もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

時間が経てば経つほど

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「えぇ?!ばぁちゃんまでつまみ食いするの?!」
ふんふふんとドーナツを揚げていたら、ヒョイと手が伸びてきて1つかっさらわれた。

「フフフ、揚げたてはまた格別さね。リー達は庭で魔法ボールで白熱してるからね、今のうちさね」

あぁ、陣地内から魔力投げるやつ。

どうやら慣れてきて、魔力じゃなく魔法が出るようになって、余計に楽しいらしい。
そんで楽しさに我を忘れて、魔力切れでひっくり返るまでが1セットになってる。
ばぁちゃんは、魔力切れを注意する事を諦めたらしい。

「ウェルは火でファイヤーボール?んでカヤさんが風でウィンドショット。
ほかの2人は?」

「リーが水ってのは水の精霊のタマゴが慕ってたから分かってたけどね、
タチバナが土だったよ。アイツだけ自分の手の中で土団子出して投げるからさ、物理になっちまってる。
まぁ、それも含めて訓練で良いかも?
いやぁ、びっくりだよ。期せずして、4属性全部揃っちまった。

そして、オロシだけは無属性だったね。一番闘い方が上手いヤツから浄化が出て、ちょっと笑っちまったよ」

クックックとばぁちゃんが思い出し笑いしながら言うけど、浄化?僕、出来ないかも。

「あ、最近静かだね?」

「そういや猿の襲撃がないね。…なにか企んでんのかね?
桜子!ちょっと探ってきちゃくれないかい?」
わん、と一声、桜子がシュルンと消えていくと「にゃ♪」『面白そう♪』かえでも一緒に付いていく。

そこにバーーンと扉が開いて、リーがウェルを、オロシさんがタチバナさんを背負い、その後ろからカヤさんが入ってくる。

「いい匂い!!お腹すいたぁぁぁ!!!」
バッと両手を広げて僕に駆け寄るから、ウェルがリーの背中からズルっと滑り落ちたのを、カヤさんがシュタっと抱えて助けてあげる。

「あ!兄ちゃんゴメン!カヤふぁんふぁりふぁう!」
リー、ドーナツを口に詰めながらしゃべらないの。


皆でドーナツのおやつを食べてたら、かえでが帰ってきた。

「んんにゃ!」
『桜子姐さんはまだ探ってるけど、最初の報告にアタクシが帰ってきてあげたわ!やっぱりアタクシ有能ね!』

うん、ありがとうかえで。まずは教えてくれるかな?

「にゃにゃ♪」
『なんか、イタチやキツネだけじゃなくて、アナグマとか裏組織に係わるヤツラ全部に声掛けてて、一大勢力で攻め込もうとしてるらしいわ。
でもさ、悪いヤツラこそ報酬がなきゃ仕事しないでしょう?
だから、ギルドとセンバも一緒に襲ってアタクシ達が卸した獲物や店の商品も強奪しようとしてるんですって。
色んなところを一気に襲えば手薄になるだろ、って。
浅はかよね♪』



楽しそうにかえでは報告してるけど、それって不味くない?!
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