俺が好きなのは百合であって、ハーレムではない!

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3 一人目の登場・・・何のことだ?

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「お?同じクラスか?」

「みたいだね」

人混みで凄い掲示板をゲームのやり過ぎなのに何故か視力2.0という数値の俺が確認したところ親友と同じクラスのようだ。

ていうか・・・

「見た感じ・・・同じクラスで男子は俺とお前・・・あとはもう一人くらいか?」

「うーん。名前だけだから判断するには少しあれだけど・・・そうみたいだね」

流石は元女子校・・・5クラスあって、一クラスに男子が2、3人とか・・・男子の合計が15人いればましな方か?

「とりあえず教室に向かうか」

「うん・・・って、玲二。前!」

「は・・・おっと」

拓海に注意されて前を見ればその瞬間に、目の前に立っていた女子にぶつかってしまい、倒れそうな女子を慌てて支えた。

「悪かったな、前見てなくて」

「い、いえ・・・」

心底悪いと思いそう言うと目の前にいた女子は少し顔を赤くしていた。何故だ?

「玲二・・・とりあえず腰に当てた手を離してあげなよ?」

「あ、そういうことか・・・悪いな勝手に体に触れて」

「だ、大丈夫です・・・あ、あの・・・助けてくれてありがとうございます」

ペコリとお辞儀をする女子。律儀というか・・・なんというか・・・

「いや、こっちこそ悪かった」

「い、いえ、そんな・・・」

「可愛い女の子に対してぶつかるなんて男として最低・・・って、どうかしたの?」

見れば目の前にいた女子はさらに顔を赤くしていた。

「か、可愛いって・・・私がですか?」

「そりゃ、もちろん」

目の前にいた女子は、黒髪の大人しい印象に見えるが・・・百合好きな俺から見ても美少女の部類に入ると思う。

「っと、そろそろ行かないとな・・・悪かったな。同じ学園だし、縁があったらまた会おうな」

「あ、あの!」

「何?」

「名前を・・・教えて貰えませんか?」

「名前?ああ、久遠玲二だよ。よろしく」

「久遠さん・・・私は月島優香つきしまゆうかと申します」

律儀にもそうお辞儀つきで挨拶をする美少女・・・月島さんに俺も「よろしく」と言ってからその場を去る。

「玲二・・・あれを素でやってるなら本当に凄いよね」

「何だよ?どれのことだ?」

側で黙って見ていた親友から苦笑気味にそう言われてしまうが・・・なんのことだ?

「さっきの女子・・・あからさまに君を意識していたよ?」

「はは、まさか。俺みたいな凡人と美少女は不釣り合いもいいところだろ」

何より俺の好物は美少女同士の絡みなので、関係ない!

「相変わらず鈍感というか・・・多分後々、君は大変だと思うよ?月島って確か・・・」

「んなことより、早く行こうぜ」

俺は一刻も早く教室に行き、百合な妄想のために女子を観察したいのだ!

「やれやれ・・・」

「なんだよ?」

「いいや・・・行こうか」

相変わらず意味不明な親友共に俺は教室に向かった。












クラスわけの喧騒で賑わう掲示板前・・・そこで月島優香はぽつりと呟いた。

「久遠さん・・・」

先ほどぶつかった人物・・・久遠玲二のことを思い出して自然と顔を赤くしていく。

「見つけた・・・私の運命の・・・」

ふふふ・・・と静かに笑う優香だったが、クラスわけの結果を見てから急いでとある場所へと電話をかける。

数コール後・・・出た人物に優香はこれからのことを思い浮かべてにやける顔で言った。

「お父様。お願いがあります・・・」

これが後々・・・玲二の運命を左右することぬるとは露知らずに、優香の物語は密かに始まっていた。

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