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極悪婚活カウンセラー編-10
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風邪をひいたのは不覚だった。
文花は無農薬防かび剤不要のレモンを輪切りにしながら、思った。
熱はひいたがまだ喉がガサガサしているので、レモンとハチミツのホットドリンクを作る事にした。
昨日夫の担当編集者の常盤がやってきたが、あの時熱が8度以上出ており、あまり記憶に残っていない。
何で来たのかもわからない。
ただ冷蔵庫を覗くと夫のために作った料理を入れたタッパーが消えていたので、きっと常盤にあげたんだろう。
カップに蜂蜜を大さじ一程度入れる。ハチミツは国産のもので一瓶2000円もするが、これを口にすれば風邪は良くなるだろう。夫が風邪をひいた時もこのハチミツを食べさせてすぐに治っていた。
そこにお湯を注ぎ、さっき切ったレモンを浮かべる。
甘酸っぱい香りがあたりに広がった。このホットドリンクを片手に持ち、ニ階の書斎へと行く。机の上にホットドリンクを置き、ちびちびと飲みながら、パソコンにかじりついた。
三日三晩夫の愛人、浅山ミイについて調べた。
お陰で風邪をひいたが、収穫はあった。
ミイ仕事で使っているブログでは、時々韓国アイドルのファンである事の記述が見られた。彼のファンのSNSを調べ潰し、ミイのプライベートのSNSを発見した。
仕事のブログで上げている写真とプライベートのSNSで上げている韓国旅行の写真が一致していた。
また華を通して、数週間後になるが、当時不倫された妻に会う約束も取り付けた。
華はミイを恨んでいる。こちらの無理目な要望もミイ憎しと進んで協力してくれた。華のブログもほぼミイのアンチと化し、コメント欄はミイの少なからずミイのアンチが集まっていた。
文花は、ミイのプライベートのSNSを再び見た。
最新記事が「彼氏と北海道旅行」とある。顔が伏せているが、連れがいるように匂わせていた。
どこかのカフェでの食事シーンの写真あげていたが、端にミイと男のものと思われる腕が写っていた。
男の腕は見覚えがある。間違いなく夫のものだった。はめている時計も夫のもので間違いない。骨格や毛の生え方や黒子の位置も一緒だ。
左手も映っていたが、結婚指輪は外している。
怒りで文花の頬が強張る。
「だめだ、落ち着こう」
ハチミツのホットドリクを口に含み、どうにか怒りを抑えた。
しかしミイのプライベートアカウントを特定できたのは収穫だった。
過去の記事をざっと目を通すと、どうやら不倫の常習犯のようだ。不倫する度の陶酔したポエムや、男と一緒にいるようなに匂わせた写真をあげていた。もっともその妻に具体的に嫌がらせ行為をしたような証拠はなかったが。
文花は調べあげたミイの裏アカウントのアドレスを華にも送った。
華とは明後日会う事になっている。ミイアンチ達とオフ会を開く事になり、何人かと集まるのだ。文花は、華のブログやSNSにコメントを送っていないが、是非参加して欲しいと誘われた。
ミイのアンチ達に会いたいわけではないが、情報を集める為には行く必要がある。
文花は、すぐに参加すると返事をした。
そのためには早く風邪を治さなければ。
文花はハチミツのホットドリンクを飲み干した。
文花は無農薬防かび剤不要のレモンを輪切りにしながら、思った。
熱はひいたがまだ喉がガサガサしているので、レモンとハチミツのホットドリンクを作る事にした。
昨日夫の担当編集者の常盤がやってきたが、あの時熱が8度以上出ており、あまり記憶に残っていない。
何で来たのかもわからない。
ただ冷蔵庫を覗くと夫のために作った料理を入れたタッパーが消えていたので、きっと常盤にあげたんだろう。
カップに蜂蜜を大さじ一程度入れる。ハチミツは国産のもので一瓶2000円もするが、これを口にすれば風邪は良くなるだろう。夫が風邪をひいた時もこのハチミツを食べさせてすぐに治っていた。
そこにお湯を注ぎ、さっき切ったレモンを浮かべる。
甘酸っぱい香りがあたりに広がった。このホットドリンクを片手に持ち、ニ階の書斎へと行く。机の上にホットドリンクを置き、ちびちびと飲みながら、パソコンにかじりついた。
三日三晩夫の愛人、浅山ミイについて調べた。
お陰で風邪をひいたが、収穫はあった。
ミイ仕事で使っているブログでは、時々韓国アイドルのファンである事の記述が見られた。彼のファンのSNSを調べ潰し、ミイのプライベートのSNSを発見した。
仕事のブログで上げている写真とプライベートのSNSで上げている韓国旅行の写真が一致していた。
また華を通して、数週間後になるが、当時不倫された妻に会う約束も取り付けた。
華はミイを恨んでいる。こちらの無理目な要望もミイ憎しと進んで協力してくれた。華のブログもほぼミイのアンチと化し、コメント欄はミイの少なからずミイのアンチが集まっていた。
文花は、ミイのプライベートのSNSを再び見た。
最新記事が「彼氏と北海道旅行」とある。顔が伏せているが、連れがいるように匂わせていた。
どこかのカフェでの食事シーンの写真あげていたが、端にミイと男のものと思われる腕が写っていた。
男の腕は見覚えがある。間違いなく夫のものだった。はめている時計も夫のもので間違いない。骨格や毛の生え方や黒子の位置も一緒だ。
左手も映っていたが、結婚指輪は外している。
怒りで文花の頬が強張る。
「だめだ、落ち着こう」
ハチミツのホットドリクを口に含み、どうにか怒りを抑えた。
しかしミイのプライベートアカウントを特定できたのは収穫だった。
過去の記事をざっと目を通すと、どうやら不倫の常習犯のようだ。不倫する度の陶酔したポエムや、男と一緒にいるようなに匂わせた写真をあげていた。もっともその妻に具体的に嫌がらせ行為をしたような証拠はなかったが。
文花は調べあげたミイの裏アカウントのアドレスを華にも送った。
華とは明後日会う事になっている。ミイアンチ達とオフ会を開く事になり、何人かと集まるのだ。文花は、華のブログやSNSにコメントを送っていないが、是非参加して欲しいと誘われた。
ミイのアンチ達に会いたいわけではないが、情報を集める為には行く必要がある。
文花は、すぐに参加すると返事をした。
そのためには早く風邪を治さなければ。
文花はハチミツのホットドリンクを飲み干した。
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