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初めから婚約破棄ありきでした
第19話 回想、賢者 (アカシア)
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「お嬢様、心配事ですか?」
不安な気持ちが顔に出てしまったのでしょう。メイドのサンタマリアが心配そうに尋ねてきます。
「マリア、ウォールは私のことをどう思っているのかしら?」
「ウォール様が、ですか? お嬢様のことを愛されていると思いますよ」
「本当は、早く婚約破棄したいと考えている可能性はない?」
「お嬢様の前では、あんなにデレデレなのに、それはありませんね」
サンタマリアは、何を今更というような顔をしていますが、私にはそうは思えません。
「デレデレ? そうかしら?」
「お嬢様の方もデレデレですよね」
「私が?! そんなことないでしょう!」
「よく二人で手を繋いでいるじゃないですか」
「あれは、魔術の訓練よ!!」
「そうですか? 最近は魔術の訓練に関係なく手を繋いでいるようにみえますが」
「そんな訳ないでしょ!! ウォールの訓練は少し特殊なだけよ!」
「まあ、魔術の素質無しのお嬢様がここまで魔術が使えるようになったのですから、ウォール様の教え方は特別なのでしょうね。流石は賢者といったところでしょうか?」
「賢者? ウォールは、自分は賢者ではないと言っていたわよ」
「そうですか? でも、魔術の素質がランク5なのですよね? それなら、賢者ではないのですか?」
「ちょっと待って、ウォールは魔術がランク5なの?」
「ご存じなかったのですか? 結構有名ですよ。王太子殿下の側近たちは皆ランク5持ちだと」
確かに、ウォールも王太子殿下の側近の一人です。ウォールにランク5の素質があるとすれば、魔術で間違いないでしょう。
魔術がランク5だからといって、賢者とは限りません。
ですが、ウォールの場合、魔道具も自分で作っています。これではまるで賢者ではないですか。
予言の書を読んだとき、魔道具を作れるほどの賢者は、年寄りだと思い込んでいましたが、予言の書には賢者の年齢の記述はありませんでした。
それに、いっては何ですが、ウォールは行動や発言が爺くさいです。
「お嬢様、よかったですね。魔術の師が賢者で!」
「よくないわよ!! どうするのよ。ウォールが死んでしまうわ!!」
聖女の師の賢者は、魔王に刺されて死んでしまいます。
「お嬢様! どうされたのです? ウォール様が亡くなられるとはどういうことです?」
「ウァーン、私のせいで、ウォールが死んじゃう――」
気付かない様にしていた事実を突きつけられ、泣きじゃくる私を、サンタマリアは必死に宥めて、理由を聞いてくれました。
「つまり、その本によると、賢者であるウォール様が、聖女であるお嬢球を庇って、死んでしまうということなのですね?」
「そうよ――ヒック。この本は予言の書なの――ヒック。きっと、ウォールは死んでしまうわ――ヒック」
「私には予言の書だとは思えませんが、そんなに心配なら、お嬢様が聖女にならなければいいのではありませんか?」
「そんなことしたら――、魔王は誰が倒すのよ――?」
「心配いりません。お嬢様の話では、予言の書は複数存在するのですよね。それなら、条件に合った他の予言の書に移るだけです」
「そういえば……、そんなことが書かれた予言の書がありましたわ! 世界線が移るということね!」
安心した私は、やっと落ち着きを取り戻すことができました。
その後、魔術の訓練に来たウォールに、理由を説明して魔術の訓練を止めると伝えました。
「そうか……。その『予言の書』では賢者は死んでしまうんだね?」
「そうなんです。ですから、条件を合わなくして、他の予言の書に世界線を移そうと思って……」
「アカシアは聖女になれなくて、それでいいの?」
「ウォールが死ぬよりいいです!」
「勇者と結婚できなくなるよ?」
「それも、いいんです!!」
「そうなんだ――。ありがとう。それより、他にも予言の書があったんだ」
「それより?」
私との結婚の話より、予言の書の方が大事なのかしら? 私は、思わずウォールを睨んでしまいます。
「あ、いや。他に『予言の書』は何冊くらいあるのかなっと。もしもの時、回避できる未来は多い方がいいでしょ?」
「そうね、秘密の部屋の本棚にいっぱいあるわ」
「秘密の部屋? にいっぱい! 僕もそこにいって、他の『予言の書』を見てみたいんだけど!」
「流石にそれはできないわ。誰かに見つかって、悪用されたら大変だし、王国が窮地に陥ったときに必要なものなの」
「そうか。そうだね――」
「ごめんなさい。ウォールを信用していないわけではないのよ」
「いいよ、わかっててる。ところで、魔術の訓練をしないとなると、僕がアカシアのところに来る理由がなくなってしまうのだけど――」
「そんなの、婚約者なのだから、理由はそれで充分だと思うわよ」
「それじゃあ、遠慮なく来させてもらうよ」
「お嬢様よかったですね」
「マリアは余計なことを言わなくていいわよ!」
大きな声を出してしまいましたが、私の不安は晴れたようです。
後は、後顧の憂いを断つために、早く新しい予言の書を見繕わなくてはなりませんね。
不安な気持ちが顔に出てしまったのでしょう。メイドのサンタマリアが心配そうに尋ねてきます。
「マリア、ウォールは私のことをどう思っているのかしら?」
「ウォール様が、ですか? お嬢様のことを愛されていると思いますよ」
「本当は、早く婚約破棄したいと考えている可能性はない?」
「お嬢様の前では、あんなにデレデレなのに、それはありませんね」
サンタマリアは、何を今更というような顔をしていますが、私にはそうは思えません。
「デレデレ? そうかしら?」
「お嬢様の方もデレデレですよね」
「私が?! そんなことないでしょう!」
「よく二人で手を繋いでいるじゃないですか」
「あれは、魔術の訓練よ!!」
「そうですか? 最近は魔術の訓練に関係なく手を繋いでいるようにみえますが」
「そんな訳ないでしょ!! ウォールの訓練は少し特殊なだけよ!」
「まあ、魔術の素質無しのお嬢様がここまで魔術が使えるようになったのですから、ウォール様の教え方は特別なのでしょうね。流石は賢者といったところでしょうか?」
「賢者? ウォールは、自分は賢者ではないと言っていたわよ」
「そうですか? でも、魔術の素質がランク5なのですよね? それなら、賢者ではないのですか?」
「ちょっと待って、ウォールは魔術がランク5なの?」
「ご存じなかったのですか? 結構有名ですよ。王太子殿下の側近たちは皆ランク5持ちだと」
確かに、ウォールも王太子殿下の側近の一人です。ウォールにランク5の素質があるとすれば、魔術で間違いないでしょう。
魔術がランク5だからといって、賢者とは限りません。
ですが、ウォールの場合、魔道具も自分で作っています。これではまるで賢者ではないですか。
予言の書を読んだとき、魔道具を作れるほどの賢者は、年寄りだと思い込んでいましたが、予言の書には賢者の年齢の記述はありませんでした。
それに、いっては何ですが、ウォールは行動や発言が爺くさいです。
「お嬢様、よかったですね。魔術の師が賢者で!」
「よくないわよ!! どうするのよ。ウォールが死んでしまうわ!!」
聖女の師の賢者は、魔王に刺されて死んでしまいます。
「お嬢様! どうされたのです? ウォール様が亡くなられるとはどういうことです?」
「ウァーン、私のせいで、ウォールが死んじゃう――」
気付かない様にしていた事実を突きつけられ、泣きじゃくる私を、サンタマリアは必死に宥めて、理由を聞いてくれました。
「つまり、その本によると、賢者であるウォール様が、聖女であるお嬢球を庇って、死んでしまうということなのですね?」
「そうよ――ヒック。この本は予言の書なの――ヒック。きっと、ウォールは死んでしまうわ――ヒック」
「私には予言の書だとは思えませんが、そんなに心配なら、お嬢様が聖女にならなければいいのではありませんか?」
「そんなことしたら――、魔王は誰が倒すのよ――?」
「心配いりません。お嬢様の話では、予言の書は複数存在するのですよね。それなら、条件に合った他の予言の書に移るだけです」
「そういえば……、そんなことが書かれた予言の書がありましたわ! 世界線が移るということね!」
安心した私は、やっと落ち着きを取り戻すことができました。
その後、魔術の訓練に来たウォールに、理由を説明して魔術の訓練を止めると伝えました。
「そうか……。その『予言の書』では賢者は死んでしまうんだね?」
「そうなんです。ですから、条件を合わなくして、他の予言の書に世界線を移そうと思って……」
「アカシアは聖女になれなくて、それでいいの?」
「ウォールが死ぬよりいいです!」
「勇者と結婚できなくなるよ?」
「それも、いいんです!!」
「そうなんだ――。ありがとう。それより、他にも予言の書があったんだ」
「それより?」
私との結婚の話より、予言の書の方が大事なのかしら? 私は、思わずウォールを睨んでしまいます。
「あ、いや。他に『予言の書』は何冊くらいあるのかなっと。もしもの時、回避できる未来は多い方がいいでしょ?」
「そうね、秘密の部屋の本棚にいっぱいあるわ」
「秘密の部屋? にいっぱい! 僕もそこにいって、他の『予言の書』を見てみたいんだけど!」
「流石にそれはできないわ。誰かに見つかって、悪用されたら大変だし、王国が窮地に陥ったときに必要なものなの」
「そうか。そうだね――」
「ごめんなさい。ウォールを信用していないわけではないのよ」
「いいよ、わかっててる。ところで、魔術の訓練をしないとなると、僕がアカシアのところに来る理由がなくなってしまうのだけど――」
「そんなの、婚約者なのだから、理由はそれで充分だと思うわよ」
「それじゃあ、遠慮なく来させてもらうよ」
「お嬢様よかったですね」
「マリアは余計なことを言わなくていいわよ!」
大きな声を出してしまいましたが、私の不安は晴れたようです。
後は、後顧の憂いを断つために、早く新しい予言の書を見繕わなくてはなりませんね。
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