もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

やる気に火をつけちゃった 2

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ふわふわパンケーキは、ばぁちゃんを始め、リーやカヤさんなど女性陣に大好評。キャーキャー言って食べている。

うんうん、こっちも嬉しくなる反応。
フエゴさんもニコニコで次々焼いている。

僕も頑張って、かえでの力を借りて、無事にふわふわパンケーキをヴァンに与えると、

「パンケーキが!パンケーキがふわふわだ!面白いな!!
が、なんか食った気しないな?ユズリハ、普通のパンケーキ、5枚は重ねてジャムをたっぷりだ!!」

3秒で1枚を食べ終わり、お皿を差し出すヴァン。

ちょっと!僕とかえでの頑張りが虚しいんですけど!

「あー、こっちは食いごたえ重視か。食うヤツの好みに合わせた方が喜ばれるってもんよ」
ぽんぽんと肩を叩いて僕を慰めるフエゴさん。
クッ!そうなんだけどさ、そうなんだけどさ!

「ヴァンは、まずユズリハに作ってくれた感謝をするべきだったね。
お前、当然のように旨い飯をたらふく食ってるけど、それはユズリハが自分は落ち着いて食べることもせず、頑張ってるからだろうに。
ユズリハに会う前はただの生魚、頭からかじってただけだろう?」
ばぁちゃんが呆れたように、フォークをぷらぷらさせて、ヴァンに向けながら言うと、

「そうだな、ユズリハ!旨い飯をありがとう!お礼にコレをやろう!!
っていうか、これでお揃いのブローチを作るのに俺様は戻ったんだった!!」
ヴァンは椅子の上に立ち上がって叫び、机の上にバラバラと水色に輝く何かを出し始めた。

「ストップ、ストップ!!ナニこれ?!」
僕は慌てて止める。机の上から溢れ落ちそうなほど山盛りだ。

「どのくらい使うかわからんからな!全部持ってきた。まだまだあるぞ?落ちたウロコだな!!どうだ、キレイだろう!!」
椅子の上でふんぞり返るヴァン。

え?リヴァイアサンのウロコ?!

僕が固まってると

「拝見してもよろしいでしょうかぁぁぁ!!」
目の色を変えたタチバナさんとカヤさんが、シュタっと飛んできた。

「うむ!苦しゅうないぞ!どうだ、ブローチに出来そうか!!」
キラキラした目で聞いているヴァン。

「素晴らしいお品物です!!職人達の手にかかれば、世界に誇れる1品になるでしょう!」
「こんなに沢山あるのです、こう、重ねて、薔薇のようにも出来ないでしょうかね?」
「おおぅ、カヤ素晴らしいアイディアだな!職人の技の見せ所じゃないか!!」
何枚か手に取って、興奮したように話し始めるタチバナさんとカヤさん。
急にピタっと止まり、

「「こちら、我々にお預け頂けるので?!」」
ヴァンの方を同時に振り返る。

「これで足りるか?」
「「余りますよ?!!!」」
驚き顔も揃ってるね。

「よし、最高の品を作れ!」
「「承知いたしましたぁぁぁ!!!!」」
最敬礼の状態で最高の笑顔を見せている2人。

こっちのやる気も火が着いちゃったね。
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