僕の義姉妹の本性日記

桜田紅葉

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第1章「スタートラインは不平等」

優しさは常に表裏一体

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春。今年俺橋本時也は晴れて高校進学に成功した。まぁ、それが普通なんだけど。久しぶりのこの感じ。小学校から中学校へ上がるとこは大してメンバーは変わらず、またお前かーとか言い合ってあが、高校にも入ると、誰も知らない空間になんて経験のある人もいるのではないか。早速俺は自分のクラスを探し、そして見た事のある名前を探していた。同じ高校に受かったやつはいるが、そこから同じクラスになる確率は決して高くはない。
「お、時也じゃん。お前何組?」
早速出てきたのは中学の一年生の頃からの仲の友人。岩田勝(いわたまさる)であった。
「おぉまさ、俺?えーと。一組、かな。」
「あー。俺は四組だよ。一番の端同士だなぁ。」
見ての通り。大体はこうなるだろう。大体仲のいいやつは大抵同じクラスどころか近くにもなれない。恐るべき学校の裏。
「あ、時くん。何組ー?」
「一だよ。」
「えぇ!本当!?私もだよぉ1年間宜しくね。」
小学校からの仲の水永秋(みずながあき)。まぁ、こう言うパターンも稀にある。
「新入生は自分の教室へ言ってください。」
廊下で教師が言った。
「おぉ、じゃぁ後でだな。」
「おぉ、終わったら靴箱集合な。」
そして新しいクラスメイトの顔合わせが終わり、ホームルームも無事終了すると、俺は靴箱に行き勝が指した集合場所へと言った。
「おお、時也。まってたよ。」
「おぉ、さんきゅ。」
「勝君。早速なんかやらかしたんじゃない?」
「そんなわけねーだろ。中学の時じゃあるまい。」
いつものこの3人組が高校でも続けられると思うと。嬉しよな。
そして、家着いた。
「ただいまー。」
「おぉ。時。どーだった?まさと秋とは?」
姉可憐がヨーグルト片手にスプーンを咥えてながらいった。
「いや、てかその前にスプーン取れよ姉貴。」
「ん?あぁ。」
咥えていたスプーンを手に取り、再び同じし質問を繰り返した可憐は目をキラキラさせて聞いてきた。
「あぁ。まさとは真逆。俺が一組であいつが四組。」
「まぁ、大体そんなもんだよな、私もそんな経験あったし。で秋は??」
「秋は同じだっよ。」
「ふーん。」
何故か少し残念そうな反応をした可憐との会話は進んだ。
「そう言えば睦月は?いない?」
「あぁ、あいつは今、友達と出かけたよ。春休みがもう終わるらしいからさ。」
「そういう事ね。」
「時、昼は食べたのか?もう1時だけど。」
「あぁ、まだだよ、これから食べようと思って。」
「そっか、じゃぁ私がさっき作った焼きそばの余りがあるぞ。」
「どんぐらい?」
「こんぐらい。」
「こんぐらいあらばいいよ。」
「そっか、少し温めておけよ。私も大学の方で多少忙しくてね。」
「わかった。ありがとう。」
こうして二人の会話は終わった。





~秋家宅~
その頃秋は靴を脱ぎ、制服から着替えることなく、自分の部屋へ直進した。
そして彼女のベットへと飛び込んだ。「やったぁぁぁぁぁ。よしっ!時君と同じクラス!神様ァありがと~~。」
そう言いながら彼女の顔はとろけるぐらいの笑顔であった。






~可憐部屋~
時也に焼きそばを託した可憐は自分部屋に戻ると、パソコンで大学の課題を済ませながらこう呟いていた。
「うーむ。あの二人が同じとは。しかも勝は一番遠いとは。これから私はどうすれば、秋に取られてしまう…」
そう言いながら可憐は机にぐったりと顔を伏せた。そうして彼女は「はぁ~…」とため息をつきながらしばらく伏せたままにした。
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