悪役令嬢の父親に転生したので、妻と娘を溺愛します

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104 新たな命

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「奥様はご懐妊なさっておられますね」

俺の意識では二度目のその言葉に俺はガッツポーズを取りそうになりつつ頷いて言った。

「ありがとうございます。何か気をつけることはありますか?」
「フォール公爵でしたら、問題ないと思いますよ。今まで見てきてここまでお子様と奥様に積極的な方はいらっしゃいませんでしたから」

そこから、前と同じような説明を受けてから医者を返してから、俺はサーシャを優しく抱き締めてから言った。

「ありがとうサーシャ。また大変かもしれないけど、一緒に頑張ろう」
「旦那様・・・私は大丈夫です。それにこうして子供がいると安心できるんです」
「安心?」
「はい、だって旦那様が私を愛してくれたことの結果が常に側にあるのです。これほど安心できることはありません」

大変な出産にこうして前向きになれるサーシャはやっぱり凄いと思いつつ俺はそれに微笑んで言った。

「しかし、これから一年は夜はサーシャに添い寝くらいしか出来ないのはもどかしいな」
「添い寝だけでも嬉しいですよ」
「私もそうだよ。ただ、私の中の男の狼が少しだけざわめくから大変なんだ。可愛いサーシャを目の前にしてさらに可愛いがれないことはね」

その言葉に少しだけ顔を赤くするサーシャ。これをテイクアウトできないのはおしい!今日から夜戦が出来ないということはこれからサーシャが落ち着くまではその手の行為が出来ないということ。まあ、愛でるだけでもいいんだけど、少しだけ大変なんだね。でもサーシャの大変さに比べれば微々たるもの。それに俺には親としての務めもあるので仕方ない。

「やはり、サーシャの前だと我慢ができない。これだと毎年子供を作って大家族になりそうだね」
「そ、それはそれで素敵ですけど・・・」
「まあ、そうだね。とりあえず今日からサーシャはしっかりと休むこと。いいね?」
「はい。わかっています。あの・・・旦那様」

しばらくもじもじとしてからサーシャはポツリと言った。

「信じてます。旦那様がう、浮気をしないと」
「当たり前だけど、誰からそんなことを吹き込まれたのかな?」
「お、お義母様から。男は女の妊娠中に愛人を作りやすいと」

余計なことを言ってくれた母上には後々色々文句を言うとして俺は微笑んで言った。

「大丈夫だよ。私はサーシャ以外の女を虫けら以下にしか見れないから」
「そ、そうですか・・・」

ほっとしたように一息つくサーシャ。そもそも誰かもわからない女を抱くなんて吐き気がする。何より妻が妊娠で大変な時に下らない女に時間をさく人間の気持ちが全くわからない。だから俺は絶対に大丈夫。そんな風にして俺とサーシャの新しい家族の存在をおおいに喜ぶのだった。

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