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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです
大人買い 3
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そんなわけで、皆でローブを選ぶ。
「選ぶって、そんなに何色も有るもんなのかい?普通、自然に紛れる、汚れの目立たない色だろ?」
と、ばぁちゃんが首をかしげていたが、実際連れて行かれたローブコーナー。
結構イロイロあった。
「お金が入ればオリジナルを作りたくなるものです。そしてココは稼げますから」
タチバナさんはうんうんとうなずきながら説明してくれる。
僕はオリーブ色。
ばぁちゃんがカーキ色。
ウェルは暗めのボルドー色。
リーは濃紺。
そしてヴァンが選んだのは。
「俺様はこれだな!!」
めっちゃ鮮やかなスカイブルー。
うん、まぁ、水色の髪に群青色の瞳のヴァンには似合うんだけどさ。
「すぐに汚れそう…」「それな!」「お肉食べた手で触ったら、ばっちいよ?」
「ユズリハ達の言う通りだよ。もうちょっと暗めの色にしたらどうだい?」
全員でヴァンの説得に入る。
「えぇ、明るい色はお飾りお貴族サマが良く好むお色ですね…」
タチバナさんがボソっとつぶやいた言葉。
「そうか!やっぱり飾りのようなキレイな者が使う色であろう!
俺様にぴったりだな!!
まぁでも汚れたローブはキレイな俺様には似合わないからな、保護魔法をかければ…ぬ、これ、耐性ないのか?」
「は?」
ヴァンがローブを両手で広げて持って、首をかしげているけど、耐性ってなに?
「ヴァン、もしかして保護魔法ってのは…?」
ばぁちゃんが、しゃがんでヴァンと目を合わせ、恐る恐る尋ねる。
「ん?この状態を保っておく魔法だな!」
ヴァンは元気に答える。
「うぉぉい…マジか…でも耐性がないってのは?」
続けてばぁちゃんが聞くと
「魔法に耐えられなくて、布が朽ちるな!
残念だ、これには出来ないな!もっといい布でこの色はないのか?」
タチバナさんの方を向いて、ヴァンが尋ねる。
「ええっと…いい布、の定義は?」
今度はタチバナさんが首をかしげる。
「んー、魔法に耐える布だな!」
「そのような布、未だ見たことが……。
あ!ならば、ダンジョン産の獲物の革を鞣して染色を…染色…。多分ですが、ココまでの発色は難しいかと」
タチバナさんが困ったように、眉を下げる。
「「あ!!」」
僕とばぁちゃんが同時に叫んだ。
「もみじが見つけた布があったね」
僕は収納から布を取り出し、ヴァンに見せる。
「おぉぉ!これなら保護魔法だけじゃな、モガ!!」
「ヴァン!大声で話すんじゃないよ!」
ばぁちゃんがヴァンの口をふさいだ。
「ココは店内だ、誰が聞いてるかわかんないんだよ。
タチバナ、信用出来る職人の当てはあるかい?この布で全員分のローブは作れるかい?」
ばぁちゃんがヴァンから布をもぎ取って、タチバナさんへ渡す。
「ええ、信用出来る職人はおります。
拝見します。
なんと、このような素晴らしい布、初めて見ました…職人達も一生に一度の大仕事となるでしょう!!」
感動した様子のタチバナさん。
「じゃ、ついでに。
これでお揃いのブローチも作っとくれ」
ばぁちゃんがタチバナさんが持つ布の上に、松雪と桜子が宝箱で当てた、黄金のインゴットと宝石の原石も乗せる。
「んな、んな?!!!」
タチバナさんは自分の両手に乗ってる代物と、ばぁちゃんの顔を何度も往復して見る。
「金はブローチの土台に、宝石は5つに分けて作っとくれ。
余った金は職人達への今回の報酬を口止め料として弾んでやってくれ」
仁王立ちのばぁちゃん。
ばぁちゃん、今、店内だ、っつってヴァンの口をふさいだくせに、そんなすごいのポンポンだして見せていいの?!!
「選ぶって、そんなに何色も有るもんなのかい?普通、自然に紛れる、汚れの目立たない色だろ?」
と、ばぁちゃんが首をかしげていたが、実際連れて行かれたローブコーナー。
結構イロイロあった。
「お金が入ればオリジナルを作りたくなるものです。そしてココは稼げますから」
タチバナさんはうんうんとうなずきながら説明してくれる。
僕はオリーブ色。
ばぁちゃんがカーキ色。
ウェルは暗めのボルドー色。
リーは濃紺。
そしてヴァンが選んだのは。
「俺様はこれだな!!」
めっちゃ鮮やかなスカイブルー。
うん、まぁ、水色の髪に群青色の瞳のヴァンには似合うんだけどさ。
「すぐに汚れそう…」「それな!」「お肉食べた手で触ったら、ばっちいよ?」
「ユズリハ達の言う通りだよ。もうちょっと暗めの色にしたらどうだい?」
全員でヴァンの説得に入る。
「えぇ、明るい色はお飾りお貴族サマが良く好むお色ですね…」
タチバナさんがボソっとつぶやいた言葉。
「そうか!やっぱり飾りのようなキレイな者が使う色であろう!
俺様にぴったりだな!!
まぁでも汚れたローブはキレイな俺様には似合わないからな、保護魔法をかければ…ぬ、これ、耐性ないのか?」
「は?」
ヴァンがローブを両手で広げて持って、首をかしげているけど、耐性ってなに?
「ヴァン、もしかして保護魔法ってのは…?」
ばぁちゃんが、しゃがんでヴァンと目を合わせ、恐る恐る尋ねる。
「ん?この状態を保っておく魔法だな!」
ヴァンは元気に答える。
「うぉぉい…マジか…でも耐性がないってのは?」
続けてばぁちゃんが聞くと
「魔法に耐えられなくて、布が朽ちるな!
残念だ、これには出来ないな!もっといい布でこの色はないのか?」
タチバナさんの方を向いて、ヴァンが尋ねる。
「ええっと…いい布、の定義は?」
今度はタチバナさんが首をかしげる。
「んー、魔法に耐える布だな!」
「そのような布、未だ見たことが……。
あ!ならば、ダンジョン産の獲物の革を鞣して染色を…染色…。多分ですが、ココまでの発色は難しいかと」
タチバナさんが困ったように、眉を下げる。
「「あ!!」」
僕とばぁちゃんが同時に叫んだ。
「もみじが見つけた布があったね」
僕は収納から布を取り出し、ヴァンに見せる。
「おぉぉ!これなら保護魔法だけじゃな、モガ!!」
「ヴァン!大声で話すんじゃないよ!」
ばぁちゃんがヴァンの口をふさいだ。
「ココは店内だ、誰が聞いてるかわかんないんだよ。
タチバナ、信用出来る職人の当てはあるかい?この布で全員分のローブは作れるかい?」
ばぁちゃんがヴァンから布をもぎ取って、タチバナさんへ渡す。
「ええ、信用出来る職人はおります。
拝見します。
なんと、このような素晴らしい布、初めて見ました…職人達も一生に一度の大仕事となるでしょう!!」
感動した様子のタチバナさん。
「じゃ、ついでに。
これでお揃いのブローチも作っとくれ」
ばぁちゃんがタチバナさんが持つ布の上に、松雪と桜子が宝箱で当てた、黄金のインゴットと宝石の原石も乗せる。
「んな、んな?!!!」
タチバナさんは自分の両手に乗ってる代物と、ばぁちゃんの顔を何度も往復して見る。
「金はブローチの土台に、宝石は5つに分けて作っとくれ。
余った金は職人達への今回の報酬を口止め料として弾んでやってくれ」
仁王立ちのばぁちゃん。
ばぁちゃん、今、店内だ、っつってヴァンの口をふさいだくせに、そんなすごいのポンポンだして見せていいの?!!
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