《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

文字の大きさ
193 / 562
これぞ悪役?シスコン無双

脱ぼっち!

しおりを挟む
フロスティ様達をセンバのお屋敷に迎え、お茶会をします。

ご招待したのは
フロスティ様、イーリアン様、ヨーク様、ギニタス様、オージーヌ様。

そしてこちらは
お兄様、私、チィちゃん、ライ様、それからナターリエも呼びましたわ。ミツバがうまく連れ出してくれました。

出席者の顔ぶれを見たお兄様。
開口一番、
「もはやこれは〝ヘドロ殿下、被害者の会〞じゃねぇ?」

「「ブフォッ」」
吹き出したのはイーリアン様とヨーク様。

「どっから出てきた、そのネーミング?!」
ギニタス様がお兄様にツッコミをいれます。

「へ、へ、へ、ヘドロ…」
顔を反らして肩を震わせるフロスティ様。

オージーヌ様はビックリして固まってますわ。

「ハイ!お義兄様!つまり今日は、被害状況をめっちゃ語っても良いって事でしょうかぁ!!!」
ナターリエが喋りたくて仕方ないと言わんばかりに、手を上げ、身を乗り出します。

「うん、ナターリエ、ちょっと待とうか。
えーっと、皆様、今日はお集まり頂きましてありがとうございます」

「って、この状態で、よく普通に仕切り直したな?!」
ギニタス様、ツッコミ属性でしたのね。

「「ブファッ」」
イーリアン様とヨーク様がお腹を抱えて机に突っ伏しています。

「貴方達、大好きよッ」
フロスティ様が、口を押さえながら肩を揺らしてそう言います。
これはもうおおおおおおお友達で確定ではないでしょうか?!

「ほら、ディ、今がチャンスだ、聞いてごらん?」
「フフフフロスティ様!」「はい?」
「だだだだ大好きって、私達も入ってますか?!」
「もちろんよ!!」
フロスティ様は輝くばかりの笑顔を見せてくださいます。

「で、では、おおおおおおお友達という事で良いんでしょうかぁ?!」

「んまぁ!私、とうの昔にお友達になったと思ってましたわ!!!
私の勘違いでしたの?!」

「フロスティ様、ディをいじめないで下さい?
私達は同年代がイチイと一応?シラヌイ様、あと一緒に領地に来たのはメイドのセリしか居なかったんです。
普通に友達を作る機会なんてなかったんですから。距離の詰めかたがわからないんですよ。
だから、キチンと確認作業をしないと、不安なんです。
ご理解頂けますよね?」
お兄様が笑ってない目で、フロスティ様に詰め寄ります。

「オホホホホ、そ、そうですわね、本人確認、大事ですわね!
ごほん、ユーディリア様!
ワタクシ、貴女とお友達になりたいですわ!より一層、仲良くしてくださいませ!!」
「ハイハイハイハイ!!私も!!ユーディリア様とめっちゃ仲良くなりたい!」
イーリアン様は、私の隣に来て、手を取りブンブン上下に振ります。

「え?!ボクも!ってか、入学式のあと、言ったよね?!仲良くしたいって!!
友達になりたい!もちろん、エミリオ君とも!!!」
ヨーク様が身を乗り出します。

「差し支えなければ、私も仲間に加えていただけると嬉しいです」
ギニタス様が、顔を赤らめて、小さく手を上げながら言います。

「え?え?え?あのー、私もお友達が少なくて、えっと、その」
オージーヌ様がオロオロしています。

「オージーヌ様!!同い年ですよね?!私、友達全く居ないのです。
嫌われ者のエアトル家の次女ですが、仲良くしていただけませんかぁ!!!」
ナターリエがオージーヌ様の手をガシっと掴み、涙目で訴えます。

「あ、はい…」
オージーヌ様、ナターリエの押しに負けてますわ。

「美少女友達確保ぉぉぉぉ!!!」
ナターリエ、気持ちはよぉーっくわかります。
でも、雄叫び上げるのやめなさい。ビクっとしたじゃないですか、オージーヌ様が。

「チィちゃんも、ですわよね?!」
フロスティ様達に確認します。

「「「「喜んで!!!」」」」
フロスティ様達が答えます。

「「わ、私も良いですか?!」」
オージーヌ様とナターリエ、2人手を取り合ってチィちゃんを見ます。

「こちらこそ、宜しくお願いします!!!!!」
チィちゃんも元気に答えます。

「あ、シラヌイは、年上すぎるから、貴方は護衛枠だわ」
フロスティ様が相変わらずライ様に辛辣です。

「「シラヌイ?!もしや、シラヌイ・センバ様?!」」
あ、ギニタス様とヨーク様は初対面でしたか。

「ええ、ユーディリアの婚約者、シラヌイ・センバです」
婚約者と言って、地味に牽制してます?
でも、ヨーク様達には、全く意味をなしてないみたいですよ?

「マジっすか!お会いして見たかったんです!」
「ボク達、兄から聞いたんです!」
「第一王子殿下の護衛を断ったとか」
「校舎を破壊したとか」「馬より早く走るとか」「空を飛べるとか」
「「シラヌイ・センバ様ですか?!!!」」
キラッキラした目で、ライ様に詰め寄る少年2人。

うん、シラヌイ・センバ様、ご本人様ですわね。
しおりを挟む
感想 68

あなたにおすすめの小説

悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!

えながゆうき
ファンタジー
 妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!  剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!

転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ

karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。 しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。

巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。  〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜

トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!? 婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。 気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。 美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。 けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。 食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉! 「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」 港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。 気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。 ――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談) *AIと一緒に書いています*

悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。

槙村まき
恋愛
 スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。  それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。  挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。  そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……! 第二章以降は、11時と23時に更新予定です。 他サイトにも掲載しています。 よろしくお願いします。 25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!

悪役令嬢発溺愛幼女着

みおな
ファンタジー
「違います!わたくしは、フローラさんをいじめてなどいません!」  わたくしの声がホールに響いたけれど、誰もわたくしに手を差し伸べて下さることはなかった。  響いたのは、婚約者である王太子殿下の冷たい声。  わたくしに差し伸べられたのは、騎士団長のご子息がわたくしを強く床に押し付ける腕。  冷ややかな周囲のご令嬢ご令息の冷笑。  どうして。  誰もわたくしを信じてくれないまま、わたくしは冷たい牢の中で命を落とした。

転生令嬢の食いしん坊万罪!

ねこたま本店
ファンタジー
   訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。  そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。  プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。  しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。  プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。  これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。  こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。  今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。 ※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。 ※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!

みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した! 転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!! 前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。 とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。 森で調合師して暮らすこと! ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが… 無理そうです…… 更に隣で笑う幼なじみが気になります… 完結済みです。 なろう様にも掲載しています。 副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。 エピローグで完結です。 番外編になります。 ※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです

ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。 転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。 前世の記憶を頼りに善悪等を判断。 貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。 2人の兄と、私と、弟と母。 母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。 ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。 前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。

処理中です...