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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです
探索者の制度
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「大王「あ"あ"ん?」いや、ブルーメ様御一行、ギルドマスター室へ。
話が長くなりそうだ。すまんが茶とジュースを頼む。
皆は業務に戻ってくれ!!」
クマおじさんがパンパンと手を叩くと「ちぇー」「面白そうだったのに」とかいう声が聞こえながらも人がバラけて行き、僕達を奥へ連れ出す。
連れていかれた部屋にはゆったりしたソファーとテーブル、あと、いかにも仕事します!って感じの机と椅子があった。
ソファに並んで座った僕達の前にお茶とジュースを出してくれた人が退出すると、対面に座ったクマおじさんが話し出す。
「さきに、この用紙にチーム名を書いて、所属構成員の名前を書いてくれ。白狼の坊主の話を聞いてる間に、構成員の人数分だけ探索者証を発行しておく。
ちなみに、探索者の制度の話は聞いてるか?」
「ん?登録したらダンジョンに入れるってだけじゃないのかい?」
「無茶して死んじまう探索者が後を経たなくてな、ランクを設けた。
最初は5級から始まり、ダンジョン3階まで潜って良い事になっている。
4級は5階まで、3級は10階、2級は20階、1級は30階、特級はそれ以降どこまでも、自己責任だ。
ギルドで獲物を売る際に〝真実の玉〞ってのに触れて貰う。〝自分は○階で、自分達で獲物を仕留めた〞と宣言して触れる。本当なら玉は反応しないが、嘘をつくと光る。
階数が嘘ならば、3回目の嘘でランクが1つ下がる。
自分達で仕留めたのが嘘ならば、1発でランク2つ下がる。5級と4級は剥奪だな。1年間は再発行しない。
ランクを上げるには試験がある。ギルド員が同行して先の階数に赴き、問題なく獲物を狩れるようならランクアップだ。
ざっくりした説明は以上だ。チーム名と大王達の名前を書いてくれ」
「チーム名?ユズリハを守る会、でいいだろう?」
「ばぁちゃん、却下ぁ!!」
「なんだい、いいと思ったんだがねぇ?」
「リハの守護神!」
「ウェル、発想を僕から離して?!」
「にく、肉を食べよう!」
「リー?アタシを除け者にする気かい?」
「…大王が、ものすごく楽しそうだ」
わちゃわちゃした僕達を、クマおじさんがぽっかーんとした顔で見ている。
「もふもふ、もふもふの会にしよう!!」
僕が叫んだら、
「ワン!」『もふもふよ永遠に!』
「メェ!」『もふもふと愉快な仲間達!』
「わん!」『もふもふ最強!』
「にゃ!」『至高のもふもふ!』
わびすけ達が皆出てきた。
「うぉ!これ、大王の精霊じゃねぇな?こんだけ居るって事は、白狼達も精霊を従えてんのか?!」
クマおじさんがびっくりしてちょっとのけ反る。
「違うよ、全部ユズリハの契約精霊さ。だから言ったろう?この子はいずれアタシを超えるって」
ばぁちゃんが自慢げに僕の頭を撫でる。
「おおぅ、1人で4体…。そして脇を固める白狼…。
大王、アンタ達5級から始めたって、逆に初心者達の邪魔だわ。俺が使える最大の権限で3級から始めるようにしよう。10階まで降りていいぞ。それに慣れたら声をかけてくれ。直ぐ様ランクアップ試験しよう。
アンタ達、とっとと下層に下ってくれ…」
クマおじさんがソファに寄りかかり、額に手を当て天を仰ぐ。
「さっきから白狼白狼って言ってるが、この子達〝白狼〞ってのはそんなに特別なのかい?」
ってばぁちゃんが聞いてるけど、
「クマおじさん!〝最強のもふもふ軍団〞に決めたよ!」「最強!」「強いよ!」
ウェルもリーも握り拳で援護してくれてるし。
「決めたんかい?!」
うん、ばぁちゃん。多数決だよ!
話が長くなりそうだ。すまんが茶とジュースを頼む。
皆は業務に戻ってくれ!!」
クマおじさんがパンパンと手を叩くと「ちぇー」「面白そうだったのに」とかいう声が聞こえながらも人がバラけて行き、僕達を奥へ連れ出す。
連れていかれた部屋にはゆったりしたソファーとテーブル、あと、いかにも仕事します!って感じの机と椅子があった。
ソファに並んで座った僕達の前にお茶とジュースを出してくれた人が退出すると、対面に座ったクマおじさんが話し出す。
「さきに、この用紙にチーム名を書いて、所属構成員の名前を書いてくれ。白狼の坊主の話を聞いてる間に、構成員の人数分だけ探索者証を発行しておく。
ちなみに、探索者の制度の話は聞いてるか?」
「ん?登録したらダンジョンに入れるってだけじゃないのかい?」
「無茶して死んじまう探索者が後を経たなくてな、ランクを設けた。
最初は5級から始まり、ダンジョン3階まで潜って良い事になっている。
4級は5階まで、3級は10階、2級は20階、1級は30階、特級はそれ以降どこまでも、自己責任だ。
ギルドで獲物を売る際に〝真実の玉〞ってのに触れて貰う。〝自分は○階で、自分達で獲物を仕留めた〞と宣言して触れる。本当なら玉は反応しないが、嘘をつくと光る。
階数が嘘ならば、3回目の嘘でランクが1つ下がる。
自分達で仕留めたのが嘘ならば、1発でランク2つ下がる。5級と4級は剥奪だな。1年間は再発行しない。
ランクを上げるには試験がある。ギルド員が同行して先の階数に赴き、問題なく獲物を狩れるようならランクアップだ。
ざっくりした説明は以上だ。チーム名と大王達の名前を書いてくれ」
「チーム名?ユズリハを守る会、でいいだろう?」
「ばぁちゃん、却下ぁ!!」
「なんだい、いいと思ったんだがねぇ?」
「リハの守護神!」
「ウェル、発想を僕から離して?!」
「にく、肉を食べよう!」
「リー?アタシを除け者にする気かい?」
「…大王が、ものすごく楽しそうだ」
わちゃわちゃした僕達を、クマおじさんがぽっかーんとした顔で見ている。
「もふもふ、もふもふの会にしよう!!」
僕が叫んだら、
「ワン!」『もふもふよ永遠に!』
「メェ!」『もふもふと愉快な仲間達!』
「わん!」『もふもふ最強!』
「にゃ!」『至高のもふもふ!』
わびすけ達が皆出てきた。
「うぉ!これ、大王の精霊じゃねぇな?こんだけ居るって事は、白狼達も精霊を従えてんのか?!」
クマおじさんがびっくりしてちょっとのけ反る。
「違うよ、全部ユズリハの契約精霊さ。だから言ったろう?この子はいずれアタシを超えるって」
ばぁちゃんが自慢げに僕の頭を撫でる。
「おおぅ、1人で4体…。そして脇を固める白狼…。
大王、アンタ達5級から始めたって、逆に初心者達の邪魔だわ。俺が使える最大の権限で3級から始めるようにしよう。10階まで降りていいぞ。それに慣れたら声をかけてくれ。直ぐ様ランクアップ試験しよう。
アンタ達、とっとと下層に下ってくれ…」
クマおじさんがソファに寄りかかり、額に手を当て天を仰ぐ。
「さっきから白狼白狼って言ってるが、この子達〝白狼〞ってのはそんなに特別なのかい?」
ってばぁちゃんが聞いてるけど、
「クマおじさん!〝最強のもふもふ軍団〞に決めたよ!」「最強!」「強いよ!」
ウェルもリーも握り拳で援護してくれてるし。
「決めたんかい?!」
うん、ばぁちゃん。多数決だよ!
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