乙女ゲームの本編前に悪役令嬢を孕ませて破滅フラグを回避する!

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5 努力は密かに行うべし(あっち方面もね)

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「ヴィル様。もうお休みになった方がよろしいかと········」

侍女のサラスにそう言われて時刻を確認するともう大分遅くになっていた。思ったより長く机に座って知識を詰め込んでいたのだなぁと一息ついてから俺は言った。

「少し体を動かしたいから剣を振ってくる。終わった後に風呂に入れる支度をしといてくれ」
「ヴィル様······ヴィル様のこの頃の頑張り、このサラスは物凄く嬉しく思いますが、少しは休まれないとお身体にさわりますよ」
「心配しなくても適度に休むさ」

リアのために頑張って体を壊しては元も子もないからね。でも、なるべく早く王位を継げるようするためには多少の無茶は計算に入れないといけない。この身体のスペックは高い。記憶力も悪くない。あとは効率よく頭と体を鍛えるのが1番の近道なのだ。

「それと例の件はどうなった?」
「はい。明日には戻られるそうなのでその時にでもとのことです」
「そうか·····わかった」

そう言ってから俺は庭に出て剣を振る。本当に魔法なんて超概念がない世界で良かったよ。これで魔法まであったらやる事は山積み過ぎて間に合わなくなるだろうからね。



「お久しぶりです殿下」

翌日、リアのいるアスター公爵家への訪問を明日に控えた今日、俺はとある人物と会っていた。飄々とした風貌の青年······名前はリビドーという。俺は彼から学ぶことがあるのでわざわざ来てもらっていた。

「久しぶりだなリビドー。早速で悪いがいいか?」
「勿論です。でも殿下からこんなことを頼まれるとは予想してませんでしたよ」
「まあ、必要なら使いたいからね」
「それはそれは」

含むような笑みを浮かべるリビドーと共に行くのは娼館街。香水などの匂いが混じりあって気持ち悪くなってくるが······必要なことなので仕方ない。

あ、一応言っとくけどここで女を抱く気は更々ない。というか、リア以外の女を抱くなんて気持ち悪すぎる。じゃあ、何をしに来たかと言えば······

「あぁん!そこいい!んぉ!」
「こうして相手の感度が高いところを探り当てるのです。処女なら前戯を念入りにすることと······あとは、場合によっては媚薬なども効果的かと」

目の前で実際に女を抱くのはリビドーの仕事。俺はそれに時々解説を貰いながら性行·····まあ、エッチの勉強をしているのだ。

不思議なことに女の肌や喘ぎ声を聞いても全く興奮しない。むしろ気持ち悪いとさえ思う。EDなんじゃね?と思うかもだけど、リアのことを思って自慰は出来るから多分違う。

ロリコンの線も否定出来ないが·····リア以外の女を性的には見れないみたいだ。なんとも都合のいい体でホッとする。

まあ、本当は初々しくエッチしたいのだが······リアをメロメロにするにはある程度の知識とテクニックが欲しいのだ。残念ながら前世の経験は全くないし、こういうエロ関係のものはあんまり見てないから知識量が本当に少なすぎるので仕方なくこうしているが······さっきからちょくちょく俺の体を触ってくる娼館の女がウザくて仕方ない。

「ねぇ、ボク。君もしない?」
「しない」
「どうして?そんなにお姉さん達魅力ないかな?」

当たり前でしょと答えるのは簡単だが·····ふむ。

「実は私は女の子でね。したくても出来ないんだよ」
「本当に?確かに女の子みたいに綺麗な顔をしてるけど·······」
「という訳だ。リビドー続きを頼む」

そうして本当に辛い時間を過ごしてある程度の知識を得ることは出来た。後は実践だが·····雰囲気を作ってリアがOKなら襲うとしよう。娼館なんて二度と来ないだろうけど········うん、やっぱり俺はリア一筋みたいだ。

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