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~名もなき旅人の見たもの・四~
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もう一口、二口とお茶を飲んでいるとサカキもドカリとくぼみの周囲にあぐらをかいた。ナツメが慣れた様子でそんな彼にもお茶を差し出している。
そしてずずずっと音を立てて茶を飲み、彼は顔を緩めた。そんな彼を見たナツメが目を細め、自身の湯呑に茶を注いだ。
「しかしあんた、運が良かったな。
夜の森で我らの集落を見つけられたのもそうだが、何より最近……この森の南側で厄介な魔物の目撃情報があってな。我らも警戒していたところだ」
サカキは真剣な顔をして火を見つめている。その眼差しに、槍を向けられていた時の様子を思い出した。
しばしの沈黙の後、彼は吊り上がり気味の眉を下げた。
「だからこそ、最初はああも警戒してしまった。すまなかったな」
「いえ、あなたの対応は正しい。こちらこそ、そのような時に来てしまって申し訳ございません」
互いに頭を下げ合う。
すると、頭上からくすくすとナツメの笑う声がした。
「あなた。あなたが頭を上げないと、二人とも床を見たまま話すことになってしまうわ」
明るい笑い声が響く中、やや気まずい空気を纏いながら自分とサカキは頭を上げた。
ナツメはそんな自分たちを見てますます楽しそうに笑う。
「それで、どちらに向かわれる予定だったのですか?
もしよろしければ、明日の朝、わかる範囲で道を教えて差し上げますが」
まだ笑みが含まれた彼女の言葉は、しかし善意に溢れていた。
具体的な目的はない、と正直に話す。強いて言うならば、こうして旅先で出会った人々と交流すること、と微笑みながら話す。
「南部にはレンコウガとはまた違う雰囲気の方たちがおられると聞いて、実際に会ってみたくなりまして」
サカキは腕を組んだ。
「なるほど……。人との出会いが目的の旅、か。変わったことをするもんだな」
とても意外そうに呟いてから、彼は頷く。
「レンコウガとは違う、か。まあ、あそこは外の風に当たりすぎているからな。我ら南部の、特にこの森で暮らす者は良くも悪くも昔からのやり方を変えん」
サカキは少し体を起こし、胸を張った。誇らしげであり、しかし同時に少し自嘲するようにも聞こえる口調だった。
一方でナツメは、こちらの言葉に興味深そうに耳を傾けていた。口元で柔らかな弧を描き、相槌を打つ。
「まあ、素敵な旅ですね。この森には私たち翠角族の集落がいくつか点在しています。
それから、森のもう少し奥へ行けば……少し気性の違う者たちも暮らしていますよ」
「おい、ナツメ。余計なことを言うな」
明るいナツメの声を、サカキが少しだけ咎めるように遮った。だが本気で怒っているわけでもないのだろう。ナツメは「あら、ごめんなさい」と舌を出し、サカキは肩をすくめた。
「気性の違う、ですか。エルフ……もしくは樹人(きびと)族や、獣人族の方でしょうか」
つい、森といえばという種族の名前を挙げてしまった。
ナツメは両手で口を覆うようにして「まあ」と声を上げた。その隣でサカキはそんな彼女を呆れたように見、しかしどこか楽しそうに息をつく。
「あなたは物知りなのですね。ええ、その通りです。この森の更に奥に、獣人族の方々が暮らす集落があります」
あっさりとした肯定が返ってきた。サカキも止めないところを見ると、この辺りの住民にとっては周知の事実らしい。
「しかしエルフ、というのは……書物で読んだことがありますよ。風と水の精霊から生まれた、美しい種族だとか。
残念ながら、このライガイアでエルフを見たという話は……。少なくとも私は聞いたことがありません。
その、きびと? の方は初めて知りました」
彼女は少し残念そうに首を振る。
「……ナツメの言う、『気性が違う』というのは、獣人族のことだ」
黙っていたサカキが口を開いた。
「我ら鬼人は力を尊び、強者と相対することを誇りとする。だが、彼らは違う。獣人族は……特にこの森に住む兎の獣人たちは、争いを好まない。我らのような強さを誇示する者を前にすると、怯え、逃げてしまう」
「あなた。そんな言い方をしたら、私たちが獣人の方々をいじめているみたいに聞こえてしまいますよ」
やや重々しいサカキを、ナツメが優しくたしなめた。サカキは軽く首を横に振る。
「いじめているわけではない。ただ、文化が、価値観が違うというだけだ。我らにとっての挨拶や友好の証が、彼らにとっては威嚇と受け取られかねん。だから、必要以上に関わらないようにしている……お互いのためにな」
サカキの言葉には、異文化との共存の苦悩が滲んでいた。
一方でナツメは、やはり柔らかく笑っている。
「私たちは、彼らの生き方を尊重しているんです。
だから、お互いに必要以上に干渉しない。それが、この森で長く共存してきた私たちと、獣人の方々の間の、暗黙の約束事のようなものです」
拒絶でも、支配でもない。手を握り合っているわけでもない。
そんな南部なりの共存の仕方が、とても心地よく感じた。
自然と口が笑みを形どる。
「とても素敵な考え方だと思います」
二人は、こちらの「素敵な考え方」という言葉に少し驚き、同時にどこか嬉しそうに目を合わせた。
そんな二人を見つめつつ、少しぬるくなってきた茶をゆっくりと飲み干す。
「……そうか。そう言ってもらえると、我らも少しは誇らしく思えるな」
サカキは照れくさそうに頭を掻きながら、ぶっきらぼうに言う。ナツメはそんな夫の膝を軽く叩きながら、ふわりと笑う。
「では、私も無理に会わないほうがよさそうですね」
彼らが守っているものを、自分が崩すわけにはいかないだろう。
「お優しいですね。ですが、あなたが獣人の方々にお会いになること自体は、問題ないと思いますよ」
「おい、ナツメ」
「あなた。この方は、私たちの話を聞いていて、それでもなお彼らに敬意を払おうとしてくださっている。そんな方が、彼らを脅かすようなことをするとは思えません」
穏やかながらも、芯の通った声でナツメはサカキに言うと、こちらに向き直った。
「ただ……先程、夫が言ったように、彼らは私たち鬼人とは全く違う価値観を持っています。
もしお会いになるなら、決して『力』を見せつけないでください。それは彼らにとっては恐怖の対象にしかなりません……」
彼女の言葉にゆっくりと頷くと、サカキが低い声で口を挟んだ。
「獣人族は余所者、特に鬼人ではない者に対して強い警戒心を持っている。あんたがどれだけ誠意を見せても、彼らがそれを受け入れるとは限らん。……傷つく結果になるかもしれんぞ。
それだけは、覚悟しておけ」
ぶっきらぼうながら、気遣いに溢れた言葉。ちらと彼を見ようとして、ナツメと目があった。
夫の態度に呆れつつも、そんな彼を誇らしく思っているのが伝わってきて、口を開けた。
「……すみません、もう一杯だけ。お茶をいただけますか?」
そうして飲んだ二杯目のお茶は、やはり温かかった。
――『戦士の国ライガイア見聞録』 四日目・了
※本記録は、名もなき旅人と記録補助者による共同生成である
そしてずずずっと音を立てて茶を飲み、彼は顔を緩めた。そんな彼を見たナツメが目を細め、自身の湯呑に茶を注いだ。
「しかしあんた、運が良かったな。
夜の森で我らの集落を見つけられたのもそうだが、何より最近……この森の南側で厄介な魔物の目撃情報があってな。我らも警戒していたところだ」
サカキは真剣な顔をして火を見つめている。その眼差しに、槍を向けられていた時の様子を思い出した。
しばしの沈黙の後、彼は吊り上がり気味の眉を下げた。
「だからこそ、最初はああも警戒してしまった。すまなかったな」
「いえ、あなたの対応は正しい。こちらこそ、そのような時に来てしまって申し訳ございません」
互いに頭を下げ合う。
すると、頭上からくすくすとナツメの笑う声がした。
「あなた。あなたが頭を上げないと、二人とも床を見たまま話すことになってしまうわ」
明るい笑い声が響く中、やや気まずい空気を纏いながら自分とサカキは頭を上げた。
ナツメはそんな自分たちを見てますます楽しそうに笑う。
「それで、どちらに向かわれる予定だったのですか?
もしよろしければ、明日の朝、わかる範囲で道を教えて差し上げますが」
まだ笑みが含まれた彼女の言葉は、しかし善意に溢れていた。
具体的な目的はない、と正直に話す。強いて言うならば、こうして旅先で出会った人々と交流すること、と微笑みながら話す。
「南部にはレンコウガとはまた違う雰囲気の方たちがおられると聞いて、実際に会ってみたくなりまして」
サカキは腕を組んだ。
「なるほど……。人との出会いが目的の旅、か。変わったことをするもんだな」
とても意外そうに呟いてから、彼は頷く。
「レンコウガとは違う、か。まあ、あそこは外の風に当たりすぎているからな。我ら南部の、特にこの森で暮らす者は良くも悪くも昔からのやり方を変えん」
サカキは少し体を起こし、胸を張った。誇らしげであり、しかし同時に少し自嘲するようにも聞こえる口調だった。
一方でナツメは、こちらの言葉に興味深そうに耳を傾けていた。口元で柔らかな弧を描き、相槌を打つ。
「まあ、素敵な旅ですね。この森には私たち翠角族の集落がいくつか点在しています。
それから、森のもう少し奥へ行けば……少し気性の違う者たちも暮らしていますよ」
「おい、ナツメ。余計なことを言うな」
明るいナツメの声を、サカキが少しだけ咎めるように遮った。だが本気で怒っているわけでもないのだろう。ナツメは「あら、ごめんなさい」と舌を出し、サカキは肩をすくめた。
「気性の違う、ですか。エルフ……もしくは樹人(きびと)族や、獣人族の方でしょうか」
つい、森といえばという種族の名前を挙げてしまった。
ナツメは両手で口を覆うようにして「まあ」と声を上げた。その隣でサカキはそんな彼女を呆れたように見、しかしどこか楽しそうに息をつく。
「あなたは物知りなのですね。ええ、その通りです。この森の更に奥に、獣人族の方々が暮らす集落があります」
あっさりとした肯定が返ってきた。サカキも止めないところを見ると、この辺りの住民にとっては周知の事実らしい。
「しかしエルフ、というのは……書物で読んだことがありますよ。風と水の精霊から生まれた、美しい種族だとか。
残念ながら、このライガイアでエルフを見たという話は……。少なくとも私は聞いたことがありません。
その、きびと? の方は初めて知りました」
彼女は少し残念そうに首を振る。
「……ナツメの言う、『気性が違う』というのは、獣人族のことだ」
黙っていたサカキが口を開いた。
「我ら鬼人は力を尊び、強者と相対することを誇りとする。だが、彼らは違う。獣人族は……特にこの森に住む兎の獣人たちは、争いを好まない。我らのような強さを誇示する者を前にすると、怯え、逃げてしまう」
「あなた。そんな言い方をしたら、私たちが獣人の方々をいじめているみたいに聞こえてしまいますよ」
やや重々しいサカキを、ナツメが優しくたしなめた。サカキは軽く首を横に振る。
「いじめているわけではない。ただ、文化が、価値観が違うというだけだ。我らにとっての挨拶や友好の証が、彼らにとっては威嚇と受け取られかねん。だから、必要以上に関わらないようにしている……お互いのためにな」
サカキの言葉には、異文化との共存の苦悩が滲んでいた。
一方でナツメは、やはり柔らかく笑っている。
「私たちは、彼らの生き方を尊重しているんです。
だから、お互いに必要以上に干渉しない。それが、この森で長く共存してきた私たちと、獣人の方々の間の、暗黙の約束事のようなものです」
拒絶でも、支配でもない。手を握り合っているわけでもない。
そんな南部なりの共存の仕方が、とても心地よく感じた。
自然と口が笑みを形どる。
「とても素敵な考え方だと思います」
二人は、こちらの「素敵な考え方」という言葉に少し驚き、同時にどこか嬉しそうに目を合わせた。
そんな二人を見つめつつ、少しぬるくなってきた茶をゆっくりと飲み干す。
「……そうか。そう言ってもらえると、我らも少しは誇らしく思えるな」
サカキは照れくさそうに頭を掻きながら、ぶっきらぼうに言う。ナツメはそんな夫の膝を軽く叩きながら、ふわりと笑う。
「では、私も無理に会わないほうがよさそうですね」
彼らが守っているものを、自分が崩すわけにはいかないだろう。
「お優しいですね。ですが、あなたが獣人の方々にお会いになること自体は、問題ないと思いますよ」
「おい、ナツメ」
「あなた。この方は、私たちの話を聞いていて、それでもなお彼らに敬意を払おうとしてくださっている。そんな方が、彼らを脅かすようなことをするとは思えません」
穏やかながらも、芯の通った声でナツメはサカキに言うと、こちらに向き直った。
「ただ……先程、夫が言ったように、彼らは私たち鬼人とは全く違う価値観を持っています。
もしお会いになるなら、決して『力』を見せつけないでください。それは彼らにとっては恐怖の対象にしかなりません……」
彼女の言葉にゆっくりと頷くと、サカキが低い声で口を挟んだ。
「獣人族は余所者、特に鬼人ではない者に対して強い警戒心を持っている。あんたがどれだけ誠意を見せても、彼らがそれを受け入れるとは限らん。……傷つく結果になるかもしれんぞ。
それだけは、覚悟しておけ」
ぶっきらぼうながら、気遣いに溢れた言葉。ちらと彼を見ようとして、ナツメと目があった。
夫の態度に呆れつつも、そんな彼を誇らしく思っているのが伝わってきて、口を開けた。
「……すみません、もう一杯だけ。お茶をいただけますか?」
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