元勇者はのんびりとしたもふもふライフを送りたい!〜魔王倒したら手の平返ししてきた方々?特に仕返しはしませんが助ける気もないですよ〜     

おいどんべい

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第1章

王都の屋台

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換金屋に着くと、年季が入った扉を開けた。
入ると同時にチャラららんと鈴の音が鳴る。
それと同時に店の50代後半ぐらいの店主が「いらっしゃい」と声をかけてくれた。

「お客さん、なにを換金すれば良いんだい?」
「えぇっと」

僕は【アイテムボックス:上】の中からいくつかの物を取り出した。
それらは全て魔王討伐の旅の道中で狩った魔物の皮や角だ。
ある程度強くなった時から僕は一撃でしかも最小限の傷で魔物を倒すようにしていた。
だからどれも素材としては良いものになっている…はずだ。
チラッと店主を見てみると店主はかなり驚いていた。

「これで全部です」

出した素材は合計6個。
これぐらいあれば流石に10万モルぐらいにはいくだろう。

「なるほど…。では鑑定に移させてもらいます」

店主は丁寧に一つ一つをじっくり見ると満足気にこちらを向いた。

「これら全部で1250万モルになります」
「1250万モル⁈」
「はい。これでも安いぐらいでしょうか」

高い。いくらなんでも高すぎではないだろうか?
別に高くて僕が困ることなんて一つもない。
だけど、魔王討伐によって貰えるお金よりも高いとは…。

「いえ、あのこんなに高く買い取って貰っても良いんですか?」
「えぇ。魔物が小型化したことにより以前の魔物状態の素材は高値で買い取られているのです」
「そうなのですか。教えてくださりありがとうございます」

店主はお金を布袋の中に入れると渡してくれた。
僕はその場でしっかりと枚数を確認した後お金の入った布袋を一つ予備で持っておいた魔道具のアイテムボックスの方に入れた。

お金も無事手に入れたので僕は屋台へ向かった。

「ここは八百屋だよ!おいしいよ~!」
「うちは肉屋だ。うまいけん、買っていきな」
「ポーション安売りしてるよ~!」
「アクセサリーだよ!」

屋台は客引きの声でとても賑わっていた。
僕はとりあえず調味料を買うために調味料を売ってる屋台の店に向かった。

「おぉ!兄ちゃん!うちは調味料を売ってんだが買って行くか?」
「えぇっと塩を下さい」
「1瓶500モルだ」
「じゃあ4瓶下さい」
「じゃあ2000モルだ」
「はい」

先程換金して貰ったお金が入った布袋があまり見られないようにしながら2000モルを取り出す。
流石に1250万モルが入っている布袋を見られるといろいろと面倒事が起こりそうだからだ。
そして取り出した2000モルを渡す。
調味料屋台の店主はしっかり枚数を確認したあと僕に塩を4瓶渡した。

「はい、毎度あり」

無事、当初の目的の塩を買うことができた僕は家に帰ろうかと考えたがせっかくなのでもっと屋台を見ることにした。
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