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第二章
これはお兄ちゃん秘蔵の
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「ギンジローがそんな事を……」
朝目覚めて、夜中に現れたギンジローじいちゃんの幽霊? に言われた事をソフィアに伝えた。
最初は、夢か寝ぼけてただけでしょ? と笑っていたソフィアだったが、話を続けるうちに信じてくれたようで、今は涙ぐんでいる。
「ギンジローじいちゃん、ソフィアの事心配してたよ」
「そうね……でも今度からはありがとう! って言うようにするわ♪」
「それで最後に、お前なら大丈夫だからまかせた、それから心配しなくてもお前の教育通りになってるから後はグイグイ行け! って言ってたんだけど……」
するとソフィアは急に顔が真っ赤になり
「な、何を言ってるのよギンジロー!? もう……独り言のつもりだったけど……聞こえてたなら……もしかして、あんな事やこんな事まで言ったの……」
「何だよ? 1人でブツブツ言って……結局どういう事だったんだ? さっぱり分からなくて」
「何でもないわよ! そ、そう! 昔の話よ! 昔の!」
「ふーん、まあいいや、とりあえず今日はどうするんだ?」
「そうね~、ご近所さんにも挨拶しに言ったら後はやることないし、マリーの実家へは明日出発するから……」
「ソフィアさん、それならハルをちょっと借りてもいいですか?」
「あっ! サクラばあちゃんおはよう!」
「サクラちゃんおはよう♪ 別にいいけど何かあった? 私も手伝う?」
「いえ、何かするんじゃなくて、ちょっとギンちゃんが使ってた物をハルにね?」
ギンジローじいちゃんが使ってた物?
とりあえず後で話すからと言われ、朝食を済ませご近所に挨拶しに行って来た。
そして戻ってきた俺達はサクラばあちゃんに連れられて物置となっている部屋にいる。
「懐かしいわね…… 私はここでギンジローと出会ったのよね」
「そうみたいですね、元々ソフィアさんを奉る部屋だったみたいですが、ソフィアさんがいなくなってから物置になってしまいましたけど」
「それでサクラばあちゃん、用って何? ここの片付け?」
「違いますよ♪ えっと、確かにここに……ありました」
サクラばあちゃんが出してきたのは、1本の短剣と、両腕に着ける小手だった。
「これは?」
「これはギンちゃん……ハルのおじいちゃんが使っていた物ですよ」
短剣も小手もすべてが銀色で、ソフィアの髪の色に似て、白くキラキラと光っていた。
「これはギンちゃんが使っていたものです、
よかったらハルが使って下さい、多分今はハルにしか使えない物なので」
「でも俺は戦う事自体が苦手だから、宝の持ち腐れになっちゃうよ?」
「それは戦う事が目的の装備じゃないとギンちゃんが言っていました、それは護る為の装備だと……そして、聖剣の加護がないと使えないと」
「じゃあ父さんとかは?」
「昔、ユートにも使わせてみましたが、全然反応しませんでした、とりあえずハルが持ってみて下さい」
「分かったよ」
そして俺は短剣を手に取ってみる、すると……
「うぁっ! 凄い……」
俺が短剣を持った瞬間に、短剣が強く光輝いた。
「やっぱり……ソフィアさんの封印を解けたハルなら使えると思いました」
「サクラちゃん……これは?」
「これは勇者一族に代々伝わっている物の1つですよ、聖剣と同じ素材で出来ているらしいですが、それまで誰が持ってもこんな風に輝く事はなかったんですけど、ギンちゃんが持った時だけは光輝いていたみたいです」
「でも聖剣の加護って?」
「よく分かりませんがギンちゃんが言うには、封印を解くと同時に、ソフィアさんの力も少し自分に流れて来たのではないかと……」
「私の力……?」
「それでもギンちゃんの場合、こんなに強く光輝いてなかったです、やっぱりこれはハルの為の物ですね」
「サクラばあちゃん、使い方は?」
「それもよく分かりません……ただギンちゃんはいつも着けて出かけてました、だからハルもよかったら着けて下さいね」
「でもこんな光ってたら……あれ?」
しばらくすると短剣の光は収まり、元の様子に戻った。
「それじゃあこれはハルにあげますね♪」
「ありがとうサクラばあちゃん!」
ギンジローじいちゃんに使い方聞きたかったな……
「ハル! 私からもプレゼントよ!」
「ルナおばさん!? いきなりどうしたの?」
「私からもプレゼントあるからちょっと付いてきて♪」
ルナおばさんに連れられてきたのは、昔父さんが使っていた部屋だった。
「ちょっと待ってね~、確かにここを……それで……よし、あった! ハルへのプレゼントはこれよ!」
そして、ルナおばさんが出してきたのは……
「教えて♥️サキュバスさん!? イケナイ! サキュバス先生!?」
「そうよ! これはお兄ちゃん秘蔵のムフフ本よ!」
「ルナ! あ、あなたなんて物出してるのよ!」
「……父さん」
「ハルにというか、お兄ちゃんに渡しといて♪ それで、旦那をもう少し帰って来れるよう調整して! って私が言ってた事、伝えといてね!」
ルナおばさんの旦那さんは、父さんの部下として働いてる、そして忍者部隊の隊長をしてるので、あちこちに出張する事が多い。
子供も産まれるし、ルナおばさんも傍にいてほしいんだな……それにしても……
父さん……何が「クールで凛とした母さんに一目惚れした」だよ……最初からドストライクだったんだろ?
サキュバスの血も混ざっている母さんは、父さんの秘蔵本でも分かるようにサキュバスっぽい雰囲気もある。
これを母さんに知られたら……
特に何もないか? 逆に喜びそうだ。
それよりも息子の俺に知られたとなったら……
「これの他にも、もっと凄いのあるけど……後はお兄ちゃん次第って言っといて♪」
「ルナ……」
「ルナおばさん……」
ルナおばさんの顔を見てると姉ちゃんを思い出すよ……俺が困った顔してるのを見て喜ぶあの顔にソックリだ、父さんも大変だったんだな……
そしてもう一泊して、色々とお土産をもらって、次に目指す母さんの実家へ出発した俺とソフィアだった。
その頃マリーは……
「ハルは僕達の実家に、就職の挨拶に行ったよ!」
「何それ! 私聞いてない!」
「マリーに言うと、絶対付いていくって言うでしょ? だから悪いけど黙ってたんだ……ゴメンよ」
「それじゃあ……ユートは私を騙していたのね!」
「いや、騙したわけじゃ……ハルも大人だし……」
「私からハルちゃんを引き離そうとしてるのね!?」
「そういうわけじゃ…………ひっ!」
「許さない……!」
朝目覚めて、夜中に現れたギンジローじいちゃんの幽霊? に言われた事をソフィアに伝えた。
最初は、夢か寝ぼけてただけでしょ? と笑っていたソフィアだったが、話を続けるうちに信じてくれたようで、今は涙ぐんでいる。
「ギンジローじいちゃん、ソフィアの事心配してたよ」
「そうね……でも今度からはありがとう! って言うようにするわ♪」
「それで最後に、お前なら大丈夫だからまかせた、それから心配しなくてもお前の教育通りになってるから後はグイグイ行け! って言ってたんだけど……」
するとソフィアは急に顔が真っ赤になり
「な、何を言ってるのよギンジロー!? もう……独り言のつもりだったけど……聞こえてたなら……もしかして、あんな事やこんな事まで言ったの……」
「何だよ? 1人でブツブツ言って……結局どういう事だったんだ? さっぱり分からなくて」
「何でもないわよ! そ、そう! 昔の話よ! 昔の!」
「ふーん、まあいいや、とりあえず今日はどうするんだ?」
「そうね~、ご近所さんにも挨拶しに言ったら後はやることないし、マリーの実家へは明日出発するから……」
「ソフィアさん、それならハルをちょっと借りてもいいですか?」
「あっ! サクラばあちゃんおはよう!」
「サクラちゃんおはよう♪ 別にいいけど何かあった? 私も手伝う?」
「いえ、何かするんじゃなくて、ちょっとギンちゃんが使ってた物をハルにね?」
ギンジローじいちゃんが使ってた物?
とりあえず後で話すからと言われ、朝食を済ませご近所に挨拶しに行って来た。
そして戻ってきた俺達はサクラばあちゃんに連れられて物置となっている部屋にいる。
「懐かしいわね…… 私はここでギンジローと出会ったのよね」
「そうみたいですね、元々ソフィアさんを奉る部屋だったみたいですが、ソフィアさんがいなくなってから物置になってしまいましたけど」
「それでサクラばあちゃん、用って何? ここの片付け?」
「違いますよ♪ えっと、確かにここに……ありました」
サクラばあちゃんが出してきたのは、1本の短剣と、両腕に着ける小手だった。
「これは?」
「これはギンちゃん……ハルのおじいちゃんが使っていた物ですよ」
短剣も小手もすべてが銀色で、ソフィアの髪の色に似て、白くキラキラと光っていた。
「これはギンちゃんが使っていたものです、
よかったらハルが使って下さい、多分今はハルにしか使えない物なので」
「でも俺は戦う事自体が苦手だから、宝の持ち腐れになっちゃうよ?」
「それは戦う事が目的の装備じゃないとギンちゃんが言っていました、それは護る為の装備だと……そして、聖剣の加護がないと使えないと」
「じゃあ父さんとかは?」
「昔、ユートにも使わせてみましたが、全然反応しませんでした、とりあえずハルが持ってみて下さい」
「分かったよ」
そして俺は短剣を手に取ってみる、すると……
「うぁっ! 凄い……」
俺が短剣を持った瞬間に、短剣が強く光輝いた。
「やっぱり……ソフィアさんの封印を解けたハルなら使えると思いました」
「サクラちゃん……これは?」
「これは勇者一族に代々伝わっている物の1つですよ、聖剣と同じ素材で出来ているらしいですが、それまで誰が持ってもこんな風に輝く事はなかったんですけど、ギンちゃんが持った時だけは光輝いていたみたいです」
「でも聖剣の加護って?」
「よく分かりませんがギンちゃんが言うには、封印を解くと同時に、ソフィアさんの力も少し自分に流れて来たのではないかと……」
「私の力……?」
「それでもギンちゃんの場合、こんなに強く光輝いてなかったです、やっぱりこれはハルの為の物ですね」
「サクラばあちゃん、使い方は?」
「それもよく分かりません……ただギンちゃんはいつも着けて出かけてました、だからハルもよかったら着けて下さいね」
「でもこんな光ってたら……あれ?」
しばらくすると短剣の光は収まり、元の様子に戻った。
「それじゃあこれはハルにあげますね♪」
「ありがとうサクラばあちゃん!」
ギンジローじいちゃんに使い方聞きたかったな……
「ハル! 私からもプレゼントよ!」
「ルナおばさん!? いきなりどうしたの?」
「私からもプレゼントあるからちょっと付いてきて♪」
ルナおばさんに連れられてきたのは、昔父さんが使っていた部屋だった。
「ちょっと待ってね~、確かにここを……それで……よし、あった! ハルへのプレゼントはこれよ!」
そして、ルナおばさんが出してきたのは……
「教えて♥️サキュバスさん!? イケナイ! サキュバス先生!?」
「そうよ! これはお兄ちゃん秘蔵のムフフ本よ!」
「ルナ! あ、あなたなんて物出してるのよ!」
「……父さん」
「ハルにというか、お兄ちゃんに渡しといて♪ それで、旦那をもう少し帰って来れるよう調整して! って私が言ってた事、伝えといてね!」
ルナおばさんの旦那さんは、父さんの部下として働いてる、そして忍者部隊の隊長をしてるので、あちこちに出張する事が多い。
子供も産まれるし、ルナおばさんも傍にいてほしいんだな……それにしても……
父さん……何が「クールで凛とした母さんに一目惚れした」だよ……最初からドストライクだったんだろ?
サキュバスの血も混ざっている母さんは、父さんの秘蔵本でも分かるようにサキュバスっぽい雰囲気もある。
これを母さんに知られたら……
特に何もないか? 逆に喜びそうだ。
それよりも息子の俺に知られたとなったら……
「これの他にも、もっと凄いのあるけど……後はお兄ちゃん次第って言っといて♪」
「ルナ……」
「ルナおばさん……」
ルナおばさんの顔を見てると姉ちゃんを思い出すよ……俺が困った顔してるのを見て喜ぶあの顔にソックリだ、父さんも大変だったんだな……
そしてもう一泊して、色々とお土産をもらって、次に目指す母さんの実家へ出発した俺とソフィアだった。
その頃マリーは……
「ハルは僕達の実家に、就職の挨拶に行ったよ!」
「何それ! 私聞いてない!」
「マリーに言うと、絶対付いていくって言うでしょ? だから悪いけど黙ってたんだ……ゴメンよ」
「それじゃあ……ユートは私を騙していたのね!」
「いや、騙したわけじゃ……ハルも大人だし……」
「私からハルちゃんを引き離そうとしてるのね!?」
「そういうわけじゃ…………ひっ!」
「許さない……!」
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