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嶋田さんご夫妻との出会い
待ち受けを変えて
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和津くんにお願いしたい事があった。
「スマホの待ち受け写真を変えて欲しい。」
反省会の時に北斗くんが言っていた。
紺ジャケ&金メダルのツーショット写真が和津くんの待ち受け写真になっている。
確かにあの写真は特別だ。
あの写真が撮れたのは嬉しい。
だけど、だけど。
「汗だくで、泣いた後の顔だから、みんなに見られる待ち受けは恥ずかしい。」
素直にそうお願いした。
和津くんはなんだか嬉しそうに
「じゃあもっと良い写真撮ろうか。」
と言ってくれた。
やっぱり和津くんは優しい。
思い切ってお願いしてみて良かった。
それからゲームセンターまで行って、2人でプリクラを撮った。
だけど和津くんはこれは待ち受けにはしたくないと言う。
「だってコレ、翠じゃない。」
和津くんが言うには、肌の色が白すぎるし、唇も赤過ぎる。瞳にいたってはデカすぎて。別人みたいでイヤと言われた。
そうかもしれないけれど、汗だく写真よりは良いと思ったんだけどな。
「待ち受けは変える。だけどもっと俺たちらしい写真にしようよ。」
そう言われてしまった。
俺たちらしい写真ってなんだろう?
「行こうか。」
手を引かれてゲームセンターを後にする。
「どこに行くの?」
「…うーん。公園?」
「公園?」
いいからついて来て。
そう言われてしまったら、もうついていくしか出来ない。
駅からバスに乗った。
「桜廣寺行き?」
桜廣寺はさくら市に古くあるお寺。
隣に大きな桜広公園がある。
「公園って桜広公園?」
そうだよ、って和津くんは言う。
「今、見頃の花がある。」
あっ!わかった!
「バラ園!」
当たり!と和津くんが笑った。
「うん、いいね。バラ見たい!」
「スマホの待ち受け写真を変えて欲しい。」
反省会の時に北斗くんが言っていた。
紺ジャケ&金メダルのツーショット写真が和津くんの待ち受け写真になっている。
確かにあの写真は特別だ。
あの写真が撮れたのは嬉しい。
だけど、だけど。
「汗だくで、泣いた後の顔だから、みんなに見られる待ち受けは恥ずかしい。」
素直にそうお願いした。
和津くんはなんだか嬉しそうに
「じゃあもっと良い写真撮ろうか。」
と言ってくれた。
やっぱり和津くんは優しい。
思い切ってお願いしてみて良かった。
それからゲームセンターまで行って、2人でプリクラを撮った。
だけど和津くんはこれは待ち受けにはしたくないと言う。
「だってコレ、翠じゃない。」
和津くんが言うには、肌の色が白すぎるし、唇も赤過ぎる。瞳にいたってはデカすぎて。別人みたいでイヤと言われた。
そうかもしれないけれど、汗だく写真よりは良いと思ったんだけどな。
「待ち受けは変える。だけどもっと俺たちらしい写真にしようよ。」
そう言われてしまった。
俺たちらしい写真ってなんだろう?
「行こうか。」
手を引かれてゲームセンターを後にする。
「どこに行くの?」
「…うーん。公園?」
「公園?」
いいからついて来て。
そう言われてしまったら、もうついていくしか出来ない。
駅からバスに乗った。
「桜廣寺行き?」
桜廣寺はさくら市に古くあるお寺。
隣に大きな桜広公園がある。
「公園って桜広公園?」
そうだよ、って和津くんは言う。
「今、見頃の花がある。」
あっ!わかった!
「バラ園!」
当たり!と和津くんが笑った。
「うん、いいね。バラ見たい!」
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