もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

穏やかな?日々

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パンを配り、スープを配る段階で器が足りないことに気づき、その先に起こる大量の洗い物を想像して身震いしていたら、わびすけが『僕が洗ってあげる!』と大張り切り。
今度は荷馬車で割れない木の器が大量に運び込まれ、無事にスープも配り終わる。

その間、お猿さん達のうるさいこと。

初期メンバーは悟ったかのように大人しいんだけど、上の階層に行くほど新人さん達がやかましい。

イラっとしたもみじがお猿さん達のお尻に火をつけてたら、余計にギャーギャーうるさくなって、怒った松雪が氷に閉じ込める。

そんな事をしながら、器も回収しおわると、わびすけが『よいしょぉ♪』の一声で、大量の木の器を大きな水球で閉じ込め中身をぐるぐる回しだした。

それをお猿さん達に見せつけて、ばぁちゃんが「大人しくしとかないと、アレの中に自分が入ることになるよ!」と脅せば、お猿さん達はやっとギャーギャー騒ぐのを止めた。

かえでに器を乾かして貰ったら、『お片付けもやってあげるわ♪』と、そのまま荷馬車にぶちこんで行く。
器もだけど、荷馬車が壊れないよね?
その辺りの力加減も任せろと?うん、良いんだね?信じるよ?

そして、ウェルはドーラと一緒にばぁちゃんから力の使い方を学んでいる。
ウェルも火属性だったみたい。
薪に火を着ける練習をしている。
これからの旅で薪への着火は必須だね!
薪を組んで、その中心に、薪に火が着くまで火を灯し続ける。
え?僕そんな練習したかな?
あぁ、火の魔力制御の練習も兼ねてるの。ばぁちゃんすごいこと考えるね。

そんなウェルの隣で、
ドーラは薪を2メートルの高さに吹き飛ばすほどの大きな火を出すか、一瞬で消し炭にする。

「ドーラ!!紅葉を見習いな!さっきの猿のケツを見てなかったのかい?小さい火の方が嫌がらせに効くんだよ!」

ばぁちゃん、そうじゃない、そうじゃないよ…。

カヤさんも精霊がついてくれるようになったのだから魔法を学びたいとばぁちゃんに教えを乞う。

「アンタ達、魔力放出するのに、いちいち立ち止まって、あの亀の必殺技出してんのかい?
魔獣との戦の最中にありゃ無理だろう?
脳筋の為のトレーニング方法ねぇ…そりゃユーディリア様だってアレに行き着くわな。
んんんんんー…何があるかねぇ?」
ばぁちゃんが腕を組んで考え込んでる。

「ねぇ、ばぁちゃん。センバは動くのが得意なんでしょう?動きながら魔法を出したいんでしょう?
なら、雪合戦だよ!」

「なるほどユズリハ、いいの考えたね!!
雪合戦よりドッチボールの方が良さそうだ。

ウェル!リー!お前達も魔力制御飽きただろう?!

お前2人でチーム、タチバナ、カヤでチームだよ。

栗之助、5メートル四方で陣地を2つ作っとくれ。
そっから出ないように、手のひらから魔力を出して投げつけるのさ。相手はその魔力を避けるんだよ。

いいね、物理はナシだ。

魔力が2回当たったら脱落さ。陣地から出る。
良いかい、避けてるだけじゃ勝てないからね!魔力を投げないと。
脳筋にはいいトレーニングじゃないか!
魔力切れには注意しな!切れる前に自分から陣地を出な!

よし、始めるよ!!」

ウェルはいち早くコツを掴んだらしく、魔力をタチバナさん目掛けて投げていく。
タチバナさんもセンバだからね、動きがキレッキレでなかなか当たらない。

「確かに!魔力を溜めてたら狙い打ちされてすぐに負けますね!よし、手のひらに集め、集めうわぉ!」
集中しようとすると、ウェルから魔力が飛んでくる。
カヤさん達から魔力が飛んでこないので、リーは魔力を集めるのに集中している。

「出来た!これだ!」
リーが大きく振りかぶって、ブンと魔力を投げる!

ドゴォン!!!

カヤさん達の陣地の左隣が大きくえぐれた。

「リー!!物理はナシだって言っただろう!風圧じゃなく、魔力弾を飛ばすんだ!」
ばぁちゃんが叱ってるあいだ、ウェルは魔力切れを起こしてひっくり返っていた。

「だから!魔力量も把握しろって言っただろう!」
ばぁちゃんが叫んでいるけど

「師匠!これ、楽しい!!」
「えぇ、えぇ、頭も身体も魔力も使ういいトレーニングですね!」
「センバにも取り入れましょう!!」


どうやら脳筋の皆さんには大好評だったらしい。
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