もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

稼ぐぞ!

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ばぁちゃんの雷が落ちた後は、テキパキとウェル達の装備品や洋服を選んでいく。

新品の装備品に、ウェルが「かかか、か、金がないけどいいのか?!」と焦って叫ぶと、
ばぁちゃんが「出世払いだよ!稼げるまでちゃんと面倒は見る。頑張って稼ぎな!」とバンバン背中を叩く。
ウェルは涙目で高速でうなずいていた。

リーは「これ、リーの?リー、この新しいのつけていいの?!」と、新しい装備品に大興奮。
「正真正銘、リーのためのものだよ!」というばぁちゃんの声に
「ブルーメ様、ありがとぉ!!」「ぐふ」タックルをかまし、受け止めたばぁちゃんから変な声が漏れた。
「リー!アンタはタックル禁止だ!」「ふぇ…」
「泣きそうな顔するんじゃないよ!今まで通りアタシらの前に頭を出すんだよ。撫でくりまわして、こっちから抱きしめるよ!」「…ハイ!!」
リーは1歩下がってばぁちゃんに頭を差し出す。
「よしよし、良い子だ!!」
ばぁちゃんが頭を撫でくりまわし、ほっぺをムニムニすると、リーは「くふふふっ」と笑って尻尾をぶんぶん振り回す。
「…ウェル、リーって尻尾も凶器になりそうだね?」
「うん、端からみるとそう見えるって、俺も初めて気づいたわ」
僕とウェルは、同時に3歩下がってその光景を眺めていた。

獣人は基本的に自分の拳で戦うらしく、武器はいらないとのことだったが、ばぁちゃんが
「自分の拳や爪がある、ったってさぁ?魔獣の肉を爪で引き裂いて、爪の間に肉片とか毛とか残ったら気持ち悪くないのかい?」
そんな言葉で、2人がじっと手を見る。
「「考えた事なかった…!!」」
「とりあえず、自分が握りやすいナイフか短剣ぐらいは選んでおきな」
ってことで、2人とも剣を選ぶ。

「初めての俺の武器!!!」
ウェルは頭上に捧げるようにして拝むし、

「リー、なら両手に持ちたい」
双剣をお手玉のようにくるくる飛ばして感触を確認。

2人してうなずき合うと
「「稼ぐぞぉ!!!」」
剣を天に突き上げ大声で宣言する。

「…めっちゃ稼ぎそうですわ?」
カヤさんがちょっとひきつった口元で

「ブルーメ様!今後ともご贔屓に!!」
タチバナさんは輝く笑顔でばぁちゃんの両手を取り、上下にぶんぶん振る。

「うん、まぁなんだ、デカイ獲物を仕留めたらココに持ってくるさね。
さぁお前達、今日は旨いもの食べて早く寝て、明日からのダンジョン攻略に備えるよ!」
「「「おーー!!!」」」
ばぁちゃんの掛け声に元気良く答える僕達3人に

「期待しております!!」「…胃薬用意しとこうかしら?」
拍手で答えるタチバナさんと、小首をかしげるカヤさん。


ダンジョン、楽しみだね!!!
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