もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

引きの強さ?

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「じゃぁ、最初は今回頑張った松雪と侘助が1個づつお選び。
その後、3個づつ子供達が選ぶんだ。残った物をアタシと他の精霊達で選ぼう。
これで行こうかね?」
ばぁちゃんがそう言うと

「ちょっと待ったぁ!!!」
ウェルが手を上げて叫ぶ。

「どうした、ウェル?」
これにはばぁちゃんもびっくりする。

「俺、1個でいいから松雪達と一緒に最初に選ばせてくれ!
俺の分の残り2個はユズリハとリーにあげるから!
絶対に譲れない、欲しいのがあるんだ!!頼む、ブルーメ様!!!」
ウェルは足にぺったんって付くぐらい頭を下げる。

「いやまぁ、アタシは構わないけどねぇ。皆も良いかい?ウェルが最初に選んでも?」
ばぁちゃんが皆を見回して聞く。

「いーよー!」「かまわんぞ!」「わっふ♪」
リー、ヴァン、わびすけが返事をする。

「僕も全然構わないけど、宝箱、全部同じに見えるけど、何か違うの?」
僕は、ズラリと並んだ宝箱を見ながら首をかしげる。

「勘だ!アレが俺を呼んでいる!!」
ウェルは並んだ宝箱の1つをビシっと指差す。
うん、僕には全くわからないね!

「うん、まぁそこまで言うなら、いいんじゃないか?
あとは松雪と侘助も1つづつ選んで、端っこに寄っとくれ」

「うわーーーい!ブルーメ様、皆、ありがとう!!!」
ウェルは選んだ宝箱を抱え、松雪とわびすけも自分で選んだ宝箱を転がしながら場所を離れていく。

「ウェル!まだ開けるんじゃないよ!皆で順番に開けるんだ!
じゃぁ、ユズリハとリーは4個、ヴァンは3個選びな!!」

「僕も3個で良いよ?ばぁちゃんが2個選んだら?」

「なんて優しい子だろうね!でもアタシは1個で良いよ。ユズリハがお選び」
ばぁちゃんが僕の頭をわっしわっし撫でる。

「うん、じゃぁ、遠慮なく4個選ぶ!!」
なんてしてる間に、リーもヴァンも選び終わっていた。はっや!!迷うってないの?!

「「ない!!」」
リーもヴァンも言い切ったね!

「うーん、何が入ってるかわかんないもんなぁ。とりあえず、これにしてみよう」
一番近くにあったのを選んでみたら

「ユズリハ!それは止めておけ!」
ヴァンが止める。

「え?なんで?」
宝箱を抱えあげようと中腰のまま、ヴァンの方を振り返った。

「人間的にそれは欲しくないやつだと思う」
腕を組んだヴァンが言う。

「ヴァン、お前中身がわかるのかい?!」
ばぁちゃんがびっくりして尋ねると

「物かそれ以外か、なら分かるぞ?人間は物がいいんだろう?」
こてん、と首をかしげながら言うヴァン。

「「物以外って何?」」
「知らん。開けたら分かるじゃろ?」
声が揃った僕とばぁちゃんに対し、ヴァンは胸を張って答える。

「おおぅ…でもそうまで言われると開けてみたいよねぇ…」
うーん、と悩んでいたら

「メェ♪」『じゃ、ムクがそれ選ぶから、ムクの土壁に隠れながらユズリハ一緒に開けよう♪』
ムクが隣に来てすりすりしてくれた。

「ムクありがとう!大好き!!」
ムクに抱きついてお礼を言う。ムクもメェ♪と嬉しそうに鳴く。

一つ飛ばして次のを選んだら「ぬーー…」またヴァンが渋い顔をする。
今度は『ユズリハが選んだのを、もみじが選ぶ!!』と、もみじが隣に来てくれる。

もみじを撫でくりまわして、奥にある宝箱を選んだら、今度は驚愕の表情をするヴァン。
『もう、ユズリハったら私達がいないと何もできないんだから!!私がこれを選んであげるわ!褒めても良くってよ?』
かえでが来てくれた。

んもう、僕の精霊達、なんて良い子達なの!!!

「ユズリハ、10個のうち3個外れを続けて引くって、逆に引きが強すぎじゃないかい?」
ばぁちゃんが口元をひきつらせながら言う。


うん。
僕もちょっとそう思った。
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