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第二章
私に力を貸して!
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「里の危機に現れると言う、あの伝説のおいなり神様だー!!!」
「「「「「ありがたやー!!!」」」」」
……………えっ!? ちょっとこの人達何言ってるの? 洗脳されておかしくなっちゃったのかな?
「洗脳が解けてしまいましたか…… もうここまでですね」
「……待ちなさい、エムドゥ!」
「クリス、ノイン、追いますわよ!」
「今度こそ逃がさない!」
エムドゥが逃げて、姉ちゃん達も追いかけてっちゃったよ……それよりも、こっちを何とかしないと!
「おいなり神様が変態共を追い払ってくれたぞ!」
「おいなり神様、ありがとうございます!」
「光るおいなりさん……」
「あの……とりあえず、ズボン穿きたいんで……あっちを向いててもらっても……」
「じーーー」
「見られてると、穿きづらいんで……」
「じーーー」
「ハル! 私が隠しててあげるから、早く穿きなさい!」
「ソフィア! ありがとう!」
ソフィアが俺とみんなの間に入ってガードしてくれた。
良かった……やっとズボンが穿ける……
「ってソフィア!? ガードしてくれるのありがたいけど、ソフィアもあっち向いててよ!」
「えっ!? あ、その、え、ご、ごめん!……昔見たのと全然違う……どうしよ……大丈夫かな?」
「ボソボソ何か言ってないで、早くあっち向いて!」
「ひゃ! は、はいぃ……」
自分でこっち向いといて、何恥ずかしがってるんだよ! 俺が恥ずかしいわ! まあソフィアはおっちょこちょいな所があるから、俺をガードするのに必死だったんだな……
やっとズボンが穿けた俺は妖狐族の男性達から話を聞いた。
「お騒がせしてすいませんでした……元はといえば、私達が男性に頼りすぎなのがいけなかったんですね……」
「自分達も女性とちゃんと話合えば良かったです……」
「俺達の住む街……というか、俺達の周りはほとんど男女平等だよ? うちの父さんなんか、母さんの尻に敷かれてるんだから、それくらいが丁度いいのかもな!」
「なるほど……おいなり神様のお考えはそうなのですね! 我が里でも古い考えを捨てて、おいなり神様の教えを広めて参ります!」
「いやいや、俺はおいなり神とかじゃないから!」
「またまたご謙遜を♪ あの光輝くおいなりさん……あれが何よりの証拠ですよ!」
「だからあれは…… まあ、これからは里のみんなで協力していって下さい」
「ありがとうございます! ぜひそうさせていただきます!」
もう何を言ってもおいなり神様……みんな仲良く暮らしてくれるなら、何でもいいや……
「父様、母様!」
「イナホ、無事だったか!」
「ええ、ここにいる3人が私を助けて下さいました!」
「そうですか、ありがとうございます……あの……」
「何でござるか?」
「もしや……シズネさんの……」
「僕の母上がどうしたでござるか?」
「やっぱり……シズネさんにそっくりだったもので……シズネさんはまだ里の事を恨んでましたか?」
「いいや、母上は里の事は恨んではいないでござる、何も言わず里を飛び出した事はいつかできれば謝りたいとは言ってたでござるが……」
「そうですか……あの……実は会っていただきたい方がいるんですが……」
「何でござるか?」
「ちょっと付いてきてもらってもいいですか?……」
イナホのお母さんに連れてかれたのは、一軒の小屋だった。
「母様、ここは!」
「イナホ……多分コン太さんには教えた方が……とりあえず入って下さい」
「ここは……えっ?……」
「えっ!? あの人……」
小屋に入るとベッドが置いてあり、その上で人が寝ていた。
近づいてみると……見覚えのある顔だった。
「えっ? ウソじゃないでござるよな? ホントなの? 父さん! 父さーん!」
「コン太の父さん?」
ベッドに寝ていたのは10年以上前いなくなって、死んでしまったと思っていた、コン太の父さんだった。
「父さん? 僕だよ! 父さん! ねぇ!」
「コン太さん……実は」
それからイナホのお母さんがコン太の父さんについて話し出した。
10年以上前、里の入り口の所で血だらけで倒れているコン太の父さんを見つけたらしい。
息はしていたが瀕死で、里の人達の治療によって傷は回復したが、意識は戻らなかった。
里のみんなからは余所者だし、もう意識は戻らないだろうからと諦められていたみたいだ。
しかしイナホのお母さんは、コン太の父さんがしていたネックレスを見て、シズネさんの親しい人だと思い、ずっと意識は戻らないが世話をしていたらしい。
「ありがとう……でござる……母上にすぐ知らせたいでござる」
「里のみんなからは見捨てろとか言われたけど、シズネさんの大切な人なんじゃないかと思って……いつか帰ってきたら会わせてあげようと思ってたんですが……」
「母様……そうだったのですか? それならそうと私にも教えてくれれば……」
「それを言ったらイナホの性格からして、里を飛び出してシズネさんを探してたんじゃない?」
「それは……」
「だから騙してた訳じゃないの、ごめんね?」
「とにかく……母上を呼びにいくでござる!」
コン太が急いで街に戻ろうとした、その時
「ちょっと待って!」
「ソフィアさん!?」
「ハル、私に力を貸して!」
「ソフィア!?」
「意識だけなら……私の力で! ギンジローだって来たんだから!」
「それは……でも出来るのか?」
「試してみないとわからないでしょ!? だから……」
「よし! ソフィア、俺の力を使ってくれ!」
「ソフィアさん! 僕の力も!」
「あの……私の力も使って下さい! コン太さんの力になりたい……」
「みんな……じゃあお願い! 力を借りるわね! いくわよ!」
そしてソフィアが祈るようにコン太の父さんに力を注ぐ!
そして……
「「「「「ありがたやー!!!」」」」」
……………えっ!? ちょっとこの人達何言ってるの? 洗脳されておかしくなっちゃったのかな?
「洗脳が解けてしまいましたか…… もうここまでですね」
「……待ちなさい、エムドゥ!」
「クリス、ノイン、追いますわよ!」
「今度こそ逃がさない!」
エムドゥが逃げて、姉ちゃん達も追いかけてっちゃったよ……それよりも、こっちを何とかしないと!
「おいなり神様が変態共を追い払ってくれたぞ!」
「おいなり神様、ありがとうございます!」
「光るおいなりさん……」
「あの……とりあえず、ズボン穿きたいんで……あっちを向いててもらっても……」
「じーーー」
「見られてると、穿きづらいんで……」
「じーーー」
「ハル! 私が隠しててあげるから、早く穿きなさい!」
「ソフィア! ありがとう!」
ソフィアが俺とみんなの間に入ってガードしてくれた。
良かった……やっとズボンが穿ける……
「ってソフィア!? ガードしてくれるのありがたいけど、ソフィアもあっち向いててよ!」
「えっ!? あ、その、え、ご、ごめん!……昔見たのと全然違う……どうしよ……大丈夫かな?」
「ボソボソ何か言ってないで、早くあっち向いて!」
「ひゃ! は、はいぃ……」
自分でこっち向いといて、何恥ずかしがってるんだよ! 俺が恥ずかしいわ! まあソフィアはおっちょこちょいな所があるから、俺をガードするのに必死だったんだな……
やっとズボンが穿けた俺は妖狐族の男性達から話を聞いた。
「お騒がせしてすいませんでした……元はといえば、私達が男性に頼りすぎなのがいけなかったんですね……」
「自分達も女性とちゃんと話合えば良かったです……」
「俺達の住む街……というか、俺達の周りはほとんど男女平等だよ? うちの父さんなんか、母さんの尻に敷かれてるんだから、それくらいが丁度いいのかもな!」
「なるほど……おいなり神様のお考えはそうなのですね! 我が里でも古い考えを捨てて、おいなり神様の教えを広めて参ります!」
「いやいや、俺はおいなり神とかじゃないから!」
「またまたご謙遜を♪ あの光輝くおいなりさん……あれが何よりの証拠ですよ!」
「だからあれは…… まあ、これからは里のみんなで協力していって下さい」
「ありがとうございます! ぜひそうさせていただきます!」
もう何を言ってもおいなり神様……みんな仲良く暮らしてくれるなら、何でもいいや……
「父様、母様!」
「イナホ、無事だったか!」
「ええ、ここにいる3人が私を助けて下さいました!」
「そうですか、ありがとうございます……あの……」
「何でござるか?」
「もしや……シズネさんの……」
「僕の母上がどうしたでござるか?」
「やっぱり……シズネさんにそっくりだったもので……シズネさんはまだ里の事を恨んでましたか?」
「いいや、母上は里の事は恨んではいないでござる、何も言わず里を飛び出した事はいつかできれば謝りたいとは言ってたでござるが……」
「そうですか……あの……実は会っていただきたい方がいるんですが……」
「何でござるか?」
「ちょっと付いてきてもらってもいいですか?……」
イナホのお母さんに連れてかれたのは、一軒の小屋だった。
「母様、ここは!」
「イナホ……多分コン太さんには教えた方が……とりあえず入って下さい」
「ここは……えっ?……」
「えっ!? あの人……」
小屋に入るとベッドが置いてあり、その上で人が寝ていた。
近づいてみると……見覚えのある顔だった。
「えっ? ウソじゃないでござるよな? ホントなの? 父さん! 父さーん!」
「コン太の父さん?」
ベッドに寝ていたのは10年以上前いなくなって、死んでしまったと思っていた、コン太の父さんだった。
「父さん? 僕だよ! 父さん! ねぇ!」
「コン太さん……実は」
それからイナホのお母さんがコン太の父さんについて話し出した。
10年以上前、里の入り口の所で血だらけで倒れているコン太の父さんを見つけたらしい。
息はしていたが瀕死で、里の人達の治療によって傷は回復したが、意識は戻らなかった。
里のみんなからは余所者だし、もう意識は戻らないだろうからと諦められていたみたいだ。
しかしイナホのお母さんは、コン太の父さんがしていたネックレスを見て、シズネさんの親しい人だと思い、ずっと意識は戻らないが世話をしていたらしい。
「ありがとう……でござる……母上にすぐ知らせたいでござる」
「里のみんなからは見捨てろとか言われたけど、シズネさんの大切な人なんじゃないかと思って……いつか帰ってきたら会わせてあげようと思ってたんですが……」
「母様……そうだったのですか? それならそうと私にも教えてくれれば……」
「それを言ったらイナホの性格からして、里を飛び出してシズネさんを探してたんじゃない?」
「それは……」
「だから騙してた訳じゃないの、ごめんね?」
「とにかく……母上を呼びにいくでござる!」
コン太が急いで街に戻ろうとした、その時
「ちょっと待って!」
「ソフィアさん!?」
「ハル、私に力を貸して!」
「ソフィア!?」
「意識だけなら……私の力で! ギンジローだって来たんだから!」
「それは……でも出来るのか?」
「試してみないとわからないでしょ!? だから……」
「よし! ソフィア、俺の力を使ってくれ!」
「ソフィアさん! 僕の力も!」
「あの……私の力も使って下さい! コン太さんの力になりたい……」
「みんな……じゃあお願い! 力を借りるわね! いくわよ!」
そしてソフィアが祈るようにコン太の父さんに力を注ぐ!
そして……
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