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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです
幕間 探索者達の証言
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「ギルドマスター!最近のダンジョン異常の証言集です。目を通して下さい!」
職員が俺に書類を持ってきた。
どれどれ?
証言1
2階層で一角ウサギを狩っていたんです。そしたら、急に、一斉にウサギが逃げ出して。
なにごと?!と思ったら、ドドドドって地響きがしたかと思ったら、山のようにデカイ馬が!馬なのかな?俺達の頭上を飛び越えて行ったんだ!あの馬、呆然としてる俺達をチラっと見て、フンって鼻で笑ったんだよ!
腹立つー!!いかにも雑魚はお呼びじゃない、っていうあの顔!
いや、そうじゃなくて、その馬の後ろを白い子供達が2人、後を着いていってたんだ。
あの馬に連れ去られてるんじゃないか?
俺達みたいな初心者じゃ、あの馬に敵わないのはわかってるからさ、
あの腹立つ顔の馬から、子供達を助けてやってくれよ!
証言2
4階層の夜の草原エリアに巨大馬発生!嵐のごとく駆け抜けます!
しかもヤツは階層を渡り歩く模様!こんな馬が暴れ回っていては初心者階層が荒らされます!
至急、調査および討伐の準備を要請します!!
証言3
もう、ダメだと思ったんです。
運悪く、5階層のジャングルに来て早々、ジャイアントモンキーの群れに当たったんです。
いや、当たったというか、そこまで大きくない猿がいたんで、狩ろうと思わす追いかけて、誘導されたんですね。
ええ、囮を使うんです、頭良いですよね。
そこで気づけば囲まれてて、仲間で円陣を組んで死角を補いながら応戦しました。
3匹ぐらいには打撃を与えられたんですけど、ひときわ大きな猿が目の前に降ってきて、なんかそいつ、キラキラ反射する物、腕やら首やらにやたら着けてたのは覚えてます。
でもその瞬間、殴られて吹っ飛んじゃって。
なんか蹴られて、うつ伏せにされて、意識がちょっと戻った瞬間に、みょって草が生えて。固い物で、その草を口の中にグリグリ突っ込まれたんです。
思わず噛んだら、ポーションと同じ味がして、あ、原料の薬草かと思ってそのまま食ったら、ちょっと身体の痛みが引いたんです。
目を開けて上を見たら、羊が!つま先で俺の口に草をグリグリしてたんですよ!
俺が目を開いたことに気づくと、別の仲間の所に行って、足蹴にして、うつ伏せにして、口元に草が生えてそれをやっぱりグリグリ口に押し当てて。
その頃には俺が起き上がれるようになって、辺りを見回すと、巨大な氷の玉が何個も出来てて、その中にあの猿達が入ってて。
ボーッと見てたら、今度は犬が!!
巨大な氷玉に飛び蹴り食らわして、転がしてくんですよ!
それにちっちゃい犬も追随して。なんであのちっちゃい犬もあんなデカイ玉転がせんだ?って、普通の思考が戻って来た時には、仲間も全員起き上がってて、氷の玉も、羊も犬も姿を消してました。
証言4
もう、ダメだと思った。
あれ、と思った時には、身体に力が入らなくて、倒れてたんだ。
シャーシャー音がしてなんとか上を見ると、バジリスクが、バジリスクが見えて。
ああ、いつの間にか毒を吸い込んでたのか、と思ったらいきなりバジリスクを水の幕が覆ったと思ったら、そのまま濁流に飲まれるかのようにぐるんぐるんのたうちまわって、丸い塊になったと思ったら、ピキって凍りやがった。
呆気にとられたら、目の前にいきなり草が生えて、その草を、羊が!俺の口に!グリグリ足で押し付けんだよ!
目茶苦茶抵抗したよ!
そしたら、イラっとした羊の顔が見えたと思ったら、歯の間に石が挟まって、それがでかくなるんだよ!
口が物理的に開くじゃんか!
そこに草つっこまれて、口は閉じねぇ、なんの拷問だ、と思ったら急に石がなくなって、口閉じちまったから思わず草、飲み込んじまったんだよ!
そしたら、身体が楽になってきてさぁ。
羊、俺を助けてくれたんだよ…
証言5
もう、ダメだと思いました。
ジャングルを歩いていたら、いきなり上に吊り上げられたんです!
訳もわからず周囲を見ると、身体に細い糸が絡んでて、それが頭上の木から垂れて、それで引っ張りあげられてると思いました。
暴れても暴れても糸は切れない。むしろぐるぐる巻かれていって、ナイフも取り出せない。
気配がして、上を見たら巨大な黒い蜘蛛がわんさか居て!!
ヒィィって思わず叫んだら、
火に包まれて。
ヒィィってまた叫んだら、糸が燃えつきて、地面に落っこったんですよ。
ええ、糸だけが燃えました。
その後ですか?
長居は無用、思いっきり、全速力で逃げて来ました!!
「チキショー、大王達め!!!
この短期間で、どんだけ事を起こせば気が済むんだ!!!」
職員が俺に書類を持ってきた。
どれどれ?
証言1
2階層で一角ウサギを狩っていたんです。そしたら、急に、一斉にウサギが逃げ出して。
なにごと?!と思ったら、ドドドドって地響きがしたかと思ったら、山のようにデカイ馬が!馬なのかな?俺達の頭上を飛び越えて行ったんだ!あの馬、呆然としてる俺達をチラっと見て、フンって鼻で笑ったんだよ!
腹立つー!!いかにも雑魚はお呼びじゃない、っていうあの顔!
いや、そうじゃなくて、その馬の後ろを白い子供達が2人、後を着いていってたんだ。
あの馬に連れ去られてるんじゃないか?
俺達みたいな初心者じゃ、あの馬に敵わないのはわかってるからさ、
あの腹立つ顔の馬から、子供達を助けてやってくれよ!
証言2
4階層の夜の草原エリアに巨大馬発生!嵐のごとく駆け抜けます!
しかもヤツは階層を渡り歩く模様!こんな馬が暴れ回っていては初心者階層が荒らされます!
至急、調査および討伐の準備を要請します!!
証言3
もう、ダメだと思ったんです。
運悪く、5階層のジャングルに来て早々、ジャイアントモンキーの群れに当たったんです。
いや、当たったというか、そこまで大きくない猿がいたんで、狩ろうと思わす追いかけて、誘導されたんですね。
ええ、囮を使うんです、頭良いですよね。
そこで気づけば囲まれてて、仲間で円陣を組んで死角を補いながら応戦しました。
3匹ぐらいには打撃を与えられたんですけど、ひときわ大きな猿が目の前に降ってきて、なんかそいつ、キラキラ反射する物、腕やら首やらにやたら着けてたのは覚えてます。
でもその瞬間、殴られて吹っ飛んじゃって。
なんか蹴られて、うつ伏せにされて、意識がちょっと戻った瞬間に、みょって草が生えて。固い物で、その草を口の中にグリグリ突っ込まれたんです。
思わず噛んだら、ポーションと同じ味がして、あ、原料の薬草かと思ってそのまま食ったら、ちょっと身体の痛みが引いたんです。
目を開けて上を見たら、羊が!つま先で俺の口に草をグリグリしてたんですよ!
俺が目を開いたことに気づくと、別の仲間の所に行って、足蹴にして、うつ伏せにして、口元に草が生えてそれをやっぱりグリグリ口に押し当てて。
その頃には俺が起き上がれるようになって、辺りを見回すと、巨大な氷の玉が何個も出来てて、その中にあの猿達が入ってて。
ボーッと見てたら、今度は犬が!!
巨大な氷玉に飛び蹴り食らわして、転がしてくんですよ!
それにちっちゃい犬も追随して。なんであのちっちゃい犬もあんなデカイ玉転がせんだ?って、普通の思考が戻って来た時には、仲間も全員起き上がってて、氷の玉も、羊も犬も姿を消してました。
証言4
もう、ダメだと思った。
あれ、と思った時には、身体に力が入らなくて、倒れてたんだ。
シャーシャー音がしてなんとか上を見ると、バジリスクが、バジリスクが見えて。
ああ、いつの間にか毒を吸い込んでたのか、と思ったらいきなりバジリスクを水の幕が覆ったと思ったら、そのまま濁流に飲まれるかのようにぐるんぐるんのたうちまわって、丸い塊になったと思ったら、ピキって凍りやがった。
呆気にとられたら、目の前にいきなり草が生えて、その草を、羊が!俺の口に!グリグリ足で押し付けんだよ!
目茶苦茶抵抗したよ!
そしたら、イラっとした羊の顔が見えたと思ったら、歯の間に石が挟まって、それがでかくなるんだよ!
口が物理的に開くじゃんか!
そこに草つっこまれて、口は閉じねぇ、なんの拷問だ、と思ったら急に石がなくなって、口閉じちまったから思わず草、飲み込んじまったんだよ!
そしたら、身体が楽になってきてさぁ。
羊、俺を助けてくれたんだよ…
証言5
もう、ダメだと思いました。
ジャングルを歩いていたら、いきなり上に吊り上げられたんです!
訳もわからず周囲を見ると、身体に細い糸が絡んでて、それが頭上の木から垂れて、それで引っ張りあげられてると思いました。
暴れても暴れても糸は切れない。むしろぐるぐる巻かれていって、ナイフも取り出せない。
気配がして、上を見たら巨大な黒い蜘蛛がわんさか居て!!
ヒィィって思わず叫んだら、
火に包まれて。
ヒィィってまた叫んだら、糸が燃えつきて、地面に落っこったんですよ。
ええ、糸だけが燃えました。
その後ですか?
長居は無用、思いっきり、全速力で逃げて来ました!!
「チキショー、大王達め!!!
この短期間で、どんだけ事を起こせば気が済むんだ!!!」
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