もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

やる気に火をつけちゃった 3

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「わっふ!」
突然、桜子が出てきてばぁちゃんに向かって一声吠える。

「おやまぁ、今晩、決行だとよ。
ヴァンもリーパーも帰ってきた日たぁ、なんともまぁ、お誂え向きだねぇ?」
ばぁちゃんが「ありがとう桜子」と桜子の頭を撫でながら苦笑いしている。

「タチバナ達は商会にお戻りよ。ヴァンとリーパーも帰って来たんだ。
まぁ、ある意味、防御力攻撃力ともにココがダントツだから、フエゴだけはココで料理してくれてもいいんだけどね。
アタシゃクマに報告に行って、そのまま領主と合流しようかね?
侘助達、ユズリハを守れるね?
さぁ、久しぶりに暴れようかねぇ」
ばぁちゃんが立ち上がり、コキコキッと肩を回しながら、凶悪な顔になっていく。

おおぉう、ばぁちゃんもやる気に満ち溢れちゃってる…

「なんだ?何かあるのか?」
お口の周りをジャムでベトベトにしたヴァンが首をかしげて聞いてくるから

「うん、簡単に言うとね。
あの檻に入ってるお猿さん達、泥棒の仲間なの。
僕達がダンジョンでお金稼いだって知って、今晩、仲間を引き連れて奪いに来るんだって。
だから、仲間が出払ってる時に、ばぁちゃんは領主様と一緒にアジトを潰しに行くんだって」
ヴァンのお口を拭きながら答えると

「ん?!それはもしや正義の味方の出番ではないか?!!」
あぁ、まだお口が拭き終わってないのに、ヴァンは興奮したように椅子の上に立ち上がっちゃった。

「うんうん。まずはちゃんとお口拭こうね。
正義の味方のお口の周りがジャムだらけは、カッコよくないよ?」
「そうだな!ん!!」
ヴァンは素直に椅子に座って顔を突き出してくる。

「だから、ヴァンはここに残って、今晩、泥棒の仲間が来たら捕まえて欲しいんだ。はい、終わり」
僕がヴァンのお口の周りを拭き終わると

「そうか!ここに泥棒が来るのだな!!それを返り討ちにするのだな!
リー!!正義の味方の初出動だぞ!!おおぉ!マントが!ブローチはないがカッコいいマントが有るではないか!」
ヴァンは自分の収納から、バサッっとマントを取り出して羽織ると

「正義の味方、出動!!!」
椅子の上に立ち、天高く拳を突き上げる。

「「おおおおぉぉぉ!!!」」
僕とウェルは拍手で鼓舞する。

「兄ちゃん!リーの、リーのマントは!!リーも出動よ!!」
「あぁ、ハイハイハイ」
ウェルもリーのローブを出してやると、リーも素早く羽織って、行きなり飛ぶと

「正義の味方リー!!同じく出動!!」
2回転を決めて、ヴァンの隣にシュタっと両手を広げ、どや顔で着地する。

「「おおおぉぉぉ!!!」」
僕とウェルは2度目の拍手喝采。
タチバナさんとカヤさんもニコニコと笑顔で拍手を送っている。

「えーっと?
こっちの白狼の嬢ちゃんが強いのは見てたから分かるが、このチビすけは食ってる姿しか知らんが、強いのか?」
フエゴさんは困惑気味だ。

「「「強いよ!!」」」
僕、ウェル、リーが声を揃えると

「ハァーッハッハ!俺様が、最強は何かを教えてやろう!」
ふんぞり返って高笑いをするヴァン。

「まぁ、幼児の姿だ、厨二病とも言えんわな?」
実際、強いしなぁ、と、ばぁちゃんが苦笑いし

「盛り上がってる所悪いがね、全員、夜に備えてお昼寝するんだ。
眠くてウトウトしてる時に来られて、後れを取りたくないだろう?

ウェルとユズリハはやりすぎない用のストッパーだよ。

ヴァンとリー!来た泥棒は全員生け捕りにすること!約束だよ、いいね!!」

「ハイ!!」
「ぬぅ、生け捕りか…なぎ払う方がラクだぞ?」
リーは元気に手を上げて返事したけど、ヴァンはちょっと不満そう。

「ヴァン、正義の味方のミッションは高度な方がカッコいいじゃないか!!」
うん、やりすぎ、良くない。

「そうか!カッコいいか!!よし、ユズリハもブルーメもそう言うなら俺様の実力を見せてやらないとな!!」

ヴァンがやる気に満ち溢れている。
リーも跳び跳ねたと思ったら、シャドーボクシングを繰り出している。


うん、ウェル。
一緒にストッパーがんばろうね?
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