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6.気づいたら仲良し夫婦でした
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「わぁ~!綺麗だね~!」
陽平が目を輝かせて言う。
家を出てすぐ目に入るのは、美しい景色だ。見渡す限りの草原に、遠くの方に森、さらに遠くには山が見える。
上を見上げれば、澄み切った青空が広がっていた。
少し歩けばすぐに村がある。
村の中には、俺たちの家と同じくらいの家が10軒ちょっと並んでいる程度で、本当に小さな村のようだ。
「あっ!太一!あそこに人がいるよ!」
陽平が指差す方を見ると、村人らしき人が数人集まっていた。
「本当だ」
「みんな、楽しそうだね」
「ああ……」
村人達が笑い合っている姿を見ると、とても穏やかな気持ちになる。
「よし!話しかけてみよう!」
「えっ!?ちょ、ちょっと待ってくれよ」
陽平がズンズン歩いていくので慌てて追いかけた。
「こんにちは~!」
「おお、君たちはもしかして異世界からやって来た夫婦かい?」
俺たちが声をかけると、中年くらいのおじさんがそう尋ねてきた。
「はい!そうです」
陽平は爽やかな笑顔で言う。イケメンのコミュ力やばい。
俺たちが夫婦ということはもう村の人たちに広まっているんだな……。
「やっぱりそうか。この村はよく異世界からの客人が来るんだ」
「そうなんですね」
「まあ、最初は驚いたけどな。今ではみんなすっかり慣れちまってな」
「なるほど~」
「だから君たちも安心して暮らすといいよ。何か困ったことがあれば、相談してくれ」
「ありがとうございます!」
親切そうな人たちで良かった。
それにしても、異世界に召喚される人そんなに多いのか……。
「まだけっこう若いのに夫婦ってことは……新婚さんなのかしら?」
今度は中年のおばさんが話しかけてくる。
「えぇっと……」
「はい、そうです!」
俺が答えに迷っていると、陽平がまた爽やかに答えた。
まぁ、そういうことにしておくのがいいよな……。
「あら、それならちょうど新婚旅行みたいでいいじゃない」
「たしかに~」
いや、たしかに~じゃないだろ!新婚旅行で異世界に来てたまるか!そもそも新婚じゃないし!
俺は心の中で叫ぶ。
俺も陽平のマイペースさを見習うべきなんだろうか……。
「じゃあ、楽しんでいってね」
「はい、ありがとうございます」
その後も何回か村人に声をかけられたが、みんな好意的だった。
村人の中には若い女性もいる。陽平をじっと見つめていた女性が話しかけてきた。
「あなたすごくカッコイイわねぇ。結婚してなかったら私の恋人になってほしかったわ」
「ごめんなさい、僕には愛する妻がいるんで」
「冗談よ、ごめんなさいね。幸せそうで羨ましいわぁ」
やっぱり陽平は異世界でもモテるようだ。夫婦ということにしておいて良かった。
……ん?良かった……?
別に陽平が女の子に告白されようが関係ないはずなのに、なんでこんなことを思っているんだろう。
しかも、陽平がきっぱり断ってくれたのを嬉しいとまで思っている自分がいる。
そんなことを考えていると、突然陽平が俺の肩を抱き寄せた。
「僕には太一だけだよ」
耳元で囁かれ、ドキッとして胸が高鳴る。
「なっ、なに言ってるんだよ!」
恥ずかしくなって顔を真っ赤にして抵抗していると、周りの村人たちがニコニコと笑いながらこっちを見ていた。
「本当に仲がいいねぇ」
俺はますます恥ずかしくなって、顔から火が出そうになる。
いやいや落ち着け俺、これはただの演技だ……。ここは俺も余裕を持って……。
「さぁ、陽平行くぞ」
ガシッと手を繋いでやった。陽平が驚いて俺を見る。
どうだ、俺だってやればできるんだぜ!とか思っていたら、陽平がするりと指を絡めてきた。
……これ、恋人繋ぎだ。
「うん、行こうか」
そして、満面の笑みで微笑まれる。ダメだ、完敗だ……。
恋人繋ぎをしながらさらに村を散策していると、いい匂いのする家があった。
近寄ってみると、家の前にちょっとしたカウンターがあり、パンが並んでいる。
「パン屋さんだ!」
食材ストックのパンがなくなったら自分で焼かないといけないかと思っていたが、パン屋さんが村にあるのはありがたい。
「いらっしゃい。少しだけど、こうやってお昼時にパンを売っているんだよ」
エプロンを付けた年配の女性が声をかけてくれた。
そういえば、昨日畑仕事を手伝ったお礼として、アテナが俺たちに銀貨を1枚ずつくれたのを思い出す。
「これで買えるかな?」
銀貨を見せると、お店の女性は大きな声で笑った。
「あはは、買い占める気かい?銅貨1枚で十分だよ」
「なるほど……まだこの世界のことが良く分かっていなくて……」
「ああ、それは悪かったね」
そう言って、女性は通貨の説明をしてくれた。
銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で金貨1枚に相当する。
銅貨1枚でパンが1つ買えるということは、日本のお金で考えると銅貨1枚は100~200円くらいだろう。
とはいえ、この村では物々交換の方が主流とのことだった。
「今日はどれでも好きなの持っていっていいよ。その代わり、今度とれたての野菜を持って来ておくれ」
「え!いいんですか!あ、でもアテナに確認しないと……」
「大丈夫!異世界から来た人たちにはいつもこうしてるからね」
「やったー!どれにしようかな~」
陽平は楽しそうだ。
「太一は何にする?」
「うーん……これがいいかな」
「じゃあ僕もそれにしよっと」
「毎度あり。二人とも仲良しさんだねぇ」
パン屋のおばさんは微笑ましそうに言った。うう、照れ臭い……。
村の中心あたりには広場があり、そこには井戸があった。
俺たちはその前に座り込み、そこでパンを食べることにした。
焼きたての香ばしい香りが食欲を刺激する。
「わぁ美味しい~!太一も食べてみなよ」
「本当だ!うまいね」
レーズンやナッツのようなものが中に入っていて、ほんのり甘く食感も良い。
「このパンにバターをつけて食べたらさらに美味しそうだなぁ」
「あー確かに!今度やってみようよ!さすが陽平だな」
そう言うと、陽平が赤くなった。こんなことで照れるのか。可愛い奴め。
俺はそんなことを思ったことを、その後すぐに後悔するのだった……。
陽平が目を輝かせて言う。
家を出てすぐ目に入るのは、美しい景色だ。見渡す限りの草原に、遠くの方に森、さらに遠くには山が見える。
上を見上げれば、澄み切った青空が広がっていた。
少し歩けばすぐに村がある。
村の中には、俺たちの家と同じくらいの家が10軒ちょっと並んでいる程度で、本当に小さな村のようだ。
「あっ!太一!あそこに人がいるよ!」
陽平が指差す方を見ると、村人らしき人が数人集まっていた。
「本当だ」
「みんな、楽しそうだね」
「ああ……」
村人達が笑い合っている姿を見ると、とても穏やかな気持ちになる。
「よし!話しかけてみよう!」
「えっ!?ちょ、ちょっと待ってくれよ」
陽平がズンズン歩いていくので慌てて追いかけた。
「こんにちは~!」
「おお、君たちはもしかして異世界からやって来た夫婦かい?」
俺たちが声をかけると、中年くらいのおじさんがそう尋ねてきた。
「はい!そうです」
陽平は爽やかな笑顔で言う。イケメンのコミュ力やばい。
俺たちが夫婦ということはもう村の人たちに広まっているんだな……。
「やっぱりそうか。この村はよく異世界からの客人が来るんだ」
「そうなんですね」
「まあ、最初は驚いたけどな。今ではみんなすっかり慣れちまってな」
「なるほど~」
「だから君たちも安心して暮らすといいよ。何か困ったことがあれば、相談してくれ」
「ありがとうございます!」
親切そうな人たちで良かった。
それにしても、異世界に召喚される人そんなに多いのか……。
「まだけっこう若いのに夫婦ってことは……新婚さんなのかしら?」
今度は中年のおばさんが話しかけてくる。
「えぇっと……」
「はい、そうです!」
俺が答えに迷っていると、陽平がまた爽やかに答えた。
まぁ、そういうことにしておくのがいいよな……。
「あら、それならちょうど新婚旅行みたいでいいじゃない」
「たしかに~」
いや、たしかに~じゃないだろ!新婚旅行で異世界に来てたまるか!そもそも新婚じゃないし!
俺は心の中で叫ぶ。
俺も陽平のマイペースさを見習うべきなんだろうか……。
「じゃあ、楽しんでいってね」
「はい、ありがとうございます」
その後も何回か村人に声をかけられたが、みんな好意的だった。
村人の中には若い女性もいる。陽平をじっと見つめていた女性が話しかけてきた。
「あなたすごくカッコイイわねぇ。結婚してなかったら私の恋人になってほしかったわ」
「ごめんなさい、僕には愛する妻がいるんで」
「冗談よ、ごめんなさいね。幸せそうで羨ましいわぁ」
やっぱり陽平は異世界でもモテるようだ。夫婦ということにしておいて良かった。
……ん?良かった……?
別に陽平が女の子に告白されようが関係ないはずなのに、なんでこんなことを思っているんだろう。
しかも、陽平がきっぱり断ってくれたのを嬉しいとまで思っている自分がいる。
そんなことを考えていると、突然陽平が俺の肩を抱き寄せた。
「僕には太一だけだよ」
耳元で囁かれ、ドキッとして胸が高鳴る。
「なっ、なに言ってるんだよ!」
恥ずかしくなって顔を真っ赤にして抵抗していると、周りの村人たちがニコニコと笑いながらこっちを見ていた。
「本当に仲がいいねぇ」
俺はますます恥ずかしくなって、顔から火が出そうになる。
いやいや落ち着け俺、これはただの演技だ……。ここは俺も余裕を持って……。
「さぁ、陽平行くぞ」
ガシッと手を繋いでやった。陽平が驚いて俺を見る。
どうだ、俺だってやればできるんだぜ!とか思っていたら、陽平がするりと指を絡めてきた。
……これ、恋人繋ぎだ。
「うん、行こうか」
そして、満面の笑みで微笑まれる。ダメだ、完敗だ……。
恋人繋ぎをしながらさらに村を散策していると、いい匂いのする家があった。
近寄ってみると、家の前にちょっとしたカウンターがあり、パンが並んでいる。
「パン屋さんだ!」
食材ストックのパンがなくなったら自分で焼かないといけないかと思っていたが、パン屋さんが村にあるのはありがたい。
「いらっしゃい。少しだけど、こうやってお昼時にパンを売っているんだよ」
エプロンを付けた年配の女性が声をかけてくれた。
そういえば、昨日畑仕事を手伝ったお礼として、アテナが俺たちに銀貨を1枚ずつくれたのを思い出す。
「これで買えるかな?」
銀貨を見せると、お店の女性は大きな声で笑った。
「あはは、買い占める気かい?銅貨1枚で十分だよ」
「なるほど……まだこの世界のことが良く分かっていなくて……」
「ああ、それは悪かったね」
そう言って、女性は通貨の説明をしてくれた。
銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で金貨1枚に相当する。
銅貨1枚でパンが1つ買えるということは、日本のお金で考えると銅貨1枚は100~200円くらいだろう。
とはいえ、この村では物々交換の方が主流とのことだった。
「今日はどれでも好きなの持っていっていいよ。その代わり、今度とれたての野菜を持って来ておくれ」
「え!いいんですか!あ、でもアテナに確認しないと……」
「大丈夫!異世界から来た人たちにはいつもこうしてるからね」
「やったー!どれにしようかな~」
陽平は楽しそうだ。
「太一は何にする?」
「うーん……これがいいかな」
「じゃあ僕もそれにしよっと」
「毎度あり。二人とも仲良しさんだねぇ」
パン屋のおばさんは微笑ましそうに言った。うう、照れ臭い……。
村の中心あたりには広場があり、そこには井戸があった。
俺たちはその前に座り込み、そこでパンを食べることにした。
焼きたての香ばしい香りが食欲を刺激する。
「わぁ美味しい~!太一も食べてみなよ」
「本当だ!うまいね」
レーズンやナッツのようなものが中に入っていて、ほんのり甘く食感も良い。
「このパンにバターをつけて食べたらさらに美味しそうだなぁ」
「あー確かに!今度やってみようよ!さすが陽平だな」
そう言うと、陽平が赤くなった。こんなことで照れるのか。可愛い奴め。
俺はそんなことを思ったことを、その後すぐに後悔するのだった……。
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★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
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