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12 甘いお菓子と招待状
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「二人ともお待たせ」
出来たお菓子を持って二人の側にいくと、二人は立ち上がって俺を出迎えてくれた。
「おとうさまできたの?」
「すみません旦那様。いつもお手間をとらせて・・・」
愛くるしく首を傾げるローリエと、申し訳なさそうなサーシャ。俺はサーシャの頭に手を置くと、優しく撫でて言った。
「謝ることはなにもないよ。私が好きで二人のためにやったことだからね」
「ですが・・・」
「でもそうだね・・・もし、私の言うことを信じられないなら・・・今夜は寝かさないことになるかもしれないよ?」
そう言うとサーシャは顔を赤くして黙ってしまった。きっと、最近のあれやこれやを思い出して赤面しているのだろうが・・・そんな風に申し訳なそうだったサーシャの気持ちを薄くさせてから俺は二人に言った。
「じゃあ、少し遅いが・・・お茶にしようか」
「はい!」
「は、はぃ・・・」
元気なローリエと、赤い顔を隠すようにうつむきがちに返事をするサーシャ。とりあえず今夜はサーシャを目一杯愛でようと密かに思いつつ俺は出来たばかりのお菓子を机の上に置いた。
「おとうさまこれはなに?」
「チーズケーキタルト・・・まあ、ケーキだね」
そう・・・本日、俺がチャレンジしたのはチーズケーキタルト。前世の知識で、簡単に出来るレシピを知っていたので、材料を工夫してアレンジを加えて作ったのがこれだ。本来ならもっと滑らかなチーズがいいのだが・・・生憎とあまり上質なものはないので、多少アレンジを加えたもので作った。
「ちーずけーきたると・・・ちーずっておかしになるの?」
不思議そうな表情を浮かべるローリエ。まあ、この世界ではあまりチーズを使ったお菓子は知られてないからこの反応も当然なのだが・・・不思議そうにしているローリエとサーシャに取り分けてから俺も自分の分を少なめに取って席についた。
俺だけ食べないのは二人が気まずいようだったので自然とそうなったが・・・もっぱら俺は食べるよりも二人が美味しそうに食べる姿を眺めることに夢中になる。
「まあ、食べてみてよ」
「うん!」
「あ、ありがとうございます・・・」
まだ顔が赤いサーシャも多少回復したようでケーキを食べてーーー花が咲いたような笑みを浮かべた。
「美味しい・・・」
「すごくおいしい!」
「そうか・・・よかったよ」
一安心。俺も一口食べて確認するが・・・うん、不味くはない。けど、まだまだ上を目指せるなと、若干職人気質な感想を抱きつつも微笑んで言った。
「やっぱり二人のために作ると美味しく出来るね」
「そうなの?」
不思議そうに首を傾げるローリエに俺は一瞬サーシャに視線を向けてからウィンクつきで言った。
「もちろん。愛しい嫁と娘のためだからね」
「・・・!?」
「おかあさま?おかおあかいけどだいじょうぶ?」
「だ、大丈夫よ。ありがとうローリエ・・・」
先程の言葉と今の言葉でクリティカル入ったのだろうサーシャは俺に一瞬視線を向けてから恥ずかしそうに視線を反らした。うーん・・・やっぱりサーシャには笑顔が似合うけど、こういう少し恥ずかしそうにしてる姿も悪くないね!むしろいい!
そんな感じ和やかに時間が過ぎていったが・・・俺はふと、先程ジークから渡された招待状の存在を思い出したのでローリエを見て言った。
「ローリエ。実は、セレナ様からお前宛にお茶会の招待状が届いてるのだが・・・どうする?」
「せれなさまから?」
「本日お会いしたのですよね?ローリエ。あなたそんなにセレナ様と親しくなったの?」
驚いたような表情を浮かべるサーシャ。まあ、俺もセレナ様からこんなに早くローリエにアプローチがあるとは思わず驚いているが・・・そんなことは口にはせずに言った。
「お前が嫌なら無理強いはしないが・・・どうする?」
「・・・いきます。わたしもせれなさまとおはなししてみたいです」
「そうか・・・なら決まりだな」
ローリエがこう言うなら特に断ることもないだろう・・・俺は頷いてからローリエの頭を撫でて言った。
「とりあえず行くなら楽しんでおいで」
「うん・・・あのね。おとうさま。おとうさまのおかしをせれなさまにもっていってもいい?」
「構わないが・・・どうしてだ?」
そう聞くとローリエは笑顔で言った。
「おとうさまのおかしはしあわせなあじがするから、いろんなひとにたべてもらいたいの!」
・・・て、天使だ!天使がおられるぞ!!そんな内心は隠して俺は笑顔をなんとか保って言った。
「まあ、持っていくならなるべく美味しいものは作るけど・・・ただ、セレナ様に無理に食べてもらうことはないから。断られたら持って帰っておいで」
「だいじょうぶだよ!おとうさまのおかしおいしいもん!」
「・・・そうね。旦那様のお菓子は凄く美味しいからセレナ様も喜ばれるはずね」
母親らしい母性的な笑みを浮かべるサーシャと元気なローリエ・・・家の嫁と娘はやはり可愛いすぎる!という愛妻家と親バカな感想を抱きつつ俺は二人に優しく微笑んでいるのだった。
出来たお菓子を持って二人の側にいくと、二人は立ち上がって俺を出迎えてくれた。
「おとうさまできたの?」
「すみません旦那様。いつもお手間をとらせて・・・」
愛くるしく首を傾げるローリエと、申し訳なさそうなサーシャ。俺はサーシャの頭に手を置くと、優しく撫でて言った。
「謝ることはなにもないよ。私が好きで二人のためにやったことだからね」
「ですが・・・」
「でもそうだね・・・もし、私の言うことを信じられないなら・・・今夜は寝かさないことになるかもしれないよ?」
そう言うとサーシャは顔を赤くして黙ってしまった。きっと、最近のあれやこれやを思い出して赤面しているのだろうが・・・そんな風に申し訳なそうだったサーシャの気持ちを薄くさせてから俺は二人に言った。
「じゃあ、少し遅いが・・・お茶にしようか」
「はい!」
「は、はぃ・・・」
元気なローリエと、赤い顔を隠すようにうつむきがちに返事をするサーシャ。とりあえず今夜はサーシャを目一杯愛でようと密かに思いつつ俺は出来たばかりのお菓子を机の上に置いた。
「おとうさまこれはなに?」
「チーズケーキタルト・・・まあ、ケーキだね」
そう・・・本日、俺がチャレンジしたのはチーズケーキタルト。前世の知識で、簡単に出来るレシピを知っていたので、材料を工夫してアレンジを加えて作ったのがこれだ。本来ならもっと滑らかなチーズがいいのだが・・・生憎とあまり上質なものはないので、多少アレンジを加えたもので作った。
「ちーずけーきたると・・・ちーずっておかしになるの?」
不思議そうな表情を浮かべるローリエ。まあ、この世界ではあまりチーズを使ったお菓子は知られてないからこの反応も当然なのだが・・・不思議そうにしているローリエとサーシャに取り分けてから俺も自分の分を少なめに取って席についた。
俺だけ食べないのは二人が気まずいようだったので自然とそうなったが・・・もっぱら俺は食べるよりも二人が美味しそうに食べる姿を眺めることに夢中になる。
「まあ、食べてみてよ」
「うん!」
「あ、ありがとうございます・・・」
まだ顔が赤いサーシャも多少回復したようでケーキを食べてーーー花が咲いたような笑みを浮かべた。
「美味しい・・・」
「すごくおいしい!」
「そうか・・・よかったよ」
一安心。俺も一口食べて確認するが・・・うん、不味くはない。けど、まだまだ上を目指せるなと、若干職人気質な感想を抱きつつも微笑んで言った。
「やっぱり二人のために作ると美味しく出来るね」
「そうなの?」
不思議そうに首を傾げるローリエに俺は一瞬サーシャに視線を向けてからウィンクつきで言った。
「もちろん。愛しい嫁と娘のためだからね」
「・・・!?」
「おかあさま?おかおあかいけどだいじょうぶ?」
「だ、大丈夫よ。ありがとうローリエ・・・」
先程の言葉と今の言葉でクリティカル入ったのだろうサーシャは俺に一瞬視線を向けてから恥ずかしそうに視線を反らした。うーん・・・やっぱりサーシャには笑顔が似合うけど、こういう少し恥ずかしそうにしてる姿も悪くないね!むしろいい!
そんな感じ和やかに時間が過ぎていったが・・・俺はふと、先程ジークから渡された招待状の存在を思い出したのでローリエを見て言った。
「ローリエ。実は、セレナ様からお前宛にお茶会の招待状が届いてるのだが・・・どうする?」
「せれなさまから?」
「本日お会いしたのですよね?ローリエ。あなたそんなにセレナ様と親しくなったの?」
驚いたような表情を浮かべるサーシャ。まあ、俺もセレナ様からこんなに早くローリエにアプローチがあるとは思わず驚いているが・・・そんなことは口にはせずに言った。
「お前が嫌なら無理強いはしないが・・・どうする?」
「・・・いきます。わたしもせれなさまとおはなししてみたいです」
「そうか・・・なら決まりだな」
ローリエがこう言うなら特に断ることもないだろう・・・俺は頷いてからローリエの頭を撫でて言った。
「とりあえず行くなら楽しんでおいで」
「うん・・・あのね。おとうさま。おとうさまのおかしをせれなさまにもっていってもいい?」
「構わないが・・・どうしてだ?」
そう聞くとローリエは笑顔で言った。
「おとうさまのおかしはしあわせなあじがするから、いろんなひとにたべてもらいたいの!」
・・・て、天使だ!天使がおられるぞ!!そんな内心は隠して俺は笑顔をなんとか保って言った。
「まあ、持っていくならなるべく美味しいものは作るけど・・・ただ、セレナ様に無理に食べてもらうことはないから。断られたら持って帰っておいで」
「だいじょうぶだよ!おとうさまのおかしおいしいもん!」
「・・・そうね。旦那様のお菓子は凄く美味しいからセレナ様も喜ばれるはずね」
母親らしい母性的な笑みを浮かべるサーシャと元気なローリエ・・・家の嫁と娘はやはり可愛いすぎる!という愛妻家と親バカな感想を抱きつつ俺は二人に優しく微笑んでいるのだった。
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