異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様

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第5章 ダンジョンに行こう

160 その犯人は貴族

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他の人は来なかったし、こっちからも行かなかったので、スーズさんとセムターさんとパーティーを組む事に話はまとまった。

ダンジョン内での事や取り分なんかも決定した。

まずは戦闘。
セムターさんが索敵をする。
警戒や戦闘は俺が出す動物が担当。
スーズさんは戦闘時のみ行動。
俺は動物に指示を出す役で、戦闘には参加しない。

次に収穫。
壁にあると思われる魔法紙の捜索は、俺・スーズさん・動物が担当。
昆虫もイケると判明したので、発見しにくいと言われているらしい天井や床を探してもらう。
発見した場合は、スーズさんに回収してもらう。
回収のやり方を知っているのはスーズさんだけだからだ。
その時にレクチャーしてもらう事になっているけど。
その間もセムターさんは索敵。動物には警戒もしてもらう。

倒した魔物から金になる部分を回収するのはセムターさんの仕事。
それをしている間は動物が警戒任務にあたる。
ちなみに、収穫した物全ては俺が回収して運搬する事になっている。
動物に持たせると思っているようだが、俺にはチートの袋があるしね。ここでは言わなかったけど。
ダンジョン内で知られるのは別に良いが、わざわざ人の多いこの場所で発表する必要は無いだろ。

聞いて驚いたのが、ダンジョン内には宝箱もあるらしい。
中には色んな物が入っているらしい。ゴミから高級品まで。
下層に行くほど高価な物が入ってる訳ではなく、完全にランダムらしい。
ただし、その階層に出る宝箱が階層の数字と同じらしいのだ。
つまり1階なら1つだけ。これが2日に1回更新される。
出現場所もランダムだそうだ。
これで一攫千金を狙って低階層に入る冒険者も多いとの事。
セムターさんは積極的に狙いたいようだ。
まぁ俺も一回くらいは見てみたいな。
ちなみに、罠というかヤバい物が入っている場合もあるよう。
例えば毒ガスとか毒を持つ動物とか。
それ、罠じゃね?と思ったけど、そういう事では無いらしい。
この世にある物で宝箱に入る物なら入っているんだとか。
それを調べている研究者まで居るくらい謎なんだってさ。
まぁ「そんなものなんだ~」で納得出来る訳無いよな。「何故だ?」とか「本当にありとあらゆる物か?」と調べる人が居るのは当然。

次に生活部分。
食と住だ。
これも俺が担当する事に。
運搬と同じ様に、動物が担当と思ってもらっといた。
セムターさんは料理も出来るそうなので、期待しよう。
寝る所はもちろん檻の中。安全です。
出せる程の広い場所を探すのが重要かな?

最後に取り分。
持って帰った物全てをまずは査定に出す。
その合計金額を3等分。
その中で欲しい物があれば、その金額を出して買い取れる事に。
ただし魔法紙の場合は、スーズさんが優先で選ぶ。
余った物の中で欲しい物があれば買い取れる。
セムターさんは魔法に興味が無い(と言うよりも金の方が良いらしい)ので、現金だけ。
ただし宝箱の中から良い物が出た時は優先で買い取る。
どうやら俺の持ってる袋のような物があるそうで、それは欲しいんだとか。
自慢の足の速さが持ち物の重さで半減したくない、というのが理由。納得だ。


ここまで決めて、全員が納得した所で横槍が入った。
その犯人は貴族。

「お前達も私のパーティーに入れてやる。ついてこい」

さすが貴族様。横柄です。

スーズさんもセムターさんも諦めたような顔をしている。
やはり逆らえないようだ。
ここは俺が言うしかないな。

「え~と、お断りします。もうこの3人でパーティーを組む事にしたので」
「そんな事は知らん。私の言う事を聞いていれば良い」
「こっちこそそんな事は知りません。断ります」

こういうとこの場の全員(勇者除く)が驚いた顔をした。
誰も貴族に逆らうという事を考えてなかったみたいだ。

ちなみに俺は貴族への反抗で言った訳ではない。
単純に「付いて行ったら自由に行動出来ないだろうな~」という考えからだ。
自由に行動出来るなら同行しても良いけど。聞いてみるか?

「取り分は等分で、他の人の邪魔にならない程度の自由を保証してくれるなら同行しますけど?」
「そんな訳が無いだろう!」
「でしょうね。だから断ります」

やっぱり無理だよね~。
なら断る一択だよ。
あ~、でも他の2人がどうするかだよなぁ。
断れなければ、結局また俺1人になっちゃう!
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