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3章 王子サマの帰省
アニマル大集合? ①
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ドタドタ、キッキッ、コツコツ、バサバサッ、コケーーー!!
なんだか外から、わちゃわちゃした色んな音が聞こえるぞ?
と、執務室に居た樹魅と柊路が顔を見合せた。
が、なんか、あんまり危険な感じはしないな、と、そのまま仕事を続けようとしたら
バンッ!
「ッ!」「キーーーッ!」「コケーーー!」
乱暴に扉が開いて、
アルパカ、カピバラ、軍鶏が執務室に飛び込んできた。
「ッッシ!!」「キッキッキッキッ!!」「ココココココ、コケーーー!!!」
「どうしよう、なんか、ものすごぉく慌ててる感じは伝わるんだけど、
内容はひとっつも伝わらない」
樹魅は腕を組み、首をひねっている。
「紀伊助サマ、お呼びしてきましょうか?」
部下の並男が尋ねる。
「う~ん、紀伊助でも、アオさんだっけ?あの子の言葉は分かるけど、それ以外の子は、なんとなくしか分かんないらしいよ。まぁ、なんとなくでも分かるってスゴいけどね」
樹魅が〝アオさん〞の言葉を出した瞬間、わちゃわちゃトリオの動きが一瞬止まり、より勢いを増した。
「うん?アオさんが何かした感じなのかなぁ?
うん、やっぱり、紀伊助呼ぼうか。
あ、一応、柊路のとこの子も呼びに行ってくれる?」
柊路は無言でうなずき、不喜処にオコジョを迎えに行く。
「さて、皆が揃うまで、キミ達もちょっと待っててね」
30分後。
柊路がオコジョを自分の懐に入れて執務室に戻ってくると、
わちゃわちゃトリオはすっかりくつろぎ、応接セットでお茶とお菓子を堪能し
樹魅は難しい顔で腕を組んでいた。
なんで樹魅の眉間のシワが増えてるんだろう?
と、柊路がコテンと、首をかしげると、
懐のオコジョも一緒に首をかしげる。
「あぁ、柊路、おかえり。
難しい顔して、どうしたんだって?
なんか、紀伊助と連絡取れないんだよね。
いや、携帯は繋がる。紀伊助が出ないんだよ。
何だろうなぁ。
なぁんか、ザワザワする不愉快な感じがするんだよなぁ」
それを聞いて、柊路も眉間にシワがよってきた。
とりあえず、樹魅の隣に座ると、並男がお茶とお菓子をスッと出してきた。
「ありがとう」の言葉の代わりに、柊路は軽く微笑んで、自分の懐を見て、並男の顔を見る。
「……あぁ、柊路サマのオコジョの分もご用意しますね。柊路サマと同じ物でいいです?」
柊路は笑顔で頷いた。
基本はデキル男、並男も察するようになってきた。
「さて、全員じゃないけど、揃ったところで、動物達の話を聞いてみようか。
柊路の所のオコジョさん、アナタならこの子達のお話、分かるんだよね?」
そう、樹魅が尋ねると、
柊路の腿の上に座り、器用に両手を使い、もしょもしょお菓子を頬張っていたオコジョは、ほっぺを大いに膨らませた顔を樹魅に向け、コクコク頷いた。
それを見た部下達は慌てて口を押さえ、うつむいた。
「どうしよう、めっちゃ和むんだけど」
樹魅も口元を、によによさせる。
「大丈夫、柊路、取らないから。無理だから。睨まないの。
ってか、この子の可愛さを皆が認めたと思えば、嬉しいでしょう?
あれ、柊路、そういえば、このオコジョさんの名前、何って付けたの?」
「六華」
「おお、キレイな名前付けたね。
では、オコジョさん、アナタの名前を呼んでもかまいませんか?
あと、この子達の通訳をお願いできますか?」
なんだか外から、わちゃわちゃした色んな音が聞こえるぞ?
と、執務室に居た樹魅と柊路が顔を見合せた。
が、なんか、あんまり危険な感じはしないな、と、そのまま仕事を続けようとしたら
バンッ!
「ッ!」「キーーーッ!」「コケーーー!」
乱暴に扉が開いて、
アルパカ、カピバラ、軍鶏が執務室に飛び込んできた。
「ッッシ!!」「キッキッキッキッ!!」「ココココココ、コケーーー!!!」
「どうしよう、なんか、ものすごぉく慌ててる感じは伝わるんだけど、
内容はひとっつも伝わらない」
樹魅は腕を組み、首をひねっている。
「紀伊助サマ、お呼びしてきましょうか?」
部下の並男が尋ねる。
「う~ん、紀伊助でも、アオさんだっけ?あの子の言葉は分かるけど、それ以外の子は、なんとなくしか分かんないらしいよ。まぁ、なんとなくでも分かるってスゴいけどね」
樹魅が〝アオさん〞の言葉を出した瞬間、わちゃわちゃトリオの動きが一瞬止まり、より勢いを増した。
「うん?アオさんが何かした感じなのかなぁ?
うん、やっぱり、紀伊助呼ぼうか。
あ、一応、柊路のとこの子も呼びに行ってくれる?」
柊路は無言でうなずき、不喜処にオコジョを迎えに行く。
「さて、皆が揃うまで、キミ達もちょっと待っててね」
30分後。
柊路がオコジョを自分の懐に入れて執務室に戻ってくると、
わちゃわちゃトリオはすっかりくつろぎ、応接セットでお茶とお菓子を堪能し
樹魅は難しい顔で腕を組んでいた。
なんで樹魅の眉間のシワが増えてるんだろう?
と、柊路がコテンと、首をかしげると、
懐のオコジョも一緒に首をかしげる。
「あぁ、柊路、おかえり。
難しい顔して、どうしたんだって?
なんか、紀伊助と連絡取れないんだよね。
いや、携帯は繋がる。紀伊助が出ないんだよ。
何だろうなぁ。
なぁんか、ザワザワする不愉快な感じがするんだよなぁ」
それを聞いて、柊路も眉間にシワがよってきた。
とりあえず、樹魅の隣に座ると、並男がお茶とお菓子をスッと出してきた。
「ありがとう」の言葉の代わりに、柊路は軽く微笑んで、自分の懐を見て、並男の顔を見る。
「……あぁ、柊路サマのオコジョの分もご用意しますね。柊路サマと同じ物でいいです?」
柊路は笑顔で頷いた。
基本はデキル男、並男も察するようになってきた。
「さて、全員じゃないけど、揃ったところで、動物達の話を聞いてみようか。
柊路の所のオコジョさん、アナタならこの子達のお話、分かるんだよね?」
そう、樹魅が尋ねると、
柊路の腿の上に座り、器用に両手を使い、もしょもしょお菓子を頬張っていたオコジョは、ほっぺを大いに膨らませた顔を樹魅に向け、コクコク頷いた。
それを見た部下達は慌てて口を押さえ、うつむいた。
「どうしよう、めっちゃ和むんだけど」
樹魅も口元を、によによさせる。
「大丈夫、柊路、取らないから。無理だから。睨まないの。
ってか、この子の可愛さを皆が認めたと思えば、嬉しいでしょう?
あれ、柊路、そういえば、このオコジョさんの名前、何って付けたの?」
「六華」
「おお、キレイな名前付けたね。
では、オコジョさん、アナタの名前を呼んでもかまいませんか?
あと、この子達の通訳をお願いできますか?」
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