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第4章
鈍感と意地っ張り 1
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「本当に何を考えているのですかあなたは。」
男性陣の部屋に入ってディランを見つけ、開口一番にそう言い放つと、ディランはほんの少しだけ煩わしそうに顔をしかめた。
「別に何の問題もないだろう。確かにライムは人と同じ思考をする。だがスライムだ。それに、今回はただの芝居だろう。何をそんなに怒る必要がある。」
「彼女も元は人だったのですよ?それは以前にも伝えたでしょう。それに、芝居だとしても、簡単に女性と婚約すると言うなど、品位を疑いますよ。」
ライムとの会話は度々エレアナ全員に話している。私としては子育て記録のようなものを語っているので楽しいだけなのだが、それでも重要事項をいくつも含んだ話だ。その中にはライムが告白してくれた自身についての情報も含まれている。
ただ、詳しい情報は伏せている。特に二つの魂が同居しているということについては誰にも語っていない。
理由は特殊すぎるから。
ライムには異常ではないと言ったけれど、魂が二つ存在するということは、魂が内包する根源的な力も二つ体の内にあるということ。それは魂云々の前に、まず器である体がもたないはずなのだ。
けれど、ライムは今も何も問題なく生きている。元気でさえいる。意識が途切れたあの時を除いて、ライムの体に異常が見られたことはないのだ。
魂が二つあることでのメリットは、並列思考が常時できるということの他にも、内在魔力の保有量が二倍、魔力運用がより効率的、知識の共有による記憶保持能力の向上、その他学習面での超効率化など、様々な恩恵が得られる。要は2人分の脳が詰め込まれているということなのだから、当然の恩恵であると言える。
デメリットは先ほど挙げたように、器が耐え切れないということだけど、それもないようで、実質的なデメリットが存在しない状態である。
恐ろしいくらいに完璧に制御された存在。人にも、魔人にも、エルフにもそんなことはできないその特殊な事例を、他の人に安易に伝えることはできなかった。
信頼していないわけではない。でも、これを伝えることは憚られたのだ。
ともあれ、ディランはもちろん、ポートもリーノもエラルダも、この場にいる全員が、ライムは女性で元人間であるということを知っている。
それなのに、ディランがいきなり婚約を口走ったことが、私には理解できなかった。
確かにライムは優しいし、飛び切りかわいくて、気遣いもできて、人型になれば男もそこら中から寄ってきそうなほどではあるけれど、そんなライムがまかせろと言ったからとライムの気持ちも考えずに婚約などと言うなど信じられない。
「それでも今はスライムだろう。それに、ライム自身は何も反対してこなかったじゃないか。」
ディランの言葉に私は呆れて目を覆う。
「あれはただ放心状態で何も考えられていなかっただけです。」
「・・・確かに何を言っているのかわからないところはあったな。」
ディランも心当たりがあったようで安心したけれど、ディランがここまで女心に鈍感だったとは驚きだった。
ディランは顔も性格もよく、冒険者として活動しているときは勇ましく、たまに他のパーティーと一緒に依頼をこなせばそちらの女性陣の目をくぎ付けにすることもしばしばだ。
それに妹にイリアナ様もいる。あれほど真正面から向かってこられればいくら鈍感でも矯正されるというものだ。
けれど、私は確信する。恐らくイリアナ様の好きという言葉も、ディランは恋愛感情ではなく、家族としての好きであると思っているのだろう。そして、その他の女性も別に恋愛感情を持っているとは思っていないのだろうと。
きっと詳細に、直接伝えなければ彼には届かない。そして、そんな鈍感なディランには、ライムがなぜ婚約の芝居をするといわれて放心状態になっているのかなど、本当のところは微塵も理解できていないだろう。
「ディラン。もう少しポートを見習ったほうがいいと思いますよ。」
「おいちょっと待て。なんで今俺の名前を出した?」
「あなたのほうが女性の扱いはうまいと思いますから。まあ、本命を落とせないほどではありますが。」
「よしわかった。ちょっと表出ろや。」
ポートのことは無視して、私はディランに向き直る。
「とにかく、ディラン。あなたは今すぐにライムのもとに行って、謝罪するべきです。芝居をすることは私も効果的だと思いますからやったほうがいいとは思いますが、今のライムではどのみち人型を維持するどころか姿を変えることすら難しいでしょう。立ち直らせるためにも、一刻も早く謝るべきです。」
「・・・それほど重症なのか。」
少し苦い顔をして、ディランが考え込むと、一つうなずいて扉のほうに向かう。
「確かに、ルーナの言う通り謝りに行ったほうがよさそうだ。」
「くれぐれも言葉には気をつけて下さい。何も考えずに謝れば、今後取り返しのつかないことにもなりかねませんよ。」
「それほどか。」
ディランはやれやれと肩をすくめつつ部屋から出て行った。
「さて、それでは私たちは外に出るとしましょうか。」
「マジでやんのかよ。」
意外そうな顔をするポート。どうやら本気で雌雄を決することは考えていなかったようだ。
「まじめな話さ、ポートはどうしたいわけ?」
リーノがまじめ半分、茶化し半分の表情でポートに聞く。
するとポートは何ともいやそうな顔をして椅子に座り足を組む。
「やめてくれ。今はただでさえ緊張感をもっていないといけないってのに、メイリーンのことなんて考えてられるかよ。」
「僕は別にメイリーンのことなんて一言も言ってないけどね。」
にやにやしながらリーノがそう返すと、ポートはさらに嫌な顔をしてそっぽを向く。
「これは一本取られましたなポート。」
「もういい加減結婚すりゃいいのに。」
「私たちももう見飽きましたから、とっとと告白してメイリーンを幸せにしてあげてください。」
「お前ら勝手に話しすんじゃねえよ!」
ポートはそう言って起こるけれど、正直見ているほうも疲れるのだ。
最初はポートとメイリーンのことを見ていて面白い部分もあったけれど、最近は全く同じで繰り返されるパターンに飽きてきたのだ。
正直な話、二人とも互いを意識していて、好き同士であり、十分知った仲なのだから、早いところ結婚でも婚約でもして少しは進展してほしいと思うのだ。
とくにメイリーンはもうすぐで結婚適齢期を過ぎてしまう。女性の結婚適齢期は20歳で、来年の夏の後半で20を迎えるメイリーンにとって、今年が最後の年になってもおかしくないのである。
冒険者の中には遅れて結婚する人も多いけれど、それは恋愛する余裕も出会いの場自体が少ないということもあってそうなっているだけであり、現時点で好き同士となっている二人なのだから、メイリーンのためにもポートは一刻も早く告白するべきだと思うのだ。
けれど、ポートは意地が有るのか、メイリーンがそういう雰囲気にさせてくれないのか、少しも進展を見せない。
今度お風呂で一緒になった時でも、メイリーンに話をしてみましょうか。
そう心の中で考えながら、ディランが戻ってくるまでリーノとエラルダとともにポートをいじっていたのだった。
男性陣の部屋に入ってディランを見つけ、開口一番にそう言い放つと、ディランはほんの少しだけ煩わしそうに顔をしかめた。
「別に何の問題もないだろう。確かにライムは人と同じ思考をする。だがスライムだ。それに、今回はただの芝居だろう。何をそんなに怒る必要がある。」
「彼女も元は人だったのですよ?それは以前にも伝えたでしょう。それに、芝居だとしても、簡単に女性と婚約すると言うなど、品位を疑いますよ。」
ライムとの会話は度々エレアナ全員に話している。私としては子育て記録のようなものを語っているので楽しいだけなのだが、それでも重要事項をいくつも含んだ話だ。その中にはライムが告白してくれた自身についての情報も含まれている。
ただ、詳しい情報は伏せている。特に二つの魂が同居しているということについては誰にも語っていない。
理由は特殊すぎるから。
ライムには異常ではないと言ったけれど、魂が二つ存在するということは、魂が内包する根源的な力も二つ体の内にあるということ。それは魂云々の前に、まず器である体がもたないはずなのだ。
けれど、ライムは今も何も問題なく生きている。元気でさえいる。意識が途切れたあの時を除いて、ライムの体に異常が見られたことはないのだ。
魂が二つあることでのメリットは、並列思考が常時できるということの他にも、内在魔力の保有量が二倍、魔力運用がより効率的、知識の共有による記憶保持能力の向上、その他学習面での超効率化など、様々な恩恵が得られる。要は2人分の脳が詰め込まれているということなのだから、当然の恩恵であると言える。
デメリットは先ほど挙げたように、器が耐え切れないということだけど、それもないようで、実質的なデメリットが存在しない状態である。
恐ろしいくらいに完璧に制御された存在。人にも、魔人にも、エルフにもそんなことはできないその特殊な事例を、他の人に安易に伝えることはできなかった。
信頼していないわけではない。でも、これを伝えることは憚られたのだ。
ともあれ、ディランはもちろん、ポートもリーノもエラルダも、この場にいる全員が、ライムは女性で元人間であるということを知っている。
それなのに、ディランがいきなり婚約を口走ったことが、私には理解できなかった。
確かにライムは優しいし、飛び切りかわいくて、気遣いもできて、人型になれば男もそこら中から寄ってきそうなほどではあるけれど、そんなライムがまかせろと言ったからとライムの気持ちも考えずに婚約などと言うなど信じられない。
「それでも今はスライムだろう。それに、ライム自身は何も反対してこなかったじゃないか。」
ディランの言葉に私は呆れて目を覆う。
「あれはただ放心状態で何も考えられていなかっただけです。」
「・・・確かに何を言っているのかわからないところはあったな。」
ディランも心当たりがあったようで安心したけれど、ディランがここまで女心に鈍感だったとは驚きだった。
ディランは顔も性格もよく、冒険者として活動しているときは勇ましく、たまに他のパーティーと一緒に依頼をこなせばそちらの女性陣の目をくぎ付けにすることもしばしばだ。
それに妹にイリアナ様もいる。あれほど真正面から向かってこられればいくら鈍感でも矯正されるというものだ。
けれど、私は確信する。恐らくイリアナ様の好きという言葉も、ディランは恋愛感情ではなく、家族としての好きであると思っているのだろう。そして、その他の女性も別に恋愛感情を持っているとは思っていないのだろうと。
きっと詳細に、直接伝えなければ彼には届かない。そして、そんな鈍感なディランには、ライムがなぜ婚約の芝居をするといわれて放心状態になっているのかなど、本当のところは微塵も理解できていないだろう。
「ディラン。もう少しポートを見習ったほうがいいと思いますよ。」
「おいちょっと待て。なんで今俺の名前を出した?」
「あなたのほうが女性の扱いはうまいと思いますから。まあ、本命を落とせないほどではありますが。」
「よしわかった。ちょっと表出ろや。」
ポートのことは無視して、私はディランに向き直る。
「とにかく、ディラン。あなたは今すぐにライムのもとに行って、謝罪するべきです。芝居をすることは私も効果的だと思いますからやったほうがいいとは思いますが、今のライムではどのみち人型を維持するどころか姿を変えることすら難しいでしょう。立ち直らせるためにも、一刻も早く謝るべきです。」
「・・・それほど重症なのか。」
少し苦い顔をして、ディランが考え込むと、一つうなずいて扉のほうに向かう。
「確かに、ルーナの言う通り謝りに行ったほうがよさそうだ。」
「くれぐれも言葉には気をつけて下さい。何も考えずに謝れば、今後取り返しのつかないことにもなりかねませんよ。」
「それほどか。」
ディランはやれやれと肩をすくめつつ部屋から出て行った。
「さて、それでは私たちは外に出るとしましょうか。」
「マジでやんのかよ。」
意外そうな顔をするポート。どうやら本気で雌雄を決することは考えていなかったようだ。
「まじめな話さ、ポートはどうしたいわけ?」
リーノがまじめ半分、茶化し半分の表情でポートに聞く。
するとポートは何ともいやそうな顔をして椅子に座り足を組む。
「やめてくれ。今はただでさえ緊張感をもっていないといけないってのに、メイリーンのことなんて考えてられるかよ。」
「僕は別にメイリーンのことなんて一言も言ってないけどね。」
にやにやしながらリーノがそう返すと、ポートはさらに嫌な顔をしてそっぽを向く。
「これは一本取られましたなポート。」
「もういい加減結婚すりゃいいのに。」
「私たちももう見飽きましたから、とっとと告白してメイリーンを幸せにしてあげてください。」
「お前ら勝手に話しすんじゃねえよ!」
ポートはそう言って起こるけれど、正直見ているほうも疲れるのだ。
最初はポートとメイリーンのことを見ていて面白い部分もあったけれど、最近は全く同じで繰り返されるパターンに飽きてきたのだ。
正直な話、二人とも互いを意識していて、好き同士であり、十分知った仲なのだから、早いところ結婚でも婚約でもして少しは進展してほしいと思うのだ。
とくにメイリーンはもうすぐで結婚適齢期を過ぎてしまう。女性の結婚適齢期は20歳で、来年の夏の後半で20を迎えるメイリーンにとって、今年が最後の年になってもおかしくないのである。
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けれど、ポートは意地が有るのか、メイリーンがそういう雰囲気にさせてくれないのか、少しも進展を見せない。
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