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エルフの里
葛藤
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「ばぁちゃん、皆、来なくなったね?」
宰相って人と一緒に皆が帰ってから2週間。
朝ごはんの席でばぁちゃんにそう言ってみた。
「あの老害ども、また洗脳じみた教育してんだろうね…さぁて、どうしてくれようか」
ばぁちゃんが腕を組んで考え始めた時、ムクがトコトコ寄ってきた。
「メェ~…」『ダイヤが助けて欲しいって言ってる…』
「カクさん達、危ない目に合ってるの?!ばぁちゃん!助けなきゃ!!」
「アイツらがハイエルフのカクに危害を加えるとも思えないんだが?
今の状況はわかるかい?何を助けて欲しいんだい?」
「メェ?」『良くわかんない?』
「土の精霊じゃ伝達が上手くいかないかい?
うーん、…桜子!すまないが、もっふるの所に行って、状況を見てきてもらえるかい?」
「わん!」
桜子は勢いよく返事をしてお外に駆け出して行った。
しばらくして戻ってきた桜子から話を聞いたばぁちゃんが言うには、
「皆、城で生活させられてるんだと。
精霊達との訓練はナシ、勉強漬けの毎日で、エルフの歴史やら考え方、マナーや式典の意味なんやらを詰め込んでるらしい。
これが出来たら皆と会わせる、とか勉強の区切りごとに、お茶会と言う名のマナー実践で会えるんだと。でもマナーの指導も入るから好き勝手にもしゃべれない。
しかも、誰々はここまで終わりましたよ、アナタが終わらないから終わった者達が復習して待ってるんですよ、とか言われるらしい。
お互いがお互いの人質だわな。
10歳やそこらの子供に無茶をさせる。そりゃ心も病むわ」
ばぁちゃんが額に手を当て天を仰ぐ。
「老害どもめ、エルフの寿命は長いんだ、歴史やらなんやら、んなもん、100年ぐらいかけてゆっくり教育してやれよ!
ストレスで、また魔力暴走するぞ。しかも全員魔力量が増えてるからな、前回の比じゃないぞ?」
ヨシ!とばぁちゃんが立ち上がって
「ユズリハ、アタシは城へ行ってくるよ。アンタも皆を助けたいだろうが、お留守番しておいてくれるかい?」
ばぁちゃんが僕の両肩に手を置いて、目線を合わせて聞いてくる。
「うん。あの宰相って人みたいなのばっかりだったら、僕が行ったら邪魔になると思う。
僕が捕まったら、ばぁちゃんが全てを破壊しそうだし?
わびすけ達と大人しく家で待ってる!」
確かに心配なんだけどさ、ばぁちゃんが暴走して皆が巻き込まれる方が怖いかも!
ばぁちゃんは「良い子だ」と頭をグリグリ撫で回し、
「松雪!桜子!栗之助!一緒にきておくれ!老害どもにガツンと言ってやるよ!」
そう言ってばぁちゃんは勢いよく飛び出して行った。
「いってらっしゃーーーい!気をつけてねぇーー!!」
僕は元気に送り出し、わびすけのブラッシングに取りかかる。
わびすけ達は全然大きくなってない。
僕の魔力量、まだあんまり増えてないのかなぁ?
そんな事を考えながら、ブラッシングしていたら、ドンドンと扉を叩く音がした。
ん?
ばぁちゃんが忘れ物とかだったら、すぐ入ってくるよね?
「だれ?」
と聞いてみると
「私だ、私!!ユズリハ、開けてくれ!」
え?カクさん?!
「どうしたの、カクさん!!ばぁちゃんが今さっき城に向かったよ?!」
僕はびっくりして扉を開けると
苦しそうな顔のカクさんと、一瞬、僕を睨みつけたのに、胡散臭い笑顔になった宰相さんが居た。
宰相って人と一緒に皆が帰ってから2週間。
朝ごはんの席でばぁちゃんにそう言ってみた。
「あの老害ども、また洗脳じみた教育してんだろうね…さぁて、どうしてくれようか」
ばぁちゃんが腕を組んで考え始めた時、ムクがトコトコ寄ってきた。
「メェ~…」『ダイヤが助けて欲しいって言ってる…』
「カクさん達、危ない目に合ってるの?!ばぁちゃん!助けなきゃ!!」
「アイツらがハイエルフのカクに危害を加えるとも思えないんだが?
今の状況はわかるかい?何を助けて欲しいんだい?」
「メェ?」『良くわかんない?』
「土の精霊じゃ伝達が上手くいかないかい?
うーん、…桜子!すまないが、もっふるの所に行って、状況を見てきてもらえるかい?」
「わん!」
桜子は勢いよく返事をしてお外に駆け出して行った。
しばらくして戻ってきた桜子から話を聞いたばぁちゃんが言うには、
「皆、城で生活させられてるんだと。
精霊達との訓練はナシ、勉強漬けの毎日で、エルフの歴史やら考え方、マナーや式典の意味なんやらを詰め込んでるらしい。
これが出来たら皆と会わせる、とか勉強の区切りごとに、お茶会と言う名のマナー実践で会えるんだと。でもマナーの指導も入るから好き勝手にもしゃべれない。
しかも、誰々はここまで終わりましたよ、アナタが終わらないから終わった者達が復習して待ってるんですよ、とか言われるらしい。
お互いがお互いの人質だわな。
10歳やそこらの子供に無茶をさせる。そりゃ心も病むわ」
ばぁちゃんが額に手を当て天を仰ぐ。
「老害どもめ、エルフの寿命は長いんだ、歴史やらなんやら、んなもん、100年ぐらいかけてゆっくり教育してやれよ!
ストレスで、また魔力暴走するぞ。しかも全員魔力量が増えてるからな、前回の比じゃないぞ?」
ヨシ!とばぁちゃんが立ち上がって
「ユズリハ、アタシは城へ行ってくるよ。アンタも皆を助けたいだろうが、お留守番しておいてくれるかい?」
ばぁちゃんが僕の両肩に手を置いて、目線を合わせて聞いてくる。
「うん。あの宰相って人みたいなのばっかりだったら、僕が行ったら邪魔になると思う。
僕が捕まったら、ばぁちゃんが全てを破壊しそうだし?
わびすけ達と大人しく家で待ってる!」
確かに心配なんだけどさ、ばぁちゃんが暴走して皆が巻き込まれる方が怖いかも!
ばぁちゃんは「良い子だ」と頭をグリグリ撫で回し、
「松雪!桜子!栗之助!一緒にきておくれ!老害どもにガツンと言ってやるよ!」
そう言ってばぁちゃんは勢いよく飛び出して行った。
「いってらっしゃーーーい!気をつけてねぇーー!!」
僕は元気に送り出し、わびすけのブラッシングに取りかかる。
わびすけ達は全然大きくなってない。
僕の魔力量、まだあんまり増えてないのかなぁ?
そんな事を考えながら、ブラッシングしていたら、ドンドンと扉を叩く音がした。
ん?
ばぁちゃんが忘れ物とかだったら、すぐ入ってくるよね?
「だれ?」
と聞いてみると
「私だ、私!!ユズリハ、開けてくれ!」
え?カクさん?!
「どうしたの、カクさん!!ばぁちゃんが今さっき城に向かったよ?!」
僕はびっくりして扉を開けると
苦しそうな顔のカクさんと、一瞬、僕を睨みつけたのに、胡散臭い笑顔になった宰相さんが居た。
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