元勇者はのんびりとしたもふもふライフを送りたい!〜魔王倒したら手の平返ししてきた方々?特に仕返しはしませんが助ける気もないですよ〜     

おいどんべい

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第2章

復讐のお約束?

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真っ青になった公爵を十分可愛がった僕は何事もなかったかのように服を整える。
ちなみに、令嬢は隣でぶるぶると震えながら見ていたが、終わった事を確認すると何事もなかったかのように話しかけてきた。

「誰にでも容赦ないのね。でも、まぁこの公爵がやられていく姿を見ていると少しだけスッキリしたわ」
「そうかい、そりゃ良かったな。にしてもあんた、腕生えてるってことは条件を守ったのか」
「あったりまえじゃない。あんな条件を守るだけであなたに斬られた腕が戻るんですもの。まぁトラウマっていうのはずっと残り続けていますけれども。おかげさまで少し平民というのが怖くなってしまってね、前よりも平民に優しくする事にしたの。本当に、トラウマっていうのは怖いものね!」
「そうかい、そうかい。トラウマかい。まぁ平民にも優しくするってのはいいことなんじゃないか?」
「そうかも知れないわね。でも、私はあなたにされた事を許してはいないわ!だって腕を斬り落とされたのよ?許せるわけないじゃない!」

そういうと、令嬢は目の前にドンドンと…いや流石に乙女が歩く音でドンドンは失礼か…コツコツと歩いてきた。
そして、肩に下げてあった魔道具のアイテムボックスを探ると中から布袋を取り出しそれを僕の前に押し出してきた。
反射的に受け取ると令嬢は満足気に笑った。

「あなたにはちゃ~んと私の手で復讐したいから、それまでに絶望を味わって貰っては困るの。だから、クルト様とリリィ様をしっかり育てる為の養育費の足しにしなさい?あなたには2人を立派に育てた時に言葉では表せないほどの地獄に落としてあげるわ!」

令嬢は言い切った感を出しながら腕を組んだ。
なんだ?この子…ツンデレか?いやいや…ないだろうそれは流石に…。
令嬢の言ってることは、まるでずっと戦ってきた悪役が主人公のピンチの時に助けてくれる時のような言葉だった。
とはいえ、僕にとってこの令嬢にはそこまで思い入れもない。
だが…令嬢をチラッと見るとなかなかのハイテンションで…。

「ありがとよ、このお金はありがたく受け取らせてもらう。地獄に落とされるのを楽しみに待ってるぜ!」
「なっ!私のは復讐なの!楽しみに待たれるものでもないの!」
「それじゃあな!」
「えっ!ちょ!まちなs」

僕はすぐさまテレポートを作動すると山小屋へ飛んでいった。
最後らへんに令嬢がキーキー言っていたような気がするけど…まぁそれは気のせいってやつだ。
山小屋につくといきなり目の前に現れた僕にクルト達がびっくりしていた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
どうも作者です…。
いや…その…投稿サボって申し訳ありませんでした!
GWの反動で学校から帰ったら寝てました!
申し訳ありません!
以後、気をつけます。


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