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新年
全員集合!
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これるヤツ全員、富田ん家の道場に集合!!
そんなグループメッセージが悠太から届いたのは、嶋田さんの家での新年会からの帰り道だった。
全員!?
このグループは応援団の時のグループ。
富田は応援団には入ってない。
(新田も来るか?)
合わせて疾風からのメッセージ。
「壮くんウチに預けて。母ちゃんには頼んだ。皇には絶対来て欲しい。」
こりゃ、相当な事がありそうだ。
去年、俺とクミが翠にしていたように、富田と疾風と翠が新田を守ってる事には薄々気付いてた。
翠と絵里との拗れた関係を戻す切っ掛けを奪っていたのは俺達だったことを疾風から聞かされている。
間違った正義感。
俺が翠にしていたのはこれだ。
正直これには精神的に少し参った。
だから、そっとしておいたんだけど。
何が始まるんだろう…。
その前に壮に伝えなきゃならない。
「ごめん、梓さんのところで留守番してて貰ってもいいかな?」
って。
これるヤツ全員、富田ん家の道場に集合!!
3人のスマホが同時に鳴った。
「何これ?応援団の?」
「…富田、応援団じゃないよな。」
「富田と新田と悠太は一緒にいるんだろう?」
「…絵里も?」
俺と、仁志、皇、疾風、悠太、女の子は優、花音、菜々子、そして翠。
体育祭が終わってほとんど動くことのなかったグループラインに全員集合が掛かった。
「店抜けれるか聞いてくる。」
と立ち上がった。
「行くの?」
「行く!俺行けなくても優と仁志は行け!」
「なんで北斗に命令されんの!?」
「命令じゃない、お願い。」
「…北斗とじゃなきゃ行かない。」
あー、弱い優が出ちまった、か。
でも絶対行くべきだ。
悠太だぞ!?
特定の人に執着しない悠太。応援団仲間の俺たちとも部活仲間の富田ともバイト仲間の仁志とも、等間隔で付き合える希少なヤツ。
悠太が動いた。別にそれぞれとそれぞれで付き合って、最悪ひとりでもいいと思ってる悠太だそ!?
「母ちゃん!」
階段を降りながら、ため息をついた。
「一生のお願い」を使うしかないか。
もう何回目!!って言われながらもこれが最後!!とワガママを通す時の最奥の秘技。
「俺、出掛けてきてもいい!?」
これるヤツ全員、富田ん家の道場に集合!!
直ぐにスマホにメッセージ。
「菜々子ちゃん。一緒に行こう!」
花音ちゃんからだ。
…私は別に…。
これ、私関係あるのかな?
確かに応援団だったけど。
富田くんの家…確か学校の近くの剣道場。
「行かなきゃダメかなぁ?私は多分無関係…な気がするんだけど?」
時間はもう夜になる。これから出掛けるとなると夕飯を過ぎる事は確定…。
「多分ね、関係ない人が必要。」
関係ない人が必要…ってどういう事だろう。
「うん、わかった。とりあえず行くだけは行く。」
必要無さそうなら、帰ってくればいい。
そんなグループメッセージが悠太から届いたのは、嶋田さんの家での新年会からの帰り道だった。
全員!?
このグループは応援団の時のグループ。
富田は応援団には入ってない。
(新田も来るか?)
合わせて疾風からのメッセージ。
「壮くんウチに預けて。母ちゃんには頼んだ。皇には絶対来て欲しい。」
こりゃ、相当な事がありそうだ。
去年、俺とクミが翠にしていたように、富田と疾風と翠が新田を守ってる事には薄々気付いてた。
翠と絵里との拗れた関係を戻す切っ掛けを奪っていたのは俺達だったことを疾風から聞かされている。
間違った正義感。
俺が翠にしていたのはこれだ。
正直これには精神的に少し参った。
だから、そっとしておいたんだけど。
何が始まるんだろう…。
その前に壮に伝えなきゃならない。
「ごめん、梓さんのところで留守番してて貰ってもいいかな?」
って。
これるヤツ全員、富田ん家の道場に集合!!
3人のスマホが同時に鳴った。
「何これ?応援団の?」
「…富田、応援団じゃないよな。」
「富田と新田と悠太は一緒にいるんだろう?」
「…絵里も?」
俺と、仁志、皇、疾風、悠太、女の子は優、花音、菜々子、そして翠。
体育祭が終わってほとんど動くことのなかったグループラインに全員集合が掛かった。
「店抜けれるか聞いてくる。」
と立ち上がった。
「行くの?」
「行く!俺行けなくても優と仁志は行け!」
「なんで北斗に命令されんの!?」
「命令じゃない、お願い。」
「…北斗とじゃなきゃ行かない。」
あー、弱い優が出ちまった、か。
でも絶対行くべきだ。
悠太だぞ!?
特定の人に執着しない悠太。応援団仲間の俺たちとも部活仲間の富田ともバイト仲間の仁志とも、等間隔で付き合える希少なヤツ。
悠太が動いた。別にそれぞれとそれぞれで付き合って、最悪ひとりでもいいと思ってる悠太だそ!?
「母ちゃん!」
階段を降りながら、ため息をついた。
「一生のお願い」を使うしかないか。
もう何回目!!って言われながらもこれが最後!!とワガママを通す時の最奥の秘技。
「俺、出掛けてきてもいい!?」
これるヤツ全員、富田ん家の道場に集合!!
直ぐにスマホにメッセージ。
「菜々子ちゃん。一緒に行こう!」
花音ちゃんからだ。
…私は別に…。
これ、私関係あるのかな?
確かに応援団だったけど。
富田くんの家…確か学校の近くの剣道場。
「行かなきゃダメかなぁ?私は多分無関係…な気がするんだけど?」
時間はもう夜になる。これから出掛けるとなると夕飯を過ぎる事は確定…。
「多分ね、関係ない人が必要。」
関係ない人が必要…ってどういう事だろう。
「うん、わかった。とりあえず行くだけは行く。」
必要無さそうなら、帰ってくればいい。
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