえば良いだろ。



ベルドさんとの打ち合わせも終了し、家に帰る。

その畑がある場所は帝都から馬車で30日かけて行った所だそうだ。
そんな遠方の依頼が何であるのか疑問に思い聞いたら「今日来た」との事。
近場のギルドで依頼を出したが誰も受けず、どんどん依頼が拡散されていったらしい。
帝都まで来たのは、ここで誰も受けなければ国に持っていく為。
そこの領主が受ければ良いのにと言うと、そんな大規模の軍を領主は所有してないそうだ。
おいおい、大規模な軍で討伐する相手なのか?

とにかく正体は不明。松明を焚いた所には出現してないそうなので、今はそれで耐え忍んでいるらしい。
しかし火を絶やさないように番をしないといけないし、本当にそれで出現しないという保証は無い。
なので追い払いたい、できれば討伐したいとの事だ。
明かりのある所に出ないので正体が分からないってのがネックだね。
ギルドでも調べたらしいけど、絞りきれないらしい。

相手が空中に居る事だけは判っているので、対応出来る者が少なくて困ってるそうな。
強力な弓使いか魔法使いが居るパーティーに出そうと思ってたんだって。
俺はどっちでもないよ?と言ったら「強い鳥とか出せば良いだろ」と言われた。確かに。

ってか、最近気づいたんだけど、道具を具現化すれば良いだけだ。
永続化してないから持たないけど、使い捨てにする分には問題無い。
今はこれで歯ブラシと歯磨き粉を出して使ってるし。いつも清潔で助かってる。


さ、出発は明日だ。
当然ホムラも連れて行こう。
モンスターの気配に気づくかもしれないし、レベルアップも出来るしね。
と言うか、俺が働いてるのに部屋のクッションでグータラしてるのは許さん!
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