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これぞ悪役?シスコン無双
アレに出来るなら!
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「その決闘、私も見に行けますか?」
上目遣いのチィちゃん、可愛いですわ。
「一応、学園内の訓練場でするからなぁ、どうなんだろう?
明日、セリに確認してきてもらおう」
「なら、私とヒサギ、それからシラヌイも同行して良いか確認してくれる?
センバとの養子縁組を条件に出してるのよ?
勝負の行方はぜひとも確認しないと、ねぇ?
そうそう、この国では今後養子縁組をする際には殿下と決闘が必要になるらしい、
現にあのセンバが養子を迎え入れるための申請に待ったをかけている。
そんな噂が、平民にも広まってるみたいよ?」
「地味だけど、なかなかに好感度下がる噂ですね」
「ええ、優秀な子や、庶子を養子に迎える貴族は一定数あったわ。
そんな貴族に憧れを持つ平民が、王族と戦う、なんて選択肢、選ぶと思う?
軒並み諦めるか、本当にいい人材は、どこかに流出するんじゃないかしら?
ウフフ、センバに喧嘩を売るって覚悟が足りないと思わない?」
「…本当ですね」
お兄様は苦笑いです。
「それで、聖玉の剣、それと戦った人間が目覚めないから、
殿下はあんなに自信満々なのかな?
俺も聖玉の剣と戦えば目覚めなくなる、と。
ほぼほぼ、死ぬような事さえ厭わないと。
そんなに俺らのこと、排除したいと思ってるとはね。
じゃぁ、同じことやり返されると思ってないのかな?」
「思ってないから出来るんでしょうねぇ?」
「「「はぁーー」」」
お兄様、夫人、私、3人同時にため息も出るってもんです。
「お兄様、浄化って無属性じゃないですか。
チィちゃん達も身体強化って無属性じゃないですか。
センバが浄化しだしたら、魔の森、なくなったりしますかね?」
「…ディ?なに考えてるの?」
「あの殿下がプロテクトとかって言うコーティング魔法が使えるなら、
私とチィちゃんの合わせ技で、お兄様に浄化のコーティング出来ないかと思って?
ね、チィちゃん!!アレに負けるのイヤよね!
アレが出来るなら、私達にだって!!!」
「コーティング?コーティングって、コーティングですか?」
チィちゃんが、コテンと首をかしげます。
「そうよ!!リンゴ飴みたいなコーティングよ!!」
「ああ!リンゴ飴!イチイはイチゴ飴の方が好きです!!」
「確かに!イチゴ飴も捨てがたいわね!!」
「好みの問題じゃなぁい!!
ディもイチイも話が逸れてるからね?!」
「そうよ、チィちゃん!
大好きなお兄様がイチゴ、そしてコーティングしてる飴ちゃんが浄化魔法!!
飴ちゃんがイチゴを乾燥から守るように、
クルンと浄化魔法でお兄様をコーティング、私達がお兄様を瘴気から守るのよ!!」
「リア様、なにがなんでも守りましょう!
そうと決まれば特訓です!!いざ、リア様!!共に訓練場へ!!」
「もちろんよ、チィちゃん!!」「ストぉーップ!!!」
「「え、なぜ??」」
お兄様、なぜ止めますの?
「まず、人間を魔法でコーティングしようとしないで?!!
怖いから!!
誰も考えたことも、したこともないから!!
しかもディとイチイのコンビなんて、んもう、なにがあるかわからないから!!!
するなら、せめて防具とか、武器とかにして!!」
「リオ君?止めようとして止めてないわよ?
出来る事が前提、って、それ、既に感化されてるわ?」
「ハッ!!確かに!!」
お兄様、しまった!!って顔して夫人を見ないでくださいまし。
「まぁ、でも確かに?リアちゃんの発想はすごいわ。
ホネがリオ君についていない状態ですもの、
服とか手袋、防具、武器もろもろを浄化でコーティング出来るのなら瘴気から身を守れるかもしれないわ。
そう考えると、ホネって、とても便利だったのね?」
「ですが、人前でホネは出せないです。
それこそ、殿下に〝魔王〞とか言われそうです」
はぁ、と、ため息まじりにお兄様がつぶやくと、
「フーティ様も聖玉の剣からホネが出た、って言ってたんですよね?
じゃぁ、聖玉の剣じゃなくて、〝魔王の剣〞じゃないですか?」
全員、びっくりしてチィちゃんの方を向きます。
「え?ど、どうしました?」
「イチイ、って、時々物事の本質を捉えるよね!!
イチミ!教会とか、王家の図書館とか、入れる?そんな記述があるか、調べられる?」
「3日後決闘なら、あと2日ですよね?
…総動員してやってみます」
「すまん、出来る限りの事はしておきたい。よろしく頼む」
「イチミ!お兄様を絶対に守りたいの!!お願い、頑張って!
でも、無理して捕まったりしないでね?生きて逃げ切って、帰って来てね?
総動員って事は、みんなにそう伝えてね?」
「ああ、確かに。自分の命優先にしてくれ。イチミが居なくなられると、困るわ」
私とお兄様がそう言うと、イチミは顔をくしゃっとしました。
「そういう所よ…」「こういう所ですね…」
夫人とイチミが顔を見合わせた後、両手で顔を覆います。
パン!っと1つ、両手で頬に気合いを入れたイチミ。
「エミリオ様の不安解消のため、全力で任務に当たらせていただきます!!」
「「ありがとう!!」」
お兄様と一緒に、とびきりの笑顔で送り出します。
「うほー、天使様達の笑顔、鼻血出るー!
今ならイチイも浄化だろうとなんだろうと、出来る気がします!!」
そうよ、チィちゃん、お兄様のため、2人で頑張りましょう!!
上目遣いのチィちゃん、可愛いですわ。
「一応、学園内の訓練場でするからなぁ、どうなんだろう?
明日、セリに確認してきてもらおう」
「なら、私とヒサギ、それからシラヌイも同行して良いか確認してくれる?
センバとの養子縁組を条件に出してるのよ?
勝負の行方はぜひとも確認しないと、ねぇ?
そうそう、この国では今後養子縁組をする際には殿下と決闘が必要になるらしい、
現にあのセンバが養子を迎え入れるための申請に待ったをかけている。
そんな噂が、平民にも広まってるみたいよ?」
「地味だけど、なかなかに好感度下がる噂ですね」
「ええ、優秀な子や、庶子を養子に迎える貴族は一定数あったわ。
そんな貴族に憧れを持つ平民が、王族と戦う、なんて選択肢、選ぶと思う?
軒並み諦めるか、本当にいい人材は、どこかに流出するんじゃないかしら?
ウフフ、センバに喧嘩を売るって覚悟が足りないと思わない?」
「…本当ですね」
お兄様は苦笑いです。
「それで、聖玉の剣、それと戦った人間が目覚めないから、
殿下はあんなに自信満々なのかな?
俺も聖玉の剣と戦えば目覚めなくなる、と。
ほぼほぼ、死ぬような事さえ厭わないと。
そんなに俺らのこと、排除したいと思ってるとはね。
じゃぁ、同じことやり返されると思ってないのかな?」
「思ってないから出来るんでしょうねぇ?」
「「「はぁーー」」」
お兄様、夫人、私、3人同時にため息も出るってもんです。
「お兄様、浄化って無属性じゃないですか。
チィちゃん達も身体強化って無属性じゃないですか。
センバが浄化しだしたら、魔の森、なくなったりしますかね?」
「…ディ?なに考えてるの?」
「あの殿下がプロテクトとかって言うコーティング魔法が使えるなら、
私とチィちゃんの合わせ技で、お兄様に浄化のコーティング出来ないかと思って?
ね、チィちゃん!!アレに負けるのイヤよね!
アレが出来るなら、私達にだって!!!」
「コーティング?コーティングって、コーティングですか?」
チィちゃんが、コテンと首をかしげます。
「そうよ!!リンゴ飴みたいなコーティングよ!!」
「ああ!リンゴ飴!イチイはイチゴ飴の方が好きです!!」
「確かに!イチゴ飴も捨てがたいわね!!」
「好みの問題じゃなぁい!!
ディもイチイも話が逸れてるからね?!」
「そうよ、チィちゃん!
大好きなお兄様がイチゴ、そしてコーティングしてる飴ちゃんが浄化魔法!!
飴ちゃんがイチゴを乾燥から守るように、
クルンと浄化魔法でお兄様をコーティング、私達がお兄様を瘴気から守るのよ!!」
「リア様、なにがなんでも守りましょう!
そうと決まれば特訓です!!いざ、リア様!!共に訓練場へ!!」
「もちろんよ、チィちゃん!!」「ストぉーップ!!!」
「「え、なぜ??」」
お兄様、なぜ止めますの?
「まず、人間を魔法でコーティングしようとしないで?!!
怖いから!!
誰も考えたことも、したこともないから!!
しかもディとイチイのコンビなんて、んもう、なにがあるかわからないから!!!
するなら、せめて防具とか、武器とかにして!!」
「リオ君?止めようとして止めてないわよ?
出来る事が前提、って、それ、既に感化されてるわ?」
「ハッ!!確かに!!」
お兄様、しまった!!って顔して夫人を見ないでくださいまし。
「まぁ、でも確かに?リアちゃんの発想はすごいわ。
ホネがリオ君についていない状態ですもの、
服とか手袋、防具、武器もろもろを浄化でコーティング出来るのなら瘴気から身を守れるかもしれないわ。
そう考えると、ホネって、とても便利だったのね?」
「ですが、人前でホネは出せないです。
それこそ、殿下に〝魔王〞とか言われそうです」
はぁ、と、ため息まじりにお兄様がつぶやくと、
「フーティ様も聖玉の剣からホネが出た、って言ってたんですよね?
じゃぁ、聖玉の剣じゃなくて、〝魔王の剣〞じゃないですか?」
全員、びっくりしてチィちゃんの方を向きます。
「え?ど、どうしました?」
「イチイ、って、時々物事の本質を捉えるよね!!
イチミ!教会とか、王家の図書館とか、入れる?そんな記述があるか、調べられる?」
「3日後決闘なら、あと2日ですよね?
…総動員してやってみます」
「すまん、出来る限りの事はしておきたい。よろしく頼む」
「イチミ!お兄様を絶対に守りたいの!!お願い、頑張って!
でも、無理して捕まったりしないでね?生きて逃げ切って、帰って来てね?
総動員って事は、みんなにそう伝えてね?」
「ああ、確かに。自分の命優先にしてくれ。イチミが居なくなられると、困るわ」
私とお兄様がそう言うと、イチミは顔をくしゃっとしました。
「そういう所よ…」「こういう所ですね…」
夫人とイチミが顔を見合わせた後、両手で顔を覆います。
パン!っと1つ、両手で頬に気合いを入れたイチミ。
「エミリオ様の不安解消のため、全力で任務に当たらせていただきます!!」
「「ありがとう!!」」
お兄様と一緒に、とびきりの笑顔で送り出します。
「うほー、天使様達の笑顔、鼻血出るー!
今ならイチイも浄化だろうとなんだろうと、出来る気がします!!」
そうよ、チィちゃん、お兄様のため、2人で頑張りましょう!!
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