機械の心と家族の愛と

夜千流

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「マナ、今日は何を作ってるの?」

「シチューだよ」

フォルモーント・ラボラトリーの食堂の奥の調理場で、ガルシア博士の娘であるアシストロイドのマナは、毎日のように料理を作っている
想い人のアーサーの為に、マナはアーサーの好物を作って彼に振る舞うつもりだ
小さな身体で椅子の上に立って、シチューの火の通り具合を真剣な眼差しで見つめるマナ
何度も失敗しながら、少しずつ料理の腕を上げていくマナを見守るガルシア博士は、マナの成長を喜んだ




今日は、晶とマナのメンテナンスの日
ガルシア博士は、マナプレート(アシストロイドのバッテリー)を抜いた晶を細部まで点検する
晶の腹部には子宮のような機関があり、ガルシア博士との性交の度に、精液が溜められていく
メンテナンスの際に、それを洗浄するのだ
博士は晶の膣にチューブを挿入する
チューブは『ナカ』の精液を吸引し、水で洗浄、温風で『ナカ』を乾燥させた
博士は吸引された精液が溜められた容器の中を見て、その量の多さに我が事ながら軽く引いた

「…博士、終わりました?」

「うん。何も異常は無かったよ」

マナプレートを戻され、再起動した晶は寝台から降りて、衣服を身に着けた

「さて、次はマナのメンテナンスだね」

「私がマナを呼んで来ますね」

「まだ調理場にいるみたいだ」

監視カメラに映っているマナは、新しい料理に挑戦しているようだ

「ふふっ…マナは頑張り屋さんですね」

「きみに似たんだろうね」

「賢い所は博士に似たんでしょうね」

「ああ、俺達の自慢の娘さ」




その日、ガルシア博士は晶とマナを連れて自宅に帰省した
ハイクラスの大富豪達が集う高級住宅街にある一軒家だ

「3週間ぶりの我が家か…」

「ずっと働き詰めでしたもんね」

「パパ、がんばったね」

「はは…ありがとう、マナ」

博士は帰宅早々、ソファーへ寝転んだ

「はあ…しんど…」

「人間は疲労するから大変ですね…」

「ああ…アシストロイドが羨ましいよ…」

「パパ、マナがまっさーじしてあげる」

「えっ…あ、ありがとう、マナ」

ソファーにうつ伏せるガルシア博士の上に乗ったマナ

「…手加減してね、マナ」

「まえみたいなしっぱいはしないよ。ちゃんとれんしゅうしたもん」

「うん。じゃあ、お願いね」

「いくよー」

マナは兄機のスノウ直伝・指圧術を試みる

「…おっ、マナ上手だね」

「えへへ…スノウと、とっくんしたんだー」

「マナは偉いね」

「うん。マナはパパとおなじでゆうしゅうなのだ」

「あはは、違いない」

父と娘の交流を見守っていた晶は、疲れた夫(予定)の為にお風呂を沸かす準備を始めた




子供部屋のベッドでスリープ状態になったマナの頭を撫でた晶は、マナを起こさないようにそっと部屋を出る

「おかえり、晶」

「博士、風邪引いちゃいますよ」

「晶が乾かしてくれるんでしょ?」

「ふふっ…甘えん坊さん」

風呂上がりの博士は、寝室で晶が来るのを待っていた
鏡台の前に座った博士の髪を、晶はドライヤーで乾かす

「ねえ、晶。『仲良しの遊び』しようか」

「もう…博士のえっち…」

ガルシア博士の癖のある髪をブラシで整える晶に、博士は『夜のお誘い』をする
『仲良しの遊び』とは、以前2人の行為をマナに見られてしまい、マナの誤解を解く為に晶が『セックス』を『仲良しの遊び』と言って誤魔化したのが由来だ

「晶、脚上げて…」

「…奥、当たってる…っ」

寝室の扉に縋り付く晶を背後から犯す博士は、晶の片脚を持ち上げると、自慢の巨根で晶の『弱点』を穿った

「あっ、イクっ…!」

晶が達する寸前に、博士は突然動きを止めた

「えっ…博士…?」

おあずけを食らった晶は、物欲しげな視線を博士に向ける
すると、博士はいきなり晶のもう片方の脚も抱え上げた

「ふぁっ…!?」

驚く晶を見てくすっ…と笑った博士は、抱えた晶を鏡台の前に連れて行く

「わっ…///」

鏡には、両脚を開かされた状態で結合部が丸見えの晶が映っている
羞恥に紅くなる晶は、ふと疑問を口にする

「博士、力持ちですね…?」

かなりの重量があるアシストロイドを、何故か博士は軽々と抱え上げている

「今の俺は普段の5倍の力があるからね」

博士はどうやら、筋力増強剤を飲んだ事で一時的に強くなっているらしい
そしてその筋力増強剤には、精力を高める効果もあるそうだ
晶は、普段の優男な博士も好きだが、いつもと違う逞しい博士のギャップにメロメロになった

「博士ぇ…かっこいいよぉ…♡」

「はは、ありがとう。晶もエッチで可愛いよ♡」

こうして、久しぶりの帰省は2人の愛を深める上で有意義な時間となった
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