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第4章 色々解決したい
138 異世界転移転生と言えば、この魔法じゃないか!
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「えっと、そうですね……興味がある物を複数購入しようと思ってるんですけど。
問題は価格ですかね?」
「価格もですけど、すみませんが1週間に1つしかお売りできません」
「えっ?! 何でですか?!」
「煙にして吸引すると説明しましたよね?
これが結構キツイ物でして、煙草の葉やスッとする葉等を混ぜて吸引する事になります。
それらに中毒性があるので、最低1週間は間隔を開けるようにという国からの指示が出ています」
あ~、タバコと同じなのね。
しかも国から命令が出てるって事は、毒性が高いか、麻薬成分が含まれている可能性も。
「それらは治癒魔法では消えないんですか?」
「体内に魔法紙の成分が浸透するまで、他の魔法は受け付けないようです」
「そうなんですね。
あれっ? ではその間に魔法での攻撃を受けたら無傷って事ですか?」
「皆さん、そう考えますね。
でも実際は違います。魔法によって自然の物を動かしているので、攻撃を受ければ怪我します」
あっ、そうなんだ。
例えばエアカッターという、魔法で真空を作り「かまいたち」を起こすような攻撃魔法があるとしよう。
その場合、魔法で切って来るのではなく、空気を操作しているだけなので、物理攻撃扱いになるって事だ。
だから受ければ怪我するし、盾でも防御出来るって事になる。
「そうですか。
しかし、1つですか……。どうしようかなぁ? では、今販売してる魔法を教えてもらえますか?」
「現在は、約200種類くらい在庫しております」
「に、200種類?!」
1つ1つ説明してもらって選ぼうと思ったけど、多すぎるわ。
「決められないのでしたら、方向性を考えてはどうでしょうか?」
「方向性ですか?」
「そうです。例えば、攻撃したいとか、防御したいとか、生活に便利な物とか。
後は価格ですね。ご自身が出せる最大限の金額を提示して頂ければ、その範囲内で見繕いますけど」
方向性と金額か。
金額は……わからん。
売られている物の一番安い物でいくらするのかもわからないから、提示のしようがない。
出せる最大の金額を言っても「そえで買える物はありません」と言われる事もありうる。
なので、ここは方向性を考えよう。
防御は永続化でなんとかなってる。
なので必要なのは攻撃魔法か?
いや、俺ってそこまで攻撃に参加してないよね。
だいたいを具現化した動物に任せてるからな。
人間相手に魔法を使いたくもないし。非力な俺のパンチやキックで十分か?
ま、これは必要になりそうなら買いに来ればいいか。
って事は……生活魔法?
あっ! 思い出した! 異世界転移転生と言えば、この魔法じゃないか!
「鑑定魔法ってありますか?」
「すみませんが在庫切れとなっております」
「あ~、そうですか」
「鑑定魔法は超人気商品でして。入荷と同時に即完売となりますね」
「そんなに人気なんですね!」
「勿論です! 価値を知る為に商人や貴族は絶対に欲しい魔法ですよ!」
誰だって偽物を掴まされないように鑑定したいよね。
それが商売に直結する商人なら尚更か。
「生活魔法は何がありますか?」
「現在、在庫があるのは…………種火が出る魔法、2桁の足し算が出来る魔法、の2種類ですね」
「た、足し算ですか?」
「はい。例えば、92+35+19+3+84=、みたいな問題があるとします」
「答えは233ですよね?」
「えっ?! もしやその魔法を習得されているんですか?!」
「いえいえ暗算ですよ」
「凄いですね!!」
これくらいなら暗算出来る。
昔に習ったそろばんのお陰だけど。
3桁になったらダメだけどね。
「その答えが頭に浮かぶ魔法なんですけど……必要無いですね」
「そうですね。種火が出る魔法というのは、どういうのですか?」
「指先から少し離れた場所に種火が出る魔法です。
そこに着火する為の物が無ければ火は点きませんけど」
焚き木とかあってもダメなんだろうな。
そこに枯れ草とか新聞紙とかあれば火が起きるのだろう。
便利なような不便のような……。
あっ! でも、これこそイメージでファイヤーボールとかに出来るんじゃない?!
問題は価格ですかね?」
「価格もですけど、すみませんが1週間に1つしかお売りできません」
「えっ?! 何でですか?!」
「煙にして吸引すると説明しましたよね?
これが結構キツイ物でして、煙草の葉やスッとする葉等を混ぜて吸引する事になります。
それらに中毒性があるので、最低1週間は間隔を開けるようにという国からの指示が出ています」
あ~、タバコと同じなのね。
しかも国から命令が出てるって事は、毒性が高いか、麻薬成分が含まれている可能性も。
「それらは治癒魔法では消えないんですか?」
「体内に魔法紙の成分が浸透するまで、他の魔法は受け付けないようです」
「そうなんですね。
あれっ? ではその間に魔法での攻撃を受けたら無傷って事ですか?」
「皆さん、そう考えますね。
でも実際は違います。魔法によって自然の物を動かしているので、攻撃を受ければ怪我します」
あっ、そうなんだ。
例えばエアカッターという、魔法で真空を作り「かまいたち」を起こすような攻撃魔法があるとしよう。
その場合、魔法で切って来るのではなく、空気を操作しているだけなので、物理攻撃扱いになるって事だ。
だから受ければ怪我するし、盾でも防御出来るって事になる。
「そうですか。
しかし、1つですか……。どうしようかなぁ? では、今販売してる魔法を教えてもらえますか?」
「現在は、約200種類くらい在庫しております」
「に、200種類?!」
1つ1つ説明してもらって選ぼうと思ったけど、多すぎるわ。
「決められないのでしたら、方向性を考えてはどうでしょうか?」
「方向性ですか?」
「そうです。例えば、攻撃したいとか、防御したいとか、生活に便利な物とか。
後は価格ですね。ご自身が出せる最大限の金額を提示して頂ければ、その範囲内で見繕いますけど」
方向性と金額か。
金額は……わからん。
売られている物の一番安い物でいくらするのかもわからないから、提示のしようがない。
出せる最大の金額を言っても「そえで買える物はありません」と言われる事もありうる。
なので、ここは方向性を考えよう。
防御は永続化でなんとかなってる。
なので必要なのは攻撃魔法か?
いや、俺ってそこまで攻撃に参加してないよね。
だいたいを具現化した動物に任せてるからな。
人間相手に魔法を使いたくもないし。非力な俺のパンチやキックで十分か?
ま、これは必要になりそうなら買いに来ればいいか。
って事は……生活魔法?
あっ! 思い出した! 異世界転移転生と言えば、この魔法じゃないか!
「鑑定魔法ってありますか?」
「すみませんが在庫切れとなっております」
「あ~、そうですか」
「鑑定魔法は超人気商品でして。入荷と同時に即完売となりますね」
「そんなに人気なんですね!」
「勿論です! 価値を知る為に商人や貴族は絶対に欲しい魔法ですよ!」
誰だって偽物を掴まされないように鑑定したいよね。
それが商売に直結する商人なら尚更か。
「生活魔法は何がありますか?」
「現在、在庫があるのは…………種火が出る魔法、2桁の足し算が出来る魔法、の2種類ですね」
「た、足し算ですか?」
「はい。例えば、92+35+19+3+84=、みたいな問題があるとします」
「答えは233ですよね?」
「えっ?! もしやその魔法を習得されているんですか?!」
「いえいえ暗算ですよ」
「凄いですね!!」
これくらいなら暗算出来る。
昔に習ったそろばんのお陰だけど。
3桁になったらダメだけどね。
「その答えが頭に浮かぶ魔法なんですけど……必要無いですね」
「そうですね。種火が出る魔法というのは、どういうのですか?」
「指先から少し離れた場所に種火が出る魔法です。
そこに着火する為の物が無ければ火は点きませんけど」
焚き木とかあってもダメなんだろうな。
そこに枯れ草とか新聞紙とかあれば火が起きるのだろう。
便利なような不便のような……。
あっ! でも、これこそイメージでファイヤーボールとかに出来るんじゃない?!
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