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エルフの里
別離、またの名を逃亡
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「ばぁちゃん!!」
僕が呼ぶとばぁちゃんは振り返り「ユズリハ!」と叫んで僕を抱き締めた。
ばぁちゃんがしゃがんで僕の両肩に手を置いて目線を合わせる。
「ごめん、アタシが慢心してたよ。
隷属の腕輪なんて、あんな物騒なもんまで出してくるなんざ思わなかった。
ユズリハを隷属させてどうするつもりだったなんざ聞きたかないが、良いことになる訳がない。
すまない、ユズリハ。
ここでもっと学ばせてやりたかったが手段を選ばなくなってきてる。
ここを出よう。旅にでよう。
そして、世界を知って、ユズリハの住む場所を、ユズリハに合った場所を探そう」
「「「「ブルーメ様!?」」」」
スケさん達が驚いて駆け寄ってくる。
「ブルーメ様も、ここを出ていくの?私達を置いて行くのですかっ!!」
カクさんが拳を握りながら叫ぶように聞いてくる。
「ああ、カク達。すまないね。
皆も知っての通り、アタシが一番大事なのはユズリハだ。
ユズリハに危害を加える事を躊躇わなくなった連中と同じ場所にはいられないよ。
カク、アンタはハイエルフ、そして皆はそれを支える自慢の仲間達だ。
多分もう役立たずの宮廷精霊遣いなんざ目じゃないほどの腕前になってるよ。
ブルーメ様直々に教えた自慢の弟子達だ、胸を張りな!!」
皆、ばぁちゃんに抱きついてきた。
「良いかい、良くお聞き。
アンタ達は精霊と信頼関係が築けている。それをこのまま続けるんだ。精霊は裏切らないよ。ちゃんと覚えておいで。
その上で、まだまだ学ぶ事は沢山ある。
アンタ達は将来有望なエルフだ。
教育はエルフの最高水準を与えられるはずだ。
歴史と薬学、そして毒に関する知識は特に良く学びな。
まぁ儀式なんかは歴史に付随することもある。
ただし、エルフの思想は、こういう考え方もあるよね、っていうぐらいで、丸暗記して、宰相達を欺きな。
知識としては蓄えても、考え方に染まるんじゃないよ。
エルフ同士だって気の合うやつもいりゃ、キライなやつもいる。
人間や他の種族だって同じだよ。
確かに、人間には悪いやつが沢山いる。エルフを捕まえようと悪巧みするやつもいる。防衛手段としてこういう考え方するやつもいる、と学んでおくんだよ。
そして、大人を振り切る力と知識を身につけたら。
アンタ達がそれでもアタシ達を覚えていてくれたなら。
世界で、合おうじゃないか!」
ばぁちゃんがニカっと笑って、カクさん達の背中をバンバン叩く。
「ここじゃない、海を越えた人間の住む別大陸、そこに、センバという一族がいる、はずだ。
ふふふ。
魔の森という魔獣蔓延る森から領地を守る一族でね、100年程前、アタシの夫だった人がその一族の長の息子だった。一族皆、気の良いヤツラだったんだ。
ちょいとユズリハを連れて墓参りに行ってくるよ。
その後は風まかせ、だがね!!
さぁ、ユズリハ!!
こんな所とはとっととおさらばするよ!!」
そう言ったばぁちゃんが、僕をひょいとおんぶすると、「じゃぁな!しっかり学びな!!」そう叫ぶと、
「アーッハッハッハ!!!」と笑いながら、尋常じゃないスピードで走っていく。
ばぁちゃん!!!
建物破壊したのうやむやにして逃げる気でしょう!!!
僕が呼ぶとばぁちゃんは振り返り「ユズリハ!」と叫んで僕を抱き締めた。
ばぁちゃんがしゃがんで僕の両肩に手を置いて目線を合わせる。
「ごめん、アタシが慢心してたよ。
隷属の腕輪なんて、あんな物騒なもんまで出してくるなんざ思わなかった。
ユズリハを隷属させてどうするつもりだったなんざ聞きたかないが、良いことになる訳がない。
すまない、ユズリハ。
ここでもっと学ばせてやりたかったが手段を選ばなくなってきてる。
ここを出よう。旅にでよう。
そして、世界を知って、ユズリハの住む場所を、ユズリハに合った場所を探そう」
「「「「ブルーメ様!?」」」」
スケさん達が驚いて駆け寄ってくる。
「ブルーメ様も、ここを出ていくの?私達を置いて行くのですかっ!!」
カクさんが拳を握りながら叫ぶように聞いてくる。
「ああ、カク達。すまないね。
皆も知っての通り、アタシが一番大事なのはユズリハだ。
ユズリハに危害を加える事を躊躇わなくなった連中と同じ場所にはいられないよ。
カク、アンタはハイエルフ、そして皆はそれを支える自慢の仲間達だ。
多分もう役立たずの宮廷精霊遣いなんざ目じゃないほどの腕前になってるよ。
ブルーメ様直々に教えた自慢の弟子達だ、胸を張りな!!」
皆、ばぁちゃんに抱きついてきた。
「良いかい、良くお聞き。
アンタ達は精霊と信頼関係が築けている。それをこのまま続けるんだ。精霊は裏切らないよ。ちゃんと覚えておいで。
その上で、まだまだ学ぶ事は沢山ある。
アンタ達は将来有望なエルフだ。
教育はエルフの最高水準を与えられるはずだ。
歴史と薬学、そして毒に関する知識は特に良く学びな。
まぁ儀式なんかは歴史に付随することもある。
ただし、エルフの思想は、こういう考え方もあるよね、っていうぐらいで、丸暗記して、宰相達を欺きな。
知識としては蓄えても、考え方に染まるんじゃないよ。
エルフ同士だって気の合うやつもいりゃ、キライなやつもいる。
人間や他の種族だって同じだよ。
確かに、人間には悪いやつが沢山いる。エルフを捕まえようと悪巧みするやつもいる。防衛手段としてこういう考え方するやつもいる、と学んでおくんだよ。
そして、大人を振り切る力と知識を身につけたら。
アンタ達がそれでもアタシ達を覚えていてくれたなら。
世界で、合おうじゃないか!」
ばぁちゃんがニカっと笑って、カクさん達の背中をバンバン叩く。
「ここじゃない、海を越えた人間の住む別大陸、そこに、センバという一族がいる、はずだ。
ふふふ。
魔の森という魔獣蔓延る森から領地を守る一族でね、100年程前、アタシの夫だった人がその一族の長の息子だった。一族皆、気の良いヤツラだったんだ。
ちょいとユズリハを連れて墓参りに行ってくるよ。
その後は風まかせ、だがね!!
さぁ、ユズリハ!!
こんな所とはとっととおさらばするよ!!」
そう言ったばぁちゃんが、僕をひょいとおんぶすると、「じゃぁな!しっかり学びな!!」そう叫ぶと、
「アーッハッハッハ!!!」と笑いながら、尋常じゃないスピードで走っていく。
ばぁちゃん!!!
建物破壊したのうやむやにして逃げる気でしょう!!!
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