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スベリダイ・2
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『滑り保険』の効果は絶大だった。
滑っても補償があるという安心感から、藤堂はいつもよりものびのびと舞台に立てるようになり、ウケることが増えた。新しいギャグやネタに挑戦をして、滑ることがあってもすぐさま補償が振り込まれるため、落ち込みを引きずることなく常に前を向くことができた。
そんな滑り保険を利用する中、藤堂が気付いたことは、補償の内容だ。
振り込まれる金額は、1人に対し100円程の計算だ。100人規模のステージで、滑った場合は舞台終わりに1万円振り込まれる形になる。支払いはステージが決まる度に自動的にメッセージが届き、100円を支払う形となっている。
当然だが、藤堂はこの保険のことを野々村にすら言っていない。ただ、滑った場合には奢りで飲みに誘ったりするなど、色々なフォローをするようになった。野々村に対しては、バイトの時給が上がったと言っているが、実際のところバイト先の時給が上がる気配はない。それどころか、やる気があるだけでなく仕事ができる新人が入ったことにより、夢追い状態の藤堂は肩身が狭い思いをするようになっていた。
「お笑い一本でいけたらなぁ」
バイトの休憩時間、藤堂はバイト先が入る建物の屋上のベンチに腰掛け空を眺めていた。お笑いは滑っても楽しくなったが、新人と比べられあれこれ言われる今のバイトは正直楽しくない。頑張っていない訳ではなく、真剣に取り組んでいるのに、夢を追っているから手を抜いていると決めつけられる状態が続いている。
滑り保険を利用し始めて、多少ファンが増え、舞台に出る機会や営業も多少増えた。さらに、スベリダイが入ることによって多少生活にもゆとりができたけれど、お笑い一本で生きていける程ではない。
「それなら、滑り保険のグレードアップはいかがですか?」
ぼんやりしている藤堂の背後から声が聞こえた。声の方向に顔を向けると、北斗が立っていた。
「こんにちは!ドリーム保険の北斗です!」
「…あ、お久しぶりです…」
言いながら、いつからそこにいたのだろうと考えたが、最初の出会いもおかしいところだらけだったので、藤堂は気にしないことにした。
「現在は1ステージ100円のプランですが、掛け金を増やせば手にできる金額も増えますよ!」
「それはそうだけど、それって滑れってことじゃないか」
「そうですね。でも1000円のプランで滑った場合、1人に付き1万円が振り込まれる形となります。1万円のプランなら100万円です」
「…は?1万円プランで100人キャパの舞台で滑ったら、1億円貰えるってこと!?」
「そうですね!」
北斗はニコニコと笑う。
「ただ、100円プラン以上は、お客様にウケた場合に一定額を支払って貰います。1000円プランでウケた場合、1人に付き1000円、1万円プランなら1人につき10万円です」
「なんでこっちが支払う形になるんだよ!?」
「藤堂さん、滑り保険は誰がお金を出していると思います?」
「…誰が?」
藤堂は言われて考える。他言無用の保険と言われたが、他にも多くの加入者がいるのかもしれない。ただ、100円の掛け金に対し、多額のスベリダイを受け取ることも多い状況を考えると、ドリーム保険は確実に赤字だ。滑らないやつが入っている可能性もあるが、滑らないやつはこんな保険必要としない。
「滑り保険を支えているのは、夢を持って頑張る若者を応援する人達です。簡単に言えば、夢を応援する富裕層といいったところでしょうか。ただ、富裕層と呼ばれる人達は無条件でお金を出すことが少ないものです。出資に対し求めるのは見返りです」
「でも、ウケたら支払いって、ただの搾取じゃないか!」
「よく考えて下さい。大きな舞台で爆笑をかっさらえば、その先に何が待っているか。出資者に対する見返りを支払っても余りある利益を手にできるでしょう。さらに、世間に認められれば、後はどんなネタをしても笑って貰える場状態となります。そのため、一度成功を収めれば滑り保険なんて必要なくなります」
「…確かに…」
「安全策を取りたい間は100円プランがおすすめですが、ここぞという時は1000円や1万円などのプランの活用がおすすめですよ」
北斗の話を聞きながら、藤堂は考える。以前と比べて多少緊張は薄れたといえ、大きな舞台に立つことになれば緊張でボロボロになることもあるだろう。そんな時、今よりも高い補償が用意されていれば、落ち着いて舞台に挑めるだろう。支払いをするのは、成功をした時のみ。失敗をすれば高額が約束される。それは悪い話ではない。
「考えておく…」
藤堂はとりあえず話を保留し、100円プランの継続を続けることにした。
変化が訪れたのは、滑り保険に加入して2ヶ月程経過した時だった。
『100円プラン利用回数の上限に達しました。この先は500円以上のプランをご利用下さい』
ドリーム保険から届いたメッセージには、そんな文章が書かれていた。
藤堂は思う。確かに100円のプランでは、出資者に利益は生まれない。こんな日が来るのは、当然のことだ。
ただ、滑り保険を利用し始めてから、ウケることも増え、自信がついてきた。もしかすると、保険に頼らなくても実力でお笑いの世界を渡り歩けるかもしれない。そんなことが頭を過り、藤堂は滑り保険の申し込みをしないまま、舞台に立つことにした。
その結果は散々だった。
ウケが良い鉄板ネタを選んだのに、滑り保険に出会う直前レベルに滑ってしまった。野々村の顔も凍り付いていた。
「…やっぱり…、僕、お笑いに向いてないのかな」
舞台終わり、野々村が泣きそうな顔をしていた。当然だ。今回の舞台は、今までよりも大きな会場で、出番も後半。ここで成功をすれば、漫才の大会に出る時の自信にも繋がると気合いを入れていた。そこで、酷い滑り方をしてしまった。
さらに、追い打ちをかけたのは、今年デビューしたばかりの新人の存在だ。前座のような形で登場した新人コンビ『梅☆』が会場の笑いを誘った。その衝撃はすさまじく、SNSでも噂になった程だ。
1週間後には梅☆はテレビに出ていた。ローカルなテレビで、簡単な紹介だったが、誰もがこれから伸びるコンビだと感じていた。その番組を観ながら、野々村は完全に自信を無くしていた。
1時間後には1週間ぶりのステージなのに、このままではこの前よりも酷い結果になりそうだと藤堂は思った。少しでも何とかしたいと思い、藤堂はドリーム保険に対し滑り保険を利用したいとメッセージを送った。自分がリラックスをして、最初に観客の気持ちを掴むことができれば、またやり直せると思い送ったメッセージへの返答は
「今回から最低プランが1000円プランとなりました。ウケた場合は1人につき1000円の支払いをお願いします」
というものだった。今回のキャパは、250人。爆笑をかっさらえば25万円の支払いが必要となる。約2ヶ月分の給料が一瞬で吹き飛ぶ形だが、ここで失敗すればお笑いの道自体を諦める可能性だってある。背に腹は代えられないと、藤堂はプランの契約をした。
ただ、舞台の結果は散々だった。
滑っても補償があるという安心感から、藤堂はいつもよりものびのびと舞台に立てるようになり、ウケることが増えた。新しいギャグやネタに挑戦をして、滑ることがあってもすぐさま補償が振り込まれるため、落ち込みを引きずることなく常に前を向くことができた。
そんな滑り保険を利用する中、藤堂が気付いたことは、補償の内容だ。
振り込まれる金額は、1人に対し100円程の計算だ。100人規模のステージで、滑った場合は舞台終わりに1万円振り込まれる形になる。支払いはステージが決まる度に自動的にメッセージが届き、100円を支払う形となっている。
当然だが、藤堂はこの保険のことを野々村にすら言っていない。ただ、滑った場合には奢りで飲みに誘ったりするなど、色々なフォローをするようになった。野々村に対しては、バイトの時給が上がったと言っているが、実際のところバイト先の時給が上がる気配はない。それどころか、やる気があるだけでなく仕事ができる新人が入ったことにより、夢追い状態の藤堂は肩身が狭い思いをするようになっていた。
「お笑い一本でいけたらなぁ」
バイトの休憩時間、藤堂はバイト先が入る建物の屋上のベンチに腰掛け空を眺めていた。お笑いは滑っても楽しくなったが、新人と比べられあれこれ言われる今のバイトは正直楽しくない。頑張っていない訳ではなく、真剣に取り組んでいるのに、夢を追っているから手を抜いていると決めつけられる状態が続いている。
滑り保険を利用し始めて、多少ファンが増え、舞台に出る機会や営業も多少増えた。さらに、スベリダイが入ることによって多少生活にもゆとりができたけれど、お笑い一本で生きていける程ではない。
「それなら、滑り保険のグレードアップはいかがですか?」
ぼんやりしている藤堂の背後から声が聞こえた。声の方向に顔を向けると、北斗が立っていた。
「こんにちは!ドリーム保険の北斗です!」
「…あ、お久しぶりです…」
言いながら、いつからそこにいたのだろうと考えたが、最初の出会いもおかしいところだらけだったので、藤堂は気にしないことにした。
「現在は1ステージ100円のプランですが、掛け金を増やせば手にできる金額も増えますよ!」
「それはそうだけど、それって滑れってことじゃないか」
「そうですね。でも1000円のプランで滑った場合、1人に付き1万円が振り込まれる形となります。1万円のプランなら100万円です」
「…は?1万円プランで100人キャパの舞台で滑ったら、1億円貰えるってこと!?」
「そうですね!」
北斗はニコニコと笑う。
「ただ、100円プラン以上は、お客様にウケた場合に一定額を支払って貰います。1000円プランでウケた場合、1人に付き1000円、1万円プランなら1人につき10万円です」
「なんでこっちが支払う形になるんだよ!?」
「藤堂さん、滑り保険は誰がお金を出していると思います?」
「…誰が?」
藤堂は言われて考える。他言無用の保険と言われたが、他にも多くの加入者がいるのかもしれない。ただ、100円の掛け金に対し、多額のスベリダイを受け取ることも多い状況を考えると、ドリーム保険は確実に赤字だ。滑らないやつが入っている可能性もあるが、滑らないやつはこんな保険必要としない。
「滑り保険を支えているのは、夢を持って頑張る若者を応援する人達です。簡単に言えば、夢を応援する富裕層といいったところでしょうか。ただ、富裕層と呼ばれる人達は無条件でお金を出すことが少ないものです。出資に対し求めるのは見返りです」
「でも、ウケたら支払いって、ただの搾取じゃないか!」
「よく考えて下さい。大きな舞台で爆笑をかっさらえば、その先に何が待っているか。出資者に対する見返りを支払っても余りある利益を手にできるでしょう。さらに、世間に認められれば、後はどんなネタをしても笑って貰える場状態となります。そのため、一度成功を収めれば滑り保険なんて必要なくなります」
「…確かに…」
「安全策を取りたい間は100円プランがおすすめですが、ここぞという時は1000円や1万円などのプランの活用がおすすめですよ」
北斗の話を聞きながら、藤堂は考える。以前と比べて多少緊張は薄れたといえ、大きな舞台に立つことになれば緊張でボロボロになることもあるだろう。そんな時、今よりも高い補償が用意されていれば、落ち着いて舞台に挑めるだろう。支払いをするのは、成功をした時のみ。失敗をすれば高額が約束される。それは悪い話ではない。
「考えておく…」
藤堂はとりあえず話を保留し、100円プランの継続を続けることにした。
変化が訪れたのは、滑り保険に加入して2ヶ月程経過した時だった。
『100円プラン利用回数の上限に達しました。この先は500円以上のプランをご利用下さい』
ドリーム保険から届いたメッセージには、そんな文章が書かれていた。
藤堂は思う。確かに100円のプランでは、出資者に利益は生まれない。こんな日が来るのは、当然のことだ。
ただ、滑り保険を利用し始めてから、ウケることも増え、自信がついてきた。もしかすると、保険に頼らなくても実力でお笑いの世界を渡り歩けるかもしれない。そんなことが頭を過り、藤堂は滑り保険の申し込みをしないまま、舞台に立つことにした。
その結果は散々だった。
ウケが良い鉄板ネタを選んだのに、滑り保険に出会う直前レベルに滑ってしまった。野々村の顔も凍り付いていた。
「…やっぱり…、僕、お笑いに向いてないのかな」
舞台終わり、野々村が泣きそうな顔をしていた。当然だ。今回の舞台は、今までよりも大きな会場で、出番も後半。ここで成功をすれば、漫才の大会に出る時の自信にも繋がると気合いを入れていた。そこで、酷い滑り方をしてしまった。
さらに、追い打ちをかけたのは、今年デビューしたばかりの新人の存在だ。前座のような形で登場した新人コンビ『梅☆』が会場の笑いを誘った。その衝撃はすさまじく、SNSでも噂になった程だ。
1週間後には梅☆はテレビに出ていた。ローカルなテレビで、簡単な紹介だったが、誰もがこれから伸びるコンビだと感じていた。その番組を観ながら、野々村は完全に自信を無くしていた。
1時間後には1週間ぶりのステージなのに、このままではこの前よりも酷い結果になりそうだと藤堂は思った。少しでも何とかしたいと思い、藤堂はドリーム保険に対し滑り保険を利用したいとメッセージを送った。自分がリラックスをして、最初に観客の気持ちを掴むことができれば、またやり直せると思い送ったメッセージへの返答は
「今回から最低プランが1000円プランとなりました。ウケた場合は1人につき1000円の支払いをお願いします」
というものだった。今回のキャパは、250人。爆笑をかっさらえば25万円の支払いが必要となる。約2ヶ月分の給料が一瞬で吹き飛ぶ形だが、ここで失敗すればお笑いの道自体を諦める可能性だってある。背に腹は代えられないと、藤堂はプランの契約をした。
ただ、舞台の結果は散々だった。
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