もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

三番勝負

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「ヒッヒッ!ヒン!ヒヒン!」『ワッハッハ!一番のチビが!勝ったな!』
めっちゃふんぞり返ってるウマモドキさん。

だけどね?

「アイツ、俺とリーで氷の球割ったの、忘れてんのかな?」
「もしかして、ちょっとおバカさん?」
僕とウェルでヒソヒソしゃべる。

「リーはリーなの!お前、リーパーってリーと似てるから、リーが勝ったらお前の名前はパーだ!」
「「それはナイ!!」」
リーがビシっとウマモドキさんを指差して言ってるけど、僕とウェルでソッコー拒否したよ!

「リー、名前を呼ぶのはアタシらなんだよ!パーなんて恥ずかしくて呼べないよ!名前はイチイ様達がつけたもんだ。諦めな!」
「ぶーー」
リーがぶーたれてるけど、パーはナイ、パーは!!

「ヒヒヒン!ヒヒン!」『お前、チビな上にバカだな!よし、貰った!』
「「アイツにだけは言われたくない!!」」
僕とウェルの思いは一緒だった。

「リーを馬鹿にするのは兄ちゃんも馬鹿にするんだぞ!!許さないからな!!」
そう言ってリーは飛び出したけど

「え?俺も馬鹿にされてたの?」「ちょっと違う!」「いや、大分違うだろうに」
僕達がしゃべってたら

ドォーーーーン!!

ものすごい音がしたので振り向くと、地面に巨大なクレーターが出来て、ウマモドキさんがガクブルで後退りした、と思ったら

「ひ、ひーん。ヒヒヒヒン!!」『は、破壊しーん。いや、ガキんちょはあと2人いる!』
「え?全員と勝負するの?」「諦めが悪いねぇ」
僕とばぁちゃんが呆れてたら

「リー!お前の勝ちだぞぉ!じゃあ、次は俺が行く!おいウマモドキ!かけっこで勝負だ!!」
ウェルがノリノリで前に出る。リーは大喜びでばぁちゃんに抱きつく。

「ヒッヒッヒン!ヒン!ヒヒヒ…ヒン!!!」
『ハッハッハ!バカめ!神馬の俺様にかけっこで勝負とは!早駆けなど俺様の本分よ!よっぽど死にたいようだな!!!』
「ばぁちゃん、かけっこじゃ死ななくない?」「あんまり聞かないねぇ?」
僕とばぁちゃんで首をかしげてると

「うるせぇ!ご自慢の脚を披露してみやがれ!ブルーメ様!距離とかどうしましょう?」
ウェルがばぁちゃんに聞いてくる。

「ああ、じゃぁ…栗之助!こっから200メートル先に目立つ岩を出しとくれ。
よし、ありがとう。
ここをスタートして、あの岩を回って、ここに帰ってくる、で、どうだい?」

「ヒヒンヒンヒン!ヒヒン!」『これっぽっちか!楽勝だな!』
「さぁ、どうだろうねぇ?」
ウマモドキさんは自信満々だけど、ばぁちゃんが悪い顔をしてる。

「よし、アタシがスターターだ。いくよ。
位置について、よーーい、、、ドン!!!」

さぁ、各馬一斉にスタートしました!

あれ?ウェルの方が早い?

「馬より獣人の方がスタートダッシュは早いだろうよ。直線の長距離なら負けるだろうがね、折り返しもある。小回りのきくウェルの方が有利だよ」
ばぁちゃんがニヤニヤしながら言う。

あっという間に折り返しの岩まで行くと、本当だ、ウマモドキさんはすっごい大回りしてるけど、ウェルは土煙上げて止まって、そっからまたすぐスタートダッシュ決めてる。

うん。普通にウェルが勝った。

「ヒヒーーーン!ヒヒン、ヒヒン、ヒヒヒーーン!!」
『ウソだーーー!俺様が、俺様が、かけっこで負けるだとーーー!!』
めっちゃ地団駄踏んでるウマモドキさん。

「ヒヒン!ヒヒヒヒヒン!」『いやまだだ!最後のガキんちょ、やってやる!!』
鼻息荒く寄ってくるウマモドキさんに、何で勝負するのかなーなんて考えてたら

「にゃ!!」『さっきからアンタ生意気なのよ!!』
「わん!!」『もみじより後から来たの、後輩なのよ!!』
「にゃぁ!」「わーん!!」『『教育的指導なのよーー!!!』』

ゴオオオオオオオォォォ…

かえでともみじが前に出た、と思ったら、炎の竜巻を起こして、ウマモドキさんを追い回している。

「ヒヒーーーーン!!」『参りましたああああーーーー!!』


うん。
かえでも、もみじも、もう止めてあげて?
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