挿入したまま仮想空間にログインしてイキっぱなしになってしまう話〜仮想空間でHARD-ON!

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仮想空間でHARD-ON!#02

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それにしても、なぜお尻にしっかりと装置の一部が挿入されてしまったのだろうか。ただの装置の凹凸だと思っていたが、ログイン直前のあの感触は、間違いなく奥まで入り込んでいた。
俺は尻穴のエキスパートだから良いとして、普通の人だったら危険なのでは……。

俺は視線を落とし、身体を支えているアームを見てみた。腕のようだと思っていたら、本当に人間の腕みたいな形状をしている。しかも、少し骨ばっていて、男の腕のようだ。
ふと横を見ると、壁が鏡のようになっていて、自分の状態が映っている。俺はそれを見て驚愕した。
「えっ!?」
後ろから、知らない男に抱き締められているような状態だったのだ。しかも、その男も全裸である。
「うわあああ!!」
俺は慌てて抜け出そうとするが、腕が固定されていてびくともしない。なんだ……これは一体どういうことだ……?
こんな説明はされていなかったが、もしかしたらナビゲーション用のNPCだろうか?
「あ……あの……あなたは一体……?」
俺は恐る恐る尋ねてみた。
「それはこっちのセリフだよ……。君は一体誰なんだい?」
男は困ったように言う。ナビキャラでは無いのだろうか……。とても嫌な予感がする……。
「えっと……、俺は海斗といいます。このゲームをプレイするために来ました」
とりあえず自己紹介をしてみた。
「僕も君と同じプレイヤーだけど……。名前は灯也だよ」
「プレイヤー……」
嫌な予感が的中してしまった。彼が一般プレイヤーだということは、俺は今、実在する知らない男と密着しているということになる。
「どうしてこんなことに……」
俺は困惑しながらつぶやく。
「どうしてって……。僕がゲームにログインしようと装置に横になっていたら、君が突然やってきて僕の上に座ったんじゃないか」
「な、なんだって!?」
俺は驚いて叫んだ。
確かにログインする際、なんだか温かくて弾力のある感触のところに腰掛けた覚えはある。まさか、そこに人がいたなんて……。
「ご、ごめんなさい……!部屋を間違えたのかもしれないです」
「いいよ、わざとじゃなかったんなら仕方ない……。僕も驚いてすぐに声を出せなくて悪かったね」
優しい人のようで良かった……。
「すみません……。まさか人がいると思わなくて……」
「そうだったんだ。危ないから両腕で君を固定して起き上がろうとしたんだけど、その前にログインされてしまったみたいだね」
「申し訳ないです……」
俺は一体なんということをしてしまったのだろう……。
しかも、ということはまさか。
「あの……もしかして、あなたも裸でしたか……?」
「うん、そうだけど……」
なんてことだ。つまり、俺がお尻の中に入れたのは、この男のモノだったということか。
自ら見知らぬ男性のモノを自分のお尻に入れてしまっていたなんて。よりによってどうしてそんなことをしてしまったのか、後悔してもしきれない。恥ずかしい気持ちや、初めてだったのに……など、複雑な気持ちが渦巻くが、とにかく彼には申し訳ないことをしてしまった。
「ほ、本当にすみません……!」
俺は慌てて謝りながら、なんとか抜こうと試みるが、全く動かない。それどころかさらに奥へと入っていく感触がある。
「ひあっ……!ダメだ……全然抜けない……」
「うっ……。多分ログインした時のこの状態が、1人のアバターとして認識されてしまったんじゃないかな」
「ど、どうすれば……」
「とにかく、一度ログアウトしたいよね……」
「そうですね……」
たしか、キャラクター設定後、ゲームにログインすると、冒険者案内所からログアウトできると説明があった。まずは設定を終わらせて、冒険者案内所に行くしかない。

『まずはあなたのキャラクターを作りましょう!』
ちょうどいいタイミングで、モニターから音声が流れてくる。
「なんでもいいから設定して、早くログアウトしましょうか」
「そうだね」
2人でモニターを操作することにした。
幸い俺は両腕を動かせる。灯也の方は俺を抱きしめた状態で腕が固定され、動かせないようだ。足は2人とも動かせるが、俺の方が背が低いので少し宙に浮いている状態である。
俺はまぁ男にしては小柄な方なのだが、この灯也という男はかなり背が高い。190cm近くありそうだ。
そのせいで、すっぽりと抱かれているような体勢になってしまっている。
「背、高いですね……羨ましい……」
俺は素直な感想を述べた。
「うーん、高校までスポーツやってたからかなぁ……。大学に入ってからは全然だけどね」
「あれ?大学生なんですか?」
「うん、大学1年生だよ。今年で19歳」
「なんだ、同い年じゃん!」
「え!ごめん、てっきり年下だと思ってた……」
「いや、こっちこそ年上だと思って敬語使ってたよ……。じゃあタメ口で話すね」
「もちろん、構わないよ。灯也って呼んでくれ」
「ありがとう!俺も海斗でいいよ」
同い年だとわかって、少しホッとする。和やかに自己紹介をした。
下半身が繋がったまま自己紹介というのもシュールだが……。

ちなみに、灯也はかなりのイケメンだ。近すぎて直接顔を見るのは難しいが、鏡で確認できる。背も高くてイケメンなのに、こんなことに巻き込まれて可哀想だな。俺のせいだけど。

「じゃあ、キャラ設定するから見ててくれる?」
「うん、わかった」
俺はモニターを操作し、キャラクターを設定する画面を出す。

『名前を決めて下さい』
「名前かぁ……。どうしようか?」
「うーん……カイトとトウヤを合わせて……、カ・ト・ウ?」
「カトウって、名字みたいでウケるな」
灯也はなかなか面白い奴かもしれない。俺は「カトウ」と入力する。

『容姿を設定してください』
「うーん、とりあえず早くログアウトしたいだけだから、髪型とかは設定しなくていいよね」
「そうだね、とりあえず服だけ着たいけど……」
「たしかに。服だけ選ぼう」
俺は服の一覧を表示し、適当な服を探した。できれば繋がっているのがバレないような、すっぽりと身体を隠せそうな服が望ましい。魔法使いのローブのようなものがあれば良いのだが。しかし、そういう服は初期設定の中には存在していなかった。
「あっ、これどうかな?」
俺は、真っ黒な全身タイツの衣装を表示する。これなら2人でくっついていても、ちょっとふざけているように見られそうだ。
「あ、いいね!そういうの好き」
灯也は楽しそうに笑っている。気が合いそうだな。
「よし、じゃあこれにしよう!」
俺はさっそく決定ボタンを押す。2人の身体が光ったかと思うと、一瞬で全身タイツを装着していた。
ところが。
「ひあああぁっ!?なんだ、これっ……」
てっきりそれぞれの身体に服が設定されると思っていたのに、2人まとめて一着の全身タイツで包まれている。ぴったりした素材でギュッと締め付けられて、完全に灯也と密着してしまった。
すなわち、お尻に挿入されているものもギュッと押し当てられた状態で固定されているのである。
「そうだった……2人で1人のアバターって認識されてるっぽいんだったね……」
「そ、そうだね……これは困ったことになったな」
全身タイツは首から下のタイプなので、顔は出ている状態だ。振り向いたら灯也とキスしてしまいそうな距離感である。お尻に入れられたままこんなにくっついていたら、意識してしまう……。
「なんか……変な気分になってきちゃった……」
突然、耳元で灯也が囁いてきた。その刺激にゾクゾクしていると、俺のお尻の中のモノが大きくなっていくのを感じる。
「ちょっ……!何で大きく……!?」
「ごめん……でも、仕方ないじゃないか……」
確かに、穴に挿入した状態でこんなにぎゅうぎゅうと押し付けられたら、気持ち良くなってしまうだろう。わかる。とてもわかる。
問題は、アナニストの俺である。
「んっ……やばい……俺も……だんだん変な気持ちに……」
俺も徐々に興奮してきてしまい、自分のモノが勃起していくのがわかった。身体にフィットした素材の服のため、股間の膨らみがハッキリと見えてしまう。
「これはやばすぎるな……。この服はやめよう……」
俺は急いで服を解除しようとした。しかし、どうやって解除するのかわからない。服を脱ぐこともできないし、他の服に変更することもできなかった。
「ダメだ……解除できない……」
「そうか……。じゃあ、もうこのままゲームに入るしかないのかな」
「それしかないか……。仕方ない」
とにかくゲームに入らなければログアウトができないのだ。恥ずかしいけれど、行くしかない。
俺は諦めて設定完了ボタンを押した。
『設定を完了しました。それでは、良い冒険を!』

アナウンスが流れると、視界が暗転する。気がつくと、俺たちは草原にいた。
「ん?どこだここ……」
ゲームの初期地点は、街の中にある冒険者案内所のはずである。しかし、ここは見渡す限りの草原だった。
「案内所が……無いね……」
「っていうか、街の中でもないよね……」
違う場所に飛ばされてしまったのだろうか。これは困ったことになった。
こんな場所で普通のプレイヤーに遭遇したら、モンスターだと思われそうだ……。全身タイツ姿で頭が2つなんて、モンスター以外の何ものでもない……。
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